埼玉高速鉄道線
埼玉高速鉄道 SR 埼玉高速鉄道線 | |
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2000系(東急目黒線多摩川駅にて) | |
基本情報 | |
通称 | 埼玉スタジアム線 |
国 | 日本 |
所在地 | 東京都北区・埼玉県川口市・さいたま市緑区 |
起点 | 赤羽岩淵駅 |
終点 | 浦和美園駅 |
駅数 | 8駅 |
路線記号 | SR |
開業 | 2001年(平成13年)3月28日 |
所有者 | 埼玉高速鉄道 |
運営者 | 埼玉高速鉄道 |
車両基地 | 浦和美園車両基地 |
使用車両 | 2000系・東京メトロ9000系・東急3000系・東急5080系・東急3020系 |
路線諸元 | |
路線距離 | 14.6 km |
軌間 | 1,067 mm |
電化方式 | 直流1,500 V,架空電車線方式 |
閉塞方式 | 車内信号式 |
保安装置 | CS-ATC |
最高速度 | 80 km/h |
埼玉高速鉄道線(さいたまこうそくてつどうせん)とは、東京都北区の赤羽岩淵駅からさいたま市緑区の浦和美園駅までを結ぶ埼玉高速鉄道が運営する鉄道路線。ダ埼玉高額鉄道線ではない。
概要[編集]
東京メトロ南北線赤羽岩淵駅から北進し、浦和市東部(当時)の美園地区までを結ぶ路線である。ほぼ全列車が南北線と直通し、事実上南北線の郊外区間の様な位置づけで、駅も平均2.1km毎に設置されている。当初は南北線の一部として建設計画が持ち上がっていたが、当路線区間は埼玉県内を主に走行することや沿線で路線バス事業を展開する国際興業バスとの兼ね合いから営団地下鉄ではなく別会社を設立することになった。
沿革[編集]
1972年(昭和47年)の都市交通審議会答申第15号において、東京7号線(現 : 南北線)の延伸部分として計画された。東京7号線はのちに計画された8・9号線(有楽町線・千代田線)に建設順位を譲り後回しにされた。1985年に運輸省から発表された答申によると、「鳩ヶ谷市中央経由で東川口から浦和市東部へ至る路線」と具体的な経由地が示された。1992年に埼玉県・川口市・鳩ケ谷市・浦和市・営団地下鉄・国際興業バス等により第三セクターとなる埼玉高速鉄道が設立された。こうして建設が順調に進み、2001年3月に開業した。
現在、終点の浦和美園駅から、東武野田線岩槻駅を経て、宇都宮線蓮田駅まで路線を延伸する構想がある。
さいたま市は、岩槻駅までの区間については黒字化の見込みがあるとして、2023年度中にも鉄道事業者に事業実施要請をする予定で、着工が決まれば、蓮田駅から岩槻経由で神根(現・川口市石神)まで1938年まで通じていた武州鉄道が形を変えて岩槻以南で復活する格好になる。
運行形態[編集]
基本的には南北線から浦和美園間の全区間運転が基本であるが、朝時間帯には途中の鳩ケ谷止まりの列車も運行されている。鳩ケ谷発着の列車はかつては昼時間帯や夜間にも運行されていたが、夜時間帯は浦和美園までの運行に延長されている。昼時間帯運行便は乗車率の悪さから2度のダイヤ改正を経て赤羽岩淵折返しに短縮されている。
相鉄線への直通は朝夕のみである。
日中時間帯は毎時5本(12分間隔)での運行となっている。うち1本は東急目黒・新横浜線内急行となる日吉経由新横浜行であり、残りの4本で日吉行と白金高輪行きが各2本ずつとなっている。白金高輪行は終点で西高島平からくる日吉行に接続できるように配慮されている。
使用車両[編集]
駅一覧[編集]
- 駅ナンバリングは2016年度より導入された。番号は東京メトロ南北線からの通しとなっている。
- 色は各駅のステーションカラーを示す。
駅番号 | 駅名 | 色 | 駅間キロ | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 | |
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SR 19 | 赤羽岩淵駅 | - | 0.0 | 東京地下鉄:N 南北線 (N-19) (目黒駅経由 MG 東急目黒線日吉駅まで直通運転) |
東京都 北区 | ||
SR 20 | 川口元郷駅 | 2.4 | 2.4 | 埼玉県 | 川口市 | ||
SR 21 | 南鳩ヶ谷駅 | 1.9 | 4.3 | ||||
SR 22 | 鳩ヶ谷駅 | 1.6 | 5.9 | ||||
SR 23 | 新井宿駅 | 1.6 | 7.5 | ||||
SR 24 | 戸塚安行駅 | 2.5 | 10.0 | ||||
SR 25 | 東川口駅 | 2.2 | 12.2 | 東日本旅客鉄道:JM 武蔵野線 (JM 23) | |||
SR 26 | 浦和美園駅 | 2.4 | 14.6 | さいたま市 緑区 |