プラネット・ナイン

プラネット・ナイン
(Planet 9)

直径	約26,000km～52,000km
質量	約6×1025kg
公転周期	約1万～2万年
自転周期	不明
大気組成	不明
大気圧	不明
表面温度	-220℃以下
惑星の分類	木星型惑星、天王星型惑星、外惑星

テンプレート

プラネット・ナイン(英:Planet Nine)とは、「太陽系に存在しているかも知れない」と予測されている仮説上の惑星のことである。その名前の通り太陽系第9惑星の候補。尚、同じく仮説上の惑星の一つニビルとは全く関係がない。

概要・特徴など

2016年、幾多もの天体を観測している天文学者マイケル・ブラウンによってその存在が提唱された。セドナなど、太陽系外縁を公転する複数の小惑星の軌道を証明する為に提唱された仮定上の天体。つまり、実際に観測により発見された訳ではなく、特徴はあくまでも仮説(推測)の域を出ないことに留意。

この天体は、他の惑星と同様太陽の周りを周回しているが、その軌道は非常に大きく、なんとプラネット・ナインにおける太陽からの平均距離は地球と太陽間距離の700倍(700au)もある模様。また、激しい楕円形でもあり、近日点と遠日点ではおよそ1000auも違っている。

質量や半径もそれぞれ地球の約10倍、約2～4倍程度とかなり巨大。しかしこちらは木星や土星と比べればかなり小さく、天王星・海王星とあまり遜色ない。

ブラウンに曰く、巨大なガスと氷の惑星とのこと。つまり、天王星や海王星と同様、体積面で見ると木星型惑星だが、組成面では天王星型惑星になる。

因みに

未確認天体ということもあり、人気は低い･･･と思いきや意外とそうでもないらしく、福岡県の高校の吹奏楽部によってこの惑星を題材とした「プラネット・ナイン〜未知への軌跡」というオーケストラが制作された。YouTube 動画リンク

関連項目

• 太陽系
• 太陽系外縁天体
• 惑星
• 仮説上の天体
• テュケー (仮説上の惑星) - 同じく仮説上の惑星で、存在が提唱されたが現在では否定されている
• ニビル - 同じく仮説上の惑星だが、こちらはオカルト的な要素も含んでおり地球滅亡の危機と警鐘しているが全然そんなことはなかった

関連リンク

• Find Planet Nine