東京ディズニーリゾート
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東京ディズニーリゾート(Tokyo Disney Resort)は、千葉県浦安市の舞浜地区にあるテーマパークリゾートである。
概要[編集]
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを中心に、複数の宿泊施設やショッピング施設などで構成される[1]。
株式会社オリエンタルランド(京成グループ)がアメリカのウォルト・ディズニーからのライセンスを受け、運営している。
構成[編集]
ディズニーパーク[編集]
ディズニーホテル[編集]
アーリーエントリー[編集]
特別な開催期間中の平日に限り、アーリーエントリー対象宿泊施設の宿泊客が開園時間(日によって異なる)の1時間前から入園できるスペシャルプログラムで、一部のアトラクション・ショップ・レストランが利用できる。ファストパスや、プライオリティ・シーティングの受付は通常営業が開始してからとなる。
- 対象者
- ディズニーホテル・東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルの宿泊者。ただし、ホテル到着日には利用できない。
- 利用可能アトラクション
- 利用可能ショップ
-
- グランドエンポーリアム
- プーさんコーナー
- プラザイベントブース(ディズニー・ドリームキー)(2月2日~2月18日のみ)
- プラザイベントブース(ネームタグ・ストラップ)(2月2日~2月18日のみ)
- モンスターズ・インク・カンパニーストア(6月30日~7月17日のみ)
バス[編集]
東京ディズニーランドおよびディズニーシー入口付近に、バスターミナルがある。以下の路線が乗り入れ、東京ベイシティ交通、京成バスを中心とした事業者により運行されている。
一般路線[編集]
- 系統4富岡線:浦安駅入口行(東京ベイシティ交通)
- 系統8富岡S線:東京ディズニーシー経由浦安駅入口行(東京ベイシティ交通)
- 環07系統:葛西臨海公園駅・葛西駅・一之江駅・小岩駅行(京成バス)
- 環08系統:葛西臨海公園駅・葛西駅・一之江駅・亀有駅行(京成バス)
高速路線バス(昼行)[編集]
- 成田空港 (東京空港交通・リムジン・パッセンジャーサービス・東京ベイシティ交通・千葉交通)
- 羽田空港 (京成バス・京浜急行バス・東京空港交通・東京ベイシティ交通)
- 東京駅八重洲口・秋葉原駅中央口(京成バス・東京ベイシティ交通)
- バスタ新宿(代々木)(京成バス・ジェイアールバス関東)
- 錦糸町駅・東京スカイツリータウン (京成バス・東武バスセントラル)
- 調布駅(京成トランジットバス・京王バス東)
- 横浜駅東口 (京成バス・京浜急行バス)
- 川崎駅東口・蒲田駅東口 (京成バス・京浜急行バス)
- たまプラーザ駅北口 (京成バス・東急バス)
- 大宮駅西口・川越駅西口・本川越駅 (東京ベイシティ交通・東武バスウエスト)
- 池袋駅・武蔵浦和駅(京成バス・京成バストランジット・国際興業バス)
- 北茨城IC・いわき駅 (東京ベイシティ交通・新常磐交通)
- 日立市役所前 (東京ベイシティ交通・茨城交通)
- つくばセンター・土浦駅東口 (関東鉄道)
- 鹿島神宮駅(関東鉄道)
高速路線バス(夜行)[編集]
- 茅野・松本バスターミナル・長野駅(成田空港交通・アルピコ交通)
- 名古屋駅新幹線口【ファンタジアなごや号】 (京成バス・ジェイアール東海バス)
- 大津駅・京都駅八条口 (千葉中央バス)
- 阪急三番街高速バスターミナル・神戸三宮 (京成バス・阪急バス)
- 天理駅・奈良駅・王寺駅・五位堂駅(京成バス・奈良交通)
- 南海和歌山市駅・JR和歌山駅(成田空港交通・和歌山バス)
- 京都駅烏丸口・奈良駅・王寺駅【プレミアムドリーム号】(ジェイアールバス関東・西日本ジェイアールバス)
- 大阪駅・三宮バスターミナル【プレミアムドリーム号】(ジェイアールバス関東・西日本ジェイアールバス)
食品不祥事[編集]
- 2004年10月:「ミニカップケーキ」にカビが付着。ケーキを焼いた後、十分に冷まさないまま包装した結果、袋の中に水分が残ってカビが生えたと見られている。オリエンタルランドは販売した1600個の回収を発表した。
- 2005年1月:「ジャムインクッキー」と「フルーツタルト」にアオカビなど3種類のカビが付着。これらの商品には砂糖よりも水分を多く含む甘味料が使用されていたため、カビが発生しやすい状態になっていたという。オリエンタルランドは2商品合計6900個あまりを自主回収した。
- 2008年11月:カナダの劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の劇場内で販売された46杯の「コカ・コーラ(カロリーフリー)」について、賞味期限が切れた商品だったことが判明。従業員が賞味期限を確認した際、4度確認したが気がつかなかったという。
- 2010年1月:本来2010年2月の賞味期限と表示すべきものを2009年2月と誤表記した商品を販売していたとして、オリエンタルランドが自主回収を発表した。該当商品は、箱に和装のミッキーマウスなどが描かれた白あんミルク風味のまんじゅうだった。
- 2013年5月17日:レストラン「キャプテンフックス・ギャレー」で、冷凍食品などに使われている紅ズワイガニを、高級食材の「ズワイガニ」として販売していたことを発表。さらに2013年5月30日、運営会社オリエンタルランドが100パーセント出資していた3つのホテルが、偽装表示をしていたと発表。ホテルは「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」「ディズニーアンバサダーホテル」「東京ディズニーランドホテル」。ブラックタイガーを「車エビ」、和牛を「国産牛」、国産鶏を「地鶏」などと誤表記していた[2]。
事件・事故[編集]
- 1983年(昭和58年)4月 : トム・ソーヤ島で幼児が岩場から転落し、頭がい骨骨折の重傷。開園後初の重大事故であったという。その後も同種の事故が発生したため、問題の岩場は改修が重ねられた[3]。
- 1984年(昭和59年)3月18日 : 駐車場で3歳の幼児が観光バスに頭部を轢かれて死亡。開園11ヶ月目にして初の死亡事故となった[3][4]。
- 1984年(昭和59年)10月 : アトラクション「スペース・マウンテン」に乗車した女性が意識不明となり、病院への搬送後死亡。死因は急性心不全[3]。
- 1986年(昭和61年)11月、アトラクション「スペース・マウンテン」で部品落下事故があり乗客1人が軽いけがをした。
- 1987年(昭和62年)6月 : アトラクション「スペース・マウンテン」停止後に最前列に座った男性が立ち上がらなかった。担架が運び込まれるも脳溢血でほぼ即死だったことが判明[5]
- 2001年(平成13年)9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件の影響により、アメリカ文化の移入である東京ディズニーリゾートもテロの標的にされる懸念から、警備が強化され入園者の手荷物に対する検査等が開始され現在に至るも継続中。
- 2003年(平成15年)12月5日 : アトラクション「スペース・マウンテン」において走行中、車軸が折れ車両の脱線事故が発生、ゲスト12人が乗っていたがけがはなかった。原因は東京ディズニーリゾート全体で設計書の単位ルールを見直した際、単位見直し前の古い設計書と新ルールに基づいた新しい設計書の2種類(インチとミリ)が存在してしまい、古い設計書の数値を用いて新設計書の単位で発注してしまった為、仕様に合致しないサイズの車軸が納品・使用され、規定外の隙間が生じた為。事故発生後約2か月半の間クローズされた。
- 2007年(平成19年)5月31日 : パーク内の商品店舗などで大阪府高石市の市立中学校3年の男子生徒15人が修学旅行として訪問の際、“集団万引”していたことが判明した。万引した15人は発覚後、修学旅行から隔離され謝罪、引率責任者の教頭がへ出向き謝罪、商品を返却した。なお、東京ディズニーリゾート側は「学校の指導に任せます」として、本件に対しては被害届は出していない。また、翌年以降の修学旅行も予定どおり東京ディズニーランド訪問を含め行っているという。
- 2007年(平成19年)12月9日 : 午後6時10分ごろ、停電によるシステム障害が発生し、「スペースマウンテン」など25のアトラクションが一時停止し、順次復旧するも閉園時間までに4つのアトラクションが再開できない事態となった。ショップやレストラン、エンターテイメントプログラムに影響はなく通常通り実施され、閉園時間の繰上げなどは行われなかった。後日使用できる優待パスポートと後日利用可能な優先入場整理券が希望者に配布された。東京ディズニーリゾート関連の停電によるシステム障害は落雷の影響を除くと2004年10月22日の東京ディズニーシーに続いて2度目となる。なお、事故原因はバックステージにある特別高圧変電所の移転作業中に配電システムの接続不備があったため、配電先の圧縮空気製造機器が停止、アトラクションの空圧が喪失したことにより一斉に複数のアトラクションで非常停止機能が実行されたものであった。
- 2008年(平成20年)1月3日 : 午後2時30分ごろ、アドベンチャーランドにあるアトラクション「スイスファミリー・ツリーハウス」3階から出火。17平方メートルを焼いて消し止められた。周辺にいたゲスト100人が避難し、現場が一時閉鎖された、ゲストやキャストに怪我人は無かった。原因は非公開だがキャストが駆けつけ時、電気系統によるトラブルは確認されなかった。この小火騒ぎは、パーク運営時間中に発生した初めての火災事故である。この事故により当該アトラクションは約2週間クローズされた。
- 2008年(平成20年)1月8日 : 午後2時20分ごろ「ディズニー・ドリームス・オン・パレード"ムービン・オン"」の公演中にフロートの支柱が折れ、装飾物が約3メートルの高さから地面に落下した(落下事故はパーク開園以来初めて)。見物のゲストらにけがはなかった。このフロートは全17台のフロートのうち1台で、鉄製の支柱(直径約14センチ)を固定している金具が破断し、支柱と先に付いた惑星を模した強化プラスチック製の球体9つ(計約300キロ)が落ちた。原因は2007年12月に行われたフロートの定期点検の際、内部構造の非破壊検査を本来検査を行う資格のない専門業者の従業員が行った為に適正に行われず、結果この段階であったであろう金具の金属疲労による亀裂を見逃した為である。この事故に伴い、「ディズニー・ドリームス・オン・パレード"ムービン・オン"」と「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」の全フロート(計46台)の緊急点検のため、11日までの公演を中止し、安全点検が行われた。
- 2009年(平成21年)8月12日 : オリエンタルランドに対して2009年(平成21年)6月18日正午ごろ「(東京ディズニーランドを)閉園しなかったら爆発するぞ」などと電話をかけて脅したとして千葉県警浦安署は12日、威力業務妨害容疑で岐阜県の自称アルバイトの男(35)を逮捕した。通報を受けた浦安署員が園内を調べたが不審物は見つからなかった。調べによるとこの男は名古屋市のバス会社に勤務しており、ディズニーランド行きの長距離バスも運転していたが、6月に無断欠勤するようになり、事件3日前の15日に会社を辞めていた。
- 2011年(平成23年) 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、東京ディズニーリゾートを含む東京湾岸の埋立地の広域で液状化現象が見られ、パーク内の施設点検を行うため終日運営を見合すことになった[6]。駐車場の一部に液状化の影響がでた以外は大きな損傷は認められなかったが周辺の環境を配慮した上、運営再開は2011年3月21日を目途に発表するとのこと[7][8]だったが、結局未定となった。その後、パーク再開が4月15日と公式に発表された[9]。再開後も、節電のため営業時間の短縮や一部アトラクション・イベントの自粛などを行う。
- 2012年(平成24年)5月28日 : 東京ディズニーシーにあるレイジング・スピリッツの乗客1人の安全バーが上がったままライドが進み、乗車中であった男性が危険を感じ降りようとしたものの2m程引きずられ、ライドの線路内に落下。足に軽傷を負う事故が発生した。オリエンタルランドはしばらく当該アトラクションの運行中止を発表した。
余談[編集]
- 学校行事として来園する際には制服着用での来園を控えるよう旅行代理店を通じて呼び掛けている(ただし強制ではない)。
- ハロウィンイベントの特定日にはゲストがディズニーキャラクターの全身仮装を出来る。その際の注意点として、ディズニーとスクウェア・エニックスのコラボレーション作品『キングダム ハーツ』シリーズの仮装が現在のところ認められていない点が挙げられる。仮装は現在のところディズニーアニメーションもしくはアトラクションに登場するキャラクターのみが認められており、『キングダム ハーツ』シリーズはゲーム作品であるため、オリジナルキャラクターの版権がディズニーにあるとはいえ、認められた仮装には含まれていない。また、これに限らず『キングダム ハーツ』シリーズのアトラクション自体も存在しない(仮装ルールは毎年変更があるため、今後も同様である保証は無い点に注意のこと。詳しくはその年のルールを参照)。
- なお、過去の仮装ルールページの注意点イラストに、『キングダム ハーツ』シリーズの主人公であるソラの衣装の一部が(シルエットではあるが)掲載され、明確に禁止されたこともある。
- 以前はピンズの交換会(ピントレーディング)が行われており、交換のための待ち合わせ場所「ピンステーション」もあったが現存しない。ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートをはじめ、アメリカ、香港、パリのディズニーパークではピントレーディングが実施されている。
- 基本的な呼称はTDLやディズニーだが、一部の人たちには、浦安ネズミーランド、千葉ネズミーランドなどと呼ばれている。
- 奈良ドリームランドは「ディズニーランド」の名称を使おうとしたが、ウォルト・ディズニーからの技術者導入を拒否したため、名称使用ができなかったと言われている。
脚注[編集]
- ↑ 『東京ディズニーリゾート』 - コトバンク
- ↑ “ディズニーランド食品偽装はなぜ批判されない?巧妙手法とマスコミタブー、ディズニー信仰”. Business Journal. サイゾー (2013年11月20日). 2016年9月13日確認。
- ↑ a b c 古川更子「東京ディズニーランド事故白書」『文藝春秋』1990年12月号
- ↑ 事故翌日の朝日新聞・毎日新聞朝刊にも報道記事あり。こちらでは幼児の年齢が4歳となっている。またこの件は粟田房穂・高成田享著『ディズニーランドの経済学』においても触れられている
- ↑ 朝日新聞社会部 『それからの時』 朝日新聞社、1992年、13-14頁。ISBN 9784022565389。
- ↑ (PDF)
- ↑ (PDF)
- ↑ (PDF)
- ↑ “「東京ディズニーランド®」の運営再開について(PDF)”. オリエンタルランド (2011年4月12日). 2011年4月15日確認。