ブルガリア
ブルガリア共和国(ブルガリアきょうわこく)は、東ヨーロッパに存在する国家である。
概要[編集]
面積は110,910km²。首都はソフィア。通貨はレフであり、人口は2016年地点で7,127,822 人。公用語はブルガリア語。民族はブルガリア人90%、トルコ人10%、宗教はブルガリア正教会90%、イスラム教10%。
ギリシャ共和国、トルコ共和国、マケドニア共和国、セルビア共和国、ルーマニアと国境を接している。
歴史[編集]
ブルガールの侵入[編集]
トルコ系遊牧民族のブルガールは中央アジアから西進し、ボルガ川を渡り、ブルガリア平原に到達した。キリスト教に改宗し、ビザンツ帝国に使者を送り、その影響を受けた。スラブ人との混血も進んだ。
周辺諸国からの攻撃[編集]
ビザンツ帝国の攻撃を受けて国土は荒廃し、後に独立を回復したものの今度はオスマン帝国の攻撃を受け、同国に併合される。
独立[編集]
露土戦争によるオスマン帝国の敗北の結果、1878年、オスマン帝国から独立。その後、第一次バルカン戦争で領土を広げたものの、第二次バルカン戦争によって逆に領土を縮小する。
世界大戦[編集]
第一次世界大戦ではドイツ側に立って参戦する。第二次世界大戦では、1941年3月1日、日独伊三国同盟に加入し、枢軸国側に立って参戦する。
社会主義国[編集]
第二次世界大戦後の1946年に王制が廃止されると、ブルガリア共産党による一党独裁制の政治が始まる。社会主義国となり、ブルガリア人民共和国が成立した。ソビエト連邦の陣営となって、トドル・ジフコフ共産党書記長による政権が成立した。
共産党政権崩壊[編集]
1989年にトドル・ジフコフ政権が崩壊。1990年に国名を「ブルガリア共和国」に変更して、民主改革が始まった。
国際関係[編集]
2007年1月1日に欧州連合に加盟している。
文化[編集]
他のバルカン諸国と同様、ヨーロッパの国でありながらオスマン帝国の支配が長期間続いたため、トルコ文化が浸透している。特にヨーグルトの消費が多いなど、食文化の影響が強い。
外部リンク[編集]
欧州連合加盟国 |