炭素
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炭素(たんそ、英:carbon)とは、非金属の元素の一つであり、元素番号は6で、第2周期元素かつ第14族元素の典型元素である。
概要[編集]
炭素は生物化学において「生物の活動にもっとも重要な元素」である。「CHON|(炭素・水素・酸素・窒素)と云われ、炭素なしには地球球型生物は誕生しえなかった。
「生物にしか生産できない」という化合物を有機物といい、そうでない化合物を無機物と、分類された時期もかつてあった[1]が、有機化合物においては「炭素骨格」の構造が重要であり、化学の範疇を越えて数学などの分野にも影響を与える意味で、炭素は極めて重要な元素である。
同素体[編集]
黒鉛(鉛筆の芯やカーボン用紙)やダイヤモンド、フラーレン、など、多数の同素体が存在し、各同素体によって性質は大きく異なってくるが、いずれも融点は3500℃前後に達し、全ての元素の中で最も高くなっている。
同位体[編集]
詳細は「jawp:炭素の同位体」を参照
- 炭素11
- ホウ素11になるらしい。
- 炭素13
- 中性子が1つ多い7つ。放射性同位体ではない炭素13は年代測定に使用されず、考古学においては欠かせない存在ではない。
- 炭素14
詳細は「jawp:炭素14」を参照
- 中性子が2つ多い8つ。放射性同位体である炭素14は年代測定に使用され、考古学においては欠かせない存在である[2]。
- 宇宙線によって上空で作られる、とされている。半減期は5730年で、β線を出して窒素14(普通の窒素)になるとされている。
- 太陽の活動が活発だと太陽地場の影響で地球に届く宇宙線の量が減り、生成される炭素14の量が減るらしい。
- 太陽の活動が低い時は太陽地場が弱くなり地球に届く宇宙線の量が増え、生成される炭素14の量が増えるらしい。
- 太陽の活動が活発だと太陽地場の影響で地球に届く宇宙線の量が減り、生成される雲の量が減るらしい。
- 太陽の活動が低い時は太陽地場が弱くなり地球に届く宇宙線の量が増え、生成される雲の量が増えるらしい。
- よって炭素14の量と雲の量は相関関係である。[Joke]
年代推定においては活用されているが、石油燃料が一般化した時代には、道端に生えていて排気ガスをたっぷり吸っている雑草を炭素14法で測定すると、おかしな値が出るという話があった。
脚注[編集]
- ↑ とはいえ人類が最初に合成に成功した「有機物」はアンモニアであり、アンモニアは炭素を含んでいない。
- ↑ jawp:放射性炭素年代測定