金 (元素)

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(きん、英:gold)とは、原子番号79の元素、元素記号Au。Auはラテン語で金を意味するaurumに由来する。

概要[編集]

オレンジ寄りの黄色(黄みの橙、黄みがかった橙色=黄橙色)にメタリックな輝きを持つ輝く金属光沢が加わった色。金属光沢は反射で色の鮮やかさが欠ける場合があり、色彩として特定するのは困難な色で、全体的には黄土色琥珀色に近い。「黄金(こがね)」とも呼ばれる。「金」の別表記「黄金」と呼ぶ理由は、「黄金」という、「金」の先頭に「黄色」の「黄」が付く理由は、金色の色系統は黄色系の色だからである。「黄金」の「黄」は、「黄色系の色」の略を意味している。

自然金と砂金がある。軟らかく、安定性が一番高いゆえ、反応性が低く、密度が高く、重い貴金属である。他の金属に比べて、空気中で酸化することが全く無く、いつでも錆びず、変色が起きないため、不朽の金属である。鉱物の仲間で、永遠の輝きを持つ。展延性に優れていて、薄く伸ばしたり広げたりすることができる。平面上に伸ばすと金箔になる。あらゆる金属の中で色があるものである。金は美しく、オレンジ寄りの黄色(黄みがかった橙色=黄橙色)が美しく光り輝き続けている。導電性が高く変質・劣化しないので最も貴重な電気接点になり、電気をよく通す。

古くから金属の中で最上とされ、金属の王であり、富や高価、金賞など豊かさを表す色で、派手さや美しさと誘惑の魔力を併せ持つのが特徴。金属の王様のような存在で、高い価値がある。金の産地は金鉱山であり、金は産出が少なく、全体的にはわずかしか採れないので、高価で貴重な金属で、宝物である。大判・小判の金貨によく使われる。宝飾品として用いられる。

金純度は、カラット数(K)で表し、純粋な金は24Kである。

色については、「金色」、その他の用法については「」を参照。

関連元素[編集]

関連項目[編集]

元素周期表(各セル下段は原子番号
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
1 H
1
He
2
2 Li
3
Be
4
B
5
C
6
N
7
O
8
F
9
Ne
10
3 Na
11
Mg
12
Al
13
Si
14
P
15
S
16
Cl
17
Ar
18
4 K
19
Ca
20
Sc
21
Ti
22
V
23
Cr
24
Mn
25
Fe
26
Co
27
Ni
28
Cu
29
Zn
30
Ga
31
Ge
32
As
33
Se
34
Br
35
Kr
36
5 Rb
37
Sr
38
Y
39
Zr
40
Nb
41
Mo
42
Tc
43
Ru
44
Rh
45
Pd
46
Ag
47
Cd
48
In
49
Sn
50
Sb
51
Te
52
I
53
Xe
54
6 Cs
55
Ba
56
* Hf
72
Ta
73
W
74
Re
75
Os
76
Ir
77
Pt
78
Au
79
Hg
80
Tl
81
Pb
82
Bi
83
Po
84
At
85
Rn
86
7 Fr
87
Ra
88
** Rf
104
Db
105
Sg
106
Bh
107
Hs
108
Mt
109
Ds
110
Rg
111
Cn
112
Nh
113
Fl
114
Mc
115
Lv
116
Ts
117
Og
118
* ランタノイド La
57
Ce
58
Pr
59
Nd
60
Pm
61
Sm
62
Eu
63
Gd
64
Tb
65
Dy
66
Ho
67
Er
68
Tm
69
Yb
70
Lu
71
** アクチノイド Ac
89
Th
90
Pa
91
U
92
Np
93
Pu
94
Am
95
Cm
96
Bk
97
Cf
98
Es
99
Fm
100
Md
101
No
102
Lr
103