ケレス (準惑星)
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軌道[編集]
小惑星帯の内側、軌道長半径が2.8AU前後の、比較的小惑星が少ない領域を公転している。離心率は0.076と、準惑星では最も小さい。軌道傾斜角も11°ほどである。公転周期は4年7カ月半ほど。
天体[編集]
わずかながら大気があり、表面は霜で覆われている。ごく一部の研究者によって、ハビタブルゾーンの外縁に位置しているとされている。もっとも、これは地球と同じ成分・濃度の大気を持っていたと仮定したときの話であり、大気がないと仮定したときの表面温度は-110℃になる。実際には大気により最高で-40℃ほどにはなるが、生命は存在できないだろう。直径は950kmで、表面にはクレーターが多くある。
観測[編集]
1801年1月1日に、小惑星帯にある天体として初めて発見された。当時は新しい惑星とされたが、ほかの惑星より小さすぎると分かり、最初の小惑星となった。そのため、栄誉ある小惑星番号1番を持っている。その後、2006年に準惑星とされた。小惑星帯にあるので、他の準惑星より観測はずっと簡単である。衝のときには6.8等になり、小型の双眼鏡でも見られる。探査機ドーンが詳細な探査を行った。