水素
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水素(すいそ)とは、原子番号1の元素。全ての物質で最も密度が小さく、常温で気体。宇宙で一番豊富な元素である。空気中には500ppb含まれる。元素の中で最も軽い。水素原子が二つ結びついて水素分子となる。化学記号はH。
概要[編集]
水素原子は3種類あり、通常の水素原子、重さがやや重い重水素、さらに重い三重水素がある。酸素と結びついて燃焼し、水となる。太陽の大気の大部分を占める。
原子記号 | H |
原子番号 | 1 |
原子量 | 1 |
融点 | |
沸点 | |
水溶液 | |
色 |
水素エネルギー[編集]
水素は水や化石燃料など、多様な資源から生成が可能なため、酸素と化学反応させたり、他の燃料と混ぜて燃焼させたりして発電する。利用時に二酸化炭素が発生しないのが長所で、日本をはじめ多くの国で貴重なエネルギー源となる可能性が指摘されている。
性質[編集]
気体そのものが燃える可燃性をもつ。
用途[編集]
- ロケットや水素自動車、水素火力発電の燃料に使われる。
- また、燃料電池にも使われる。
- 脱炭素社会におけるエネルギー貯蔵方法としても研究されている。
- 水素ガス吸入器で水素を吸入する人も居る。
- 発電所で使用する発電機の冷却用。
- かつては気球や飛行船に使われたが、飛行機の登場と発達、また水素には引火の危険性があるのでヘリウムに置き換えられた。
- 石炭や石油といった化石燃料の置き換えとして注目を集めている。
同位体[編集]
一番多い同位体は原子核が陽子1個のみからなる軽水素(1H)で、次に多いのは原子核が陽子と中性子各1個からなる重水素(2H)、その次は原子核が陽子1個と中性子2個からなる三重水素(3H)である。自然界にはこの3種類の同位体がある。人工的には七重水素まで合成できる。
いろんな水素[編集]
分子式 | - | 名称 | |
H | - | 水素、水素原子 | |
1H | - | 水素1、軽水素 | |
2H D | - | 水素2、重水素、デューテリウム | |
3H T | - | 水素3、三重水素、トリチウム | |
4H | - | 水素4、四重水素 | |
5H | - | 水素5、五重水素 | |
6H | - | 水素6、六重水素 | |
7H | - | 水素7、七重水素 | |
H2 | - | 水素、水素分子 |
関連物[編集]
- 液体水素(えきたいすいそ)- 常温常圧では気体の水素が、低温や高圧の環境で液体になっている状態。木星の大気の下には液体水素があるという説もある。
- 過酸化水素(かさんかすいそ)- H2O2
- 酸化水素(さんかすいそ)- H2O「普通の水」
- 水素水(すいそすい)- H2 を含んだ H2O
- 炭化水素(たんかすいそ)- 炭素と水素の化合物。メタン(CH4)とか[1]。
- 炭水化物(たんすいかぶつ)- ごはん。消化されたらブドウ糖(C6H12O6)になって脳とかで消費される、炭素と水素と酸素の化合物。脳の好物は葡萄(🍇)かもしれない。[Joke
]
- 反水素(はんすいそ)- 水素の反物質。軽水素の反物質なら、反陽子1個と陽電子1個。H
脚注[編集]
関連項目[編集]
物理学[編集]
化学[編集]
利用[編集]
文学[編集]
- 水素製造法(小説)
構想[編集]
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