エリス (準惑星)

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エリスとは、太陽系外縁天体の一つで、準惑星でもある。2003年に発見され、直径は当時惑星であった冥王星とほぼ同じである。これが、惑星の定義を見直すきっかけとなった。衛星ディスノミアを持つ。

軌道[編集]

近日点が約38AUで冥王星軌道長半径とほぼ同じ、軌道長半径が約68AUで冥王星の遠日点より遠く、遠日点は約97AUである。離心率は約0.44。公転周期は約557年半である。

観測[編集]

発見時にはくじら座の方角にあった。2019年現在でもそれは同じで、なかなか見える位置は変わらない。しかも、明るさはのときでも18.8等星である。単純計算で、口径2.5m以上の巨大望遠鏡でないと地上からは見えないことになる。しかし、近日点を通過する23世紀半ばには、衝のときには現在の冥王星とほぼ同じ14.8等で見えることになる。このころにはおとめ座からうしかい座の方角に、口径40cmクラス以上の望遠鏡で見えるだろう。

恒星 太陽
惑星
地球型惑星
内惑星 水星 - 金星
地球
外惑星 火星
外惑星
木星型惑星 木星 - 土星
天王星型惑星 天王星 - 海王星
準惑星 冥王星 - ケレス - エリス - マケマケ - ハウメア
小天体
小惑星 小惑星帯 - 流星 - パラス - ベスタ - ヒギエアなど
彗星 ハレー彗星 - シューメーカー・レヴィ第9彗星 - ベールホップ彗星 - ホームズ彗星 - パンスターズ彗星 - ラブジョイ彗星 - アイソン彗星など
太陽系外縁天体 エッジワース・カイパーベルト天体セドナ - クワオアー - オルクスなど) - 内オールトの雲 - オールトの雲
衛星 - フォボス - ダイモス - ガリレオ衛星 - タイタン - エンケラドス - ミランダ - アリエル - トリトン - カロンなど
その他 天体衝突 - プラネット・ナイン (推測の惑星) - ヘリオシース - ヘリオポーズ - バウショック