ヘリオポーズ

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ヘリオポーズとは、恒星からの恒星風星間物質によって遮られ、ほとんど届かなくなる場所。恒星圏の端であり、ここから先が星間空間となる。ここを通り抜けた太陽風も、やがて星間物質に跳ね返され、衝撃波を作る。この場所をバウショックという。

太陽系[編集]

太陽系のヘリオポーズは、太陽から75億から900億km離れたところにある。誤差があってよくわからないということではなく、方角によってヘリオポーズまでの距離に差があるということである。最も近いところでこそ冥王星遠日点からやや離れている程度だが、最も遠いところだと冥王星の平均公転半径の15倍にもなる。今までにヘリオポーズを越えた探査機はボイジャー1号ボイジャー2号の2つだけで、いずれも比較的太陽に近いところで通過した。