天王星
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天王星(てんのうせい、英語:Uranus)とは、太陽系の外惑星である。英語名はギリシアの天の神。
概要[編集]
太陽系の内側から七番目を公転している惑星である。太陽との距離は「地球-太陽」間と比べてかなり長く、あまりも離れて日光が殆ど届かないため、表面温度は-200度くらいである。質量は地球の14倍、体積に至っては60倍に及ぶ大型惑星。
ガスでできた木星型惑星である。メタンが赤色の光を吸収し、青く見える。
近代に入って始めて発見された惑星である。海王星や冥王星のように軌道計算されたわけではなく、経緯としてイギリスの天文学者、ウィリアム・ハーシェルが18世紀後半に恒星を観測していると、それらに混ざって位置が動く星があり、偶然見付け出した。なお、発見者のハーシェルは時の国王ジョージ3世に因んで「ゲオルギウム・シドゥス」と名付けた。
海王星とは内部構造や体積がかなり似通っており自転軸と磁極が大きくズレている点も共通しているが、大赤斑や大暗斑などはなく、表面の模様は目立たず地味な印象を受ける。天体衝突により、自転軸がおおきく傾いてしまっていて、それに伴って「環」も縦向きになって取り巻く形になる。自転周期は17時間とガス惑星の中では最も長いが、自転軸が公転軸とほぼ一致しており、地表のほとんどが自転を繰り返しても何年も太陽が上り沈みしない場所となっている。
なお、上記の通り太陽からかなり離れているので公転速度も遅く、太陽を一回りするのに80年以上掛かる。
衛生[編集]
20個以上の衛星が確認されている。最大の衛星はタイターニアだが、直径1578kmと月の半分に満たない。ここでも衛星月の惑星に対するデカさが強調されている。
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