過疎ペディア

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過疎ペディア(かそ - )とは、小規模なMediaWikiサイトの通称。個人がレンタルサーバを借りて創設したはいいが利用者が集まらず、次第に創設者のモチベーションが下がる悪循環で過疎化したサイトが多い。中には一部の悪質な管理者が利用者の追放を繰り返した事で過疎化したケースも見られる。一方で、利用者たちのモチベーションが高く、発展途上であるサイトもある。ここでは、便宜上、ユーザー数が少なく一日の更新が50件以下のサイトを過疎ペディアとして扱う。

大手ウィキサイトと過疎ペディア[編集]

日本においてMediaWikiサイトの大手としては「ウィキペディア」が挙げられる(いわゆる「まとめ」用にMediaWikiを使用しているサイトを除く)。もはや過密ペディアである。ウィキペディアのコミュニティは発展途上を終えて成熟しきっており、いわゆる自浄作用によって無能なあるいは超有能な利用者、無価値な及び価値があったとしても、規定を満たさない記事は排他される傾向にある。当然、インターネットに対しまだ未熟であったり、経験の浅い初心者が利用者登録することも多く、己の行動によって周囲からしごかれることを皆経験する。この期間を乗り越え普通に活動できる利用者もいるが、本人の耐性がなかったり、先輩利用者の態度が悪かったり、サイトの方針に疑問を抱く場合はサイトを去ることが多い。また、本人の耐性次第によっては、いわゆる荒らしへと変貌する場合もある。

去った利用者やブロックされた利用者の多くはそのままニコニコ動画YouTube等の動画サイトや5ちゃんねる、最近ではX等のサイトやSNSに行き、MediaWikiの事など忘れるか、ないしは悪質な利用者や管理者への復讐目的で、長期に渡る荒らし(LTA)として執着することがほとんどだが、一部の利用者は自らサイトを創設する道を選ぶ。多くの場合サイトの方針、著作権の問題を解決することを目的とするが、利用者や管理者を集めることができず、どこからきたのかSPAM荒らしが跋扈したのち放置されるか閉鎖される結末を迎える。特に2011年10月以降はMediaWikiに本当の荒らしの"嵐"と呼べるほどのスパム荒らしが横行しているため、MediaWikiの閉鎖率はこれによって年々上昇している傾向がある。

また、初めのうちは創設者の個人サイトといった色合いが濃いことが多いが、コミュニティの拡大に伴い民主化が進むのも特徴と言えよう。そうした場合、大手ウィキから逃げ出して独立したタイプのいわゆる亡命ペディアでは悲しい運命が創設者を待ち受ける。もともと大手ウィキの秩序に溶け込めなかったからと自分の縄張りを作ったはずの創設者が、その縄張りでも民主的秩序が形成されるとやはり溶け込めないか、あるいは自身よりも有能な利用者の陰に隠れることとなってしまう[注 1]

運営[編集]

百科事典形式のサイトを一人で運営するのは困難である。運営を手伝う物好きを集めるには、他ウィキサイトからのコネクション、リンクなどが重要。また、種類が多く、素人では見る気も起きないライセンスの設定、荒らしの発信元を突き止めて投稿ブロックするチェックユーザーなどの知識を持った利用者が数人必要とされるため、その辺りは運に任されることがある。

またサイト自体際立った方針でない場合はニコニコ大百科ピクシブ百科事典等の非MediaWiki型ウィキサイトで済んでしまう情報ばかりになってしまい、存続の価値が問われることになりかねない。他ウィキサイトの問題点を解決するような形で方針を決めることが求められる。さらに少々ゴリ押しでもサイトの宣伝をすることも欠かせない。中には「誰得」と思われるような用途の限られた百科事典サイト乱立を趣味とする輩も存在し、そのようなサイトは突如削除されることがあるため、そこに定着した利用者を路頭に迷わせることが問題にもなっている。

全体の傾向として、百科事典を目指す場合myhtのサーバースペースを借りるかMirahezeを利用、まとめ風にしたい場合は@WikiWikiaなどの通常のMediaWikiとは異なるウィキファームを利用することが主流なようだ。なお、多くのサイトの場合、国産ペディア及び亡命ペディアとしての役割を兼ね備えていることも多い模様。

雰囲気[編集]

令和の世で「MediaWiki」に興味を抱く者は奇特である。

「百科事典」を作りたいのであれば@Wikiなど、お手軽な手段が他にも存在している。また「自分の文章を発表したい」だけであればnoteなどのサービスを使うのでもよい。MediaWikiは独特の「Wiki文法」を覚える必要があったり、仕様が古臭かったり、しち面倒くさいライセンスが設定されていたりして、お世辞にもとっつきやすいシステムであるとは言いがたい。

にもかかわらず、過疎ペディアに興味をもつ人は「百科事典」に興味があるというだけでなく「MediaWiki(というシステムやコミュニティ)」に興味をもっている場合が多い。これは良し悪しである。MediaWiki の仕様に精通しており、適切に発展に貢献できるユーザーが集まったならば、むろん万々歳である。しかし「ウィキ内コミュニティ」「ウィキ内政治」「ウィキ内アイデンティティ」に強い関心をもったユーザーが集まりすぎると、混沌・殺伐・荒涼たる雰囲気へと落ち込んでしまうことがある。「何か書きたいことがあるから参加している」のではなく「そのサイトに所属したいがために参加している」という、手段と目的が転倒したユーザーの情熱は、しばしば空転して空中分解する。こうしたユーザーは「管理活動」や「雑草取り」に興味を示すことも多い。特に書きたいジャンルがない(あるいは、文章力に自信がなく執筆をしたくない)ため、すでにあるものに「手を加える」ことしか出来ないのである。また「管理」というワードが、何やら自分が偉い人物になったかのような錯覚を与え、偽りのアイデンティティを満足させやすい、という事情もあるのだろう。しかし、サイト全体の方向性・性質を十分に考えず「管理のための管理」「アイデンティティのための管理」に走ったユーザーは、いずれ足がもつれて転倒することとなる。

過疎ペディアに「SNS」の役割を期待するユーザーもいる。これ自体は悪いことでは無い。ただ、過疎ペディアは参加人数が少ないため、自分と趣味嗜好・性格が合っている人に出会える可能性は元々少ないことに注意が必要である。また、馬の合わないユーザーがいても、一方的にブロックできない点にも注意が必要である。XなどのSNSでは、少しでも不快なユーザーがいれば一方的に・気軽にブロックすることができ、どんどん「自分だけにとって住み心地のよい環境」を作ることが可能である。今時のSNSでは「ユーザーAからはユーザーCが見えないが、ユーザーBからはユーザーCが見える」という非対称的な世界が当たり前である。

しかし、MediaWikiでは周りのユーザーの同意を得られなければブロックを実行することはできない。というのも、MediaWiki における「ブロック」とは、「自分の視界に入らないように一方的に不可視にする」ものではなく「その人のサイトへの参加権を奪うもの」であり、まったく性質が異なるからである。MediaWikiの「ブロック」は、Xにおける「BAN」「アカウント凍結」に等しい。そう考えれば、一個人の都合で勝手に実行できないことは腑に落ちるだろう。今時のSNSに慣れた若年層のユーザーが、すぐに投稿ブロックを提案しがちなのは沸点が低いからという根本的問題もあるが、MediaWikiの「ブロック」と、Xの「ブロック」の違いを正しく認識できていないからであると思われる。2つの「ブロック」は名称が同じだけで、機能としては別物である。

MediaWikiでは、参加しているユーザーは全員から見える状態で参加しているし、ブロックして追い出されたユーザーはサイト全体から完全に追い出される。ブロックで追い出すことは個人の一存ではできず、参加者同士での話し合いが必要となる。従って、「自分だけにとって住み心地のよい環境」を作ることは不可能であり馬の合わないユーザーとの「共存」が求められる。一種の「社会訓練」として格好の場ではあるが、「居心地のよいぬるま湯のSNS」を期待して参加すると、理想と現実のギャップに苦しむことになるだろう。これは「MediaWiki」という古臭いシステムに伴う必然の結果である。

大手ウィキの過疎化[編集]

近年はウィキペディア以外の大手ウィキも盤石でなく、排他的気風の先鋭化や管理体制のお家騒動などで投稿離れが進み更新件数が過疎ペディア並みに落ちることも珍しくなくなった。しかしそれは競合する過疎ペディア側から見ればシェアを奪うチャンスでもある。大手ウィキからの難民受け入れや削除された記事の移入などを積極的に行い、代替サイトとして存在価値を高めることができるからである。

かつて大手ウィキとされたサイトの現状[編集]

アンサイクロペディア
ユーモア系大手ウィキサイトだが、年月が経つにつれてユーモアを欠く批判的内容で構成された記事が増えていってしまう。それに管理者達の恣意的な削除運用が重なり、叩き記事でも気に入れば放置、気に入らなければユーモアあふれる記事でも削除するという状態がまかり通っていた。
2019年10月には一日平均更新件数が50を下回り当記事で過疎認定を受けるなど利用者離れが進んでいたが、11月の「クソ記事撲滅運動」キャンペーンでこの動きはさらに加速した。当時の管理体制は複数アカウントを所有するユーザーを荒らしと見なして規制するという姿勢を持っており、この為に新規登録者が編集に参加しづらい環境に陥っていた。
2020年5月には不当な扱いを受けたユーザーからの陳情によってCarlb氏(サーバー管理者)による“鉄槌”(管理権限の剥奪、恣意的なブロックの解除など)が日本語版に下された。その後、「ポスト鉄槌体制」として復興が進められ、かつてほどの勢いこそないものの、徐々にその活気を取り戻しつつある。
Chakuwiki
オーナーである一刀氏のブログをWiki化したという経緯から大手ウィキの中では個人サイトとしての色が強く、大雑把なルールの下で管理者による気まぐれなサイト運用が長年行われていた。管理者数は多いがほとんどが休眠状態で、ここ数年は数名の管理者による裁量で運用されており、その数少ない管理者同士の見解の違いが時に紛争に発展することも少なくなかった。
当初は利用者にサイトを任せていた一刀氏だったが2017年以降は紛争解決のためにオーナー権限を持つ立場としてのサイトに関与するようになり、ルールの整備なども行われた。個人サイト体制は人事面では有効に機能し特定管理者の暴走を止める一助となったが、サイトの維持管理面で見ると弱点でもあった。
それは2020年8月のオーナー逝去によって「ドメイン契約切れ」という形で表面化し、サイト存続の危機に陥った。まもなく2020年12月23日に本家Chakuwikiが閲覧不能となり、現在は「Chakuwiki.org(フォーク版)」「Chakuwiki.miraheze.org(スプーン版)」、「Chaku Wiki(Fandom版)」など、後継を主張する類似サイトが乱立し、群雄割拠の時代を迎えている(参照:Chakuwiki/後継サイトの比較)。

エンペディアの現状[編集]

当サイトも2018年頃には過疎ペディアの枠に入っていたが、最近は1日350件を超える更新があり、もはや過疎ペディアではない。ただし、過疎ペディアの具体的基準を決めたのは当のエンペディアンであり、自分たちが決めた基準を越えたというに過ぎない[注 2]。また、あくまで過疎を脱却しただけの話であって、ウィキペディアのような大手になるにはまだまだ発展途上のウィキである。

定着しているユーザー数がやや少ない印象があるが、逆にいえば、少ないメンバーだけでこれほどにサイト規模が成長しているわけであり、モチベーションは非常に高いといえよう。

著作権の問題を解消するため2013年にリニューアルオープンしたが、移行後はユーザーの入れ替わりが激しく、旧エンペディアの管理者の多くはどこかへ旅立ってしまった。移行後は記事数の増加が著しく、「意外な物の名前」などの名物記事も誕生した。近年は鉄道界隈バス界隈の記事も誕生、新たな名物となっており記事数も徐々に増加している。ちなみに、単純な記事数や一日平均更新件数だけ比較すれば、アンサイクロペディアChakuwikiを追い越している[注 3]。年々、加速度的に記事数が増えている一方で、検索エンジンにはまだまだ引っかかりにくい。

Mirahezeなどのウィキファームやホスティングサービスは利用しておらず、スタッフ個人のサーバーで運営されている。検索エンジンに引っ掛かりにくいのはたぶんそのせい。

主な過疎ペディア[編集]

過疎ペディアにおける純粋市民(上記大手ウィキで活動経験がない未経験者)は少なく、既に大手ウィキで運営や記事編集に手慣れた利用者が、過疎ペディアにおいても活動することが多いとみられる。

ただ近年はTwitterをはじめとしたからSNSから過疎ペディアへリンクがされることによって周知されることも決して少なくない。実際に、エンペディア飯塚事件鉄道界隈関連記事がTwitterからリンクされたことによって、急激に知名度が上がった。

アクセス可・活動しているサイト[編集]

百科事典系[編集]

テーマを定めていないもの[編集]

主にウィキペディアとの競合、あるいは棲み分けを目的としたサイト。

ユアペディア
まとめサイト『悪徳商法?マニアックス』管理人のBeyondこと吉本敏洋氏によって設立されたサイトで、ウィキペディア等の他Wikiサイトで追放された利用者が不満の捌け口として真っ先に流入する先でもある。その為に殆どの内容が攻撃的な記事が多く作成される事となりアングラ化し、Google八分を受ける位の荒らしサイトとなってしまった。それでも当初はあらゆる不満をぶつけられるサンドバッグの大手Wikiサイトとしての評価を受けていた。
しかし、2015年に不正利用フィルターが導入されたせいで荒らしではない普通の利用者すらブロックされてしまい、多くの利用者が規制を受ける羽目となってしまった。更に上記のアンサイクロペディア同様に一部の悪質な管理者の暴走により規約に関係なく、記事の削除や利用者の規制が行われるようになり、嘗て存在していた殆どの利用者は居なくなってしまった。このような状況にも関わらず設立者のBeyond氏は途中から丸投げし管理を行わなくなり、ユアペディアから逃亡したせいですっかり過疎ってしまった。
ウィキデュッカ

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Wikirlevip
ウィキペディアのリパライン語版という位置づけで作られた百科事典サイト。そもそもリパライン語が話者数がまだ少ない人工言語であるため、一部の人しか参加していない。
エダペディア
2022年3月15日に開設。鉄道関係の記事が突出して多い。
宇宙wiki
幅広いジャンルの記事を受け入れているWiki。
マイペディア
ウィキペディアやエンペディアよりも記事作成のハードルが低いとされている。
知木ペディア
2023年1月開設。百科事典的なものやまとめブログ的なものからユーモア記事や妄想記事まで幅広いジャンルの記事を受け入れている。
テーマを定めているもの[編集]

特定の主題について掘り下げ、ウィキペディアより詳しい情報や、特筆性や検証可能性の乏しい情報を提供することを目的としたサイト。しかし、過疎度合いによっては記事の質も量もウィキペディアに負けてしまう場合がある。

雑学ペディア
雑学を収集するWiki。ゴールドペディアグループの一つ。
なお、他の所属ウィキは全て閉鎖かアクセス不可となっている。
ウィキアマースMWペディアWikisiteWikiWikicovery
「ウィキサイトのウィキ」を目指して作成されたウィキサイト群。同様の目的のサイトというだけで、それぞれのウェブサイトに関連性はない。
ホワイトサイド日本語版
日本語版ウィキペディアの利用者の動向のまとめを行っている。2023年9月14日に閉鎖された2ちゃんねるウィキペディアスレまとめwiki(後述)の後継Wikiを自称している。
ホッカイドウペディア(新)
北海道関連を扱うウィキ。1108-Kiju氏が運営している。
ポケモンWiki
ポケットモンスターのウィキ。過疎ペディアと定義されるWikiの中では比較的利用者が多く、日によっては更新が一日50件を超える。
エケペディア
AKB48とその姉妹グループ、および坂道シリーズに関する情報を集めたwiki。
TYPE-MOON Wiki
TYPE-MOON作品を扱うwiki。クリエイターズネットワークなる団体が提供するMediaWiki運営サービスの傘下にあり、同団体のサーバーで運用されている。この関係上、同団体運営のアカウントがビューロクラット権限を握り、管理者のみ一般編集者から選出されるという、星の数ほどある過疎ぺディアの中でも極めて珍しい管理体制がとられている。このためビューロクラットは型月についてほとんど無知であり、激しい議論等が巻き起こっても冷静に対処できるというメリットがある(ただし仕事は遅い)。また過疎ペディアで起こりがちな、「ビューロクラットが権力を笠に着て独裁状態を敷く」という事態が発生しにくいという利点もある。
編集回数基準で言えば間違いなく過疎ペディアなのだが、人が多い界隈のためか地味に息が長い(2013年に現在のWikiに移転してきたらしく、2012年以前からあったことは確実)。サブカル系wikiサイトの例に漏れず、それなりの閲覧数はあれど編集者はわずか数名から十数名しかいない。
Tanukipedia
架空地図架空言語架空鉄道など空想世界の事象を主題とする百科事典。活発な利用者もいるが、更新数においては過疎ペディアの枠に入る。
KakuWiki
トイレで思いついた空想ごはんから10年かけて考えた架空世界まで、この世界にあるすべての架空物を集めるサイト。書ける内容はかなり自由である。
架空都市Wikipedia
架空都市を主題とする百科事典。前述のTanukipediaに「地球外の異世界に限る」という制限がある一方で、架空都市Wikipediaにはそのような制限がなく緩いサイトとなっている。
e-Volleypedia
バレーボール関連の情報を集めるサイト。IPでの編集は出来ず、実名で登録しなければならない。2018年現在、更新はほぼない。
ラーメンペディア
百科事典サイトとクチコミサイトを兼ねた、ラーメンについてのグルメサイト。
空想科学Wiki
漫画やアニメなどを科学的観点で独自研究することが目的のウィキサイト。Tanukipediaの改革によりTanukipediaから分離独立する形で誕生したが、Tanukipediaにおいて空想科学系の記事編集を行う利用者が元から少なかったため、編集数は非常に少なくなっている。
人工言語学 Wiki
人工言語・架空言語の情報・理論・知識などをまとめることを目的としたウィキサイト。
人工世界 Wiki
架空世界を創作する上で必要となる知識や理論をまとめることを目的としたウィキサイト。Tanukipediaや人工言語学Wikiの影響を受けて設立された模様。
Wikilexicon
「ことば」を集める場。セロン氏によって設立された。管理が追いつかず、もうすぐ閉鎖となる見込み。
更紗語辞典
人工言語である「更紗語」の辞書。
真夏の夜の淫夢Wiki
通称:淫夢Wiki。
唐澤貴洋Wiki
唐澤貴洋及びそれに関連する事を扱うウィキサイト。個人情報の公開や誹謗中傷などが問題視されている。
MWペディア
メディアウィキサイトやその利用者・出来事について記すサイト。
Scratch Wiki
Scratchに関する情報を記すサイト。知名度は割と高いらしいが、アカウントの登録が必須・許可制ということが過疎ペディアの一番の要因になっていると考えられる。
Scratch非公式Wiki
上記の公式Wikiの参加しにくい現状から脱却するために設立されたScratch非公式のサイト。
萌えっ娘百科事典(萌娘百科日文版)
アニメ、マンガ、ゲームなどをテーマにした中国の百科事典サイト。中文版と日本語版と英語版があり、中文版は中国語圏におけるオタク系用語の百科事典サイトとしては最大手であり本邦におけるニコニコ大百科とPixiv百科事典を合わせたような立ち位置のサイトとして確立しているが日本語版はほとんど手つかずの状態が続いている。
同和地区Wiki
日本全国の被差別部落の地区を記載。トーク:富山県の被差別部落でこの記載について議論があるのでリンクを貼れない。
ポーランドボール Wiki
ポーランドボールについて扱うサイト、日本語版と英語版とロシア語版と中国語版などがある。
保線ウィキ
鉄道線路の保線にのみ狙いを定めたwikiサイト。
現在の活動については認められない。
SASUKE Wiki
SASUKEについてのサイト。
さかおりに抗議するウィキ
Wikipediaの管理者・さかおりに抗議するためだけに作られたwiki。方針違反で閉鎖され、もうすぐアクセス不可になってしまう。
ロブロックスwiki
できたてのWikiなので、とても過疎っている。

ユーモア系[編集]

主にアンサイクロペディアとの競合あるいは棲み分けを目的としたサイト。

ウソペディア
ユアペディアのパロディとしてアンサイクロペディアに対抗する形で設立された。ユーモアの情報源を目指すことを基本方針としている反面、掲載できる内容の幅が広いのが特徴となっている。それ故にかつては誹謗中傷をブラックユーモアと呼称することによって受け入れる傾向が強く(但し、この傾向は他のユアペディア系サイトでも見られる傾向でありウソペディアに限って見られる訳ではない)、特にレベルファイブ・妖怪ウォッチとユアペディアの関係者を誹謗中傷する場合が多かった(かつては2ちゃんねるへの中傷も酷かった)。しかし、一般人を誹謗中傷すると即時削除が入る。なお、利用者層はウィークペディアユアペディアとアンサイクロペディアの利用者によって構成されているとのこと。設立者がアンサイクロペディアで破壊行為や不正行為を行って半年ブロックされたことが設立の契機となった。最近は新ロゴを制定し執筆コンテストを連続開催するなど、活況を増している一方で、創設者がアシスタントを独断解任する事件を起こしたことに伴う高等裁判以降、BCや創設者にブロック依頼が提出されたり、ユアペディアの過疎化の根元とされる不正利用フィルターの導入や管理者による新規参加者の迫害がされるなどのゴタゴタした状況も続いている。アンサイクロゲリラだと宣言するユーザーがエンペディアなどとセットにする形で、アンサイクロペディアに国産ペディアなる記事を書いて、その名を刷り込ませることに成功している。また、2023年にやっとウソペディアが執筆された。
…という状況だったが、結局現在では荒らしとその差し戻しのおかげでなんとか生き残っているような状況になってしまった。
日本さいころペディア
Wikiaを借り、アンサイクロペディアとチャクウィキの利用者達が2007年頃に活動していたサイト。現在は見事なウェブ廃墟となっている。ドロドロした過去の議論が観光の見所。類似したプロジェクトに日本ウィキアがある。トップページの記述に、ウソペディアへの移動が推奨されている。2021年1月現在はアクセスしても白い画面のみが表示される状態だが、JavaScriptを無効にすることで閲覧が可能。
エンサイクロペディア
怪しいサイト。混沌と憎悪に満ちた百科事典とメインページに書かれている。管理者の量がやばい。「統計」によれば記事数は127,691本、利用者数が1,248,471人という巨大サイトらしい[1]
アナザーペディア
2022年5月末にMirahezeに開設されたばかりの、妄想を共通化するという謎でしかない目的を持ったサイト。並行世界だの次元の狭間だのいろいろ言っているが、とりあえず目的が理解できない。よって、記事の方向性も定まらない。
現在は管理者が不在である。

ウィキメディア・プロジェクト[編集]

「その他」の中でウィキメディア財団が運営しているサイト。

日本語版ウィキニュース
ウィキによって新聞を作成するプロジェクト。メインページには数か月前ほどのニュースが載っていることが多く、ニュースサイトとして全く機能していないのにWikipediaで事件・事象関係の削除依頼時に、ここでやれとコメントする人がいる
日本語版ウィキボヤージュ
ウィキメディア財団が運営する旅行ガイドだが、一日の更新が10〜20件であり、過疎ペディアである。
日本語版ウィキクォート
日本語のウィキメディア財団が運営するMediaWikiサイトの中で一番更新件数が少ない過疎ペディア。引用集を作成することを目的とするサイト。もはや荒らしがアカウントを大量作成するための場所となっており、無法地帯と化している。更新が少ないためアカウント作成も目立つ。そのため現在では荒らしアカウントの作成はウィクショナリーが多い。
日本語版ウィキバーシティ
自称大学のサイト。一日の更新件数がウィキクォートを下回ることもある。

アクセス不可・閉鎖されたサイト[編集]

百科事典系[編集]

テーマを定めていないもの[編集]
日本帝國電磁通信百科事典
とある憂国の士によって、ユアペディアのアクセス不能時に創設された。個人サイト以外の価値については疑問である。ソフトウェアのエラーにより閉鎖した。
ウィークペディア
エンペディアに類似しているサイト。最初は方針を定めておらず、ふざけて作ったようなサイトだったが、後に真面目な利用者が定着し、熱心な活動を続け、エンペディアと提携しての拡大が期待された。旧エンペディアの初期の構想をめざし、百科事典と八百科事典を両立させていたが、2015年末には閉鎖され、2016年初頭にはアクセス不可となった。
ゴールドペディアグループ
クールトレイン777氏が運営していたが、氏の現在の主な活動場所であるウソペディア上で、「廃止宣告」した[2]ものの、削除も閉鎖もしておらず、存続している。もともとはmyhtで支えられたものだったが、諸問題により移転し、myht版はテストサイトになっている。
ソックパペットによって、「過疎ペディア連合」なるものに参加させられたことにされている。最終的に管理の手が回らなくなった為に、閉鎖された。
他に「雑学ペディア」「みんなのファイル倉庫」「ズィキペディア」があり、「雑学ペディア」だけ存続している。
FreeWiki
エンペディアの大根やろう氏がMiraheze上に建てたあまり縛られず自由に情報や知識を共有できるウィキ。現在は閉鎖し韓国語の別のウィキが建てられている[注 4]
Encyclopedia
Ourwikiから独立。大手ウィキの削除間近の記事を中心に回収している倉庫。多くの記事が独自性を持つ反面、需要も著しく低いコアな情報がとりあえずここに隔離されており、最盛期は2000記事程度が収容されていたが、管理者他全ユーザーから興味関心を失われた結果自然消滅。再構成されてエンペディアに持ち込むという目的を果たすことなく爆散した。
Freepedia
創設者は、Cvsle1321氏。一つのサイト内に複数のウィキプロジェクトが存在していた(Freepedia, Freejoke, Freenews)。1つのサイトに複数のプロジェクトを設置するというシステムでは様々な問題が発生したことから、2023年9月6日にFreemedia Meta・Freemedia Commons・Freepedia・Freejoke・Freenewsの5つのサイトを設立、Freemedia Groupとして、そちらに移転された。しかし、現在はこちらもアクセス不可。
Ysmwiki
「誰でも編集可能な自分の知恵や知識を共有する場所」を目指している。しかし方針が完全ではなく嘘臭い記事が生まれるなどアンサイクロペディアとウィキペディアが混じり合ったようになっている。屋根上ひさしという利用者がここで管理者のysmreg氏に積極的に質問するなどかなり頑張っている[Jokeこの一文には冗談が含まれています。真に受けるかどうかはあなた次第です。]。アクセスができず閉鎖されたと思われていたがドメインが変わっただけだった。しかし、再びアクセス不可に。
Ysmwiki(Miraheze版)
Kyouことドデカイラーメン氏により開設。開設時にWikipediaから大量に記事をインポートしたものの、それが仇となり閉鎖された[注 5]。後継サイトは再建されたYsmwiki
Vikipedia
ウソペディアと同様、WiiU(ピカゴロウ→みろこん)氏が創設したらしい。ゴールドペディアとともに、「過疎ペディア連合」なるものに参加させられたことにされている。当初は偽造防止用に作ったネタサイトだったが、ユアペディア経由で真面目な利用者が定着し現在のような百科事典サイトとなった。「信頼性の高い日本語の百科事典を作る」[3]とのことだが、信頼性を重視し過ぎたためか、記事数は100にも満たない。2023年9月以降、ソフトウェアのエラーにより閲覧不能に。
Boxpedia
myhtのエラー→Starfree→Starfreeにアイヒからスパム攻撃→サーバー停止→家Tサーバーに移行→Sysopを名乗るアカウントからの荒らし→BNeTでWikiの閉鎖を公言→今はアクセス不可。
WikiDemocracy
Komasu氏が運営していた、インターネット上の社会科事典である。2024年3月、閉鎖確認。
テーマを定めているもの[編集]
2ちゃんねるウィキペディアスレまとめwiki
最近、MediaWiki化したらしい。サーバーはMiraheze。創設者はHman氏(失踪済み)、管理者はREIWA氏。9月14日以降、トップページ以外閲覧不能に。
マーダーペディア
殺人者の情報について集めることが目的とされているが、個人のサイトで質の高い情報が提供されている現状では不要であることが判明した企画倒れの例。閉鎖済み。
納豆ペディア
ウィキコレクトと同じHanakayu氏によって運営していたウィキサイト。大きく荒らされてしまったために、一度ウィキの初期化が行われたが、後に予告なく閉鎖してしまった。オレリ氏時代のエンペディアの広告制度で、納豆ペディアを宣伝したりしていた。
Atrainwiki
A列車に関するウィキ。初版は2009年1月18日と、myht内のウィキでは随分前から存在しているが、利用者数は他の過疎ペディアとほぼ変わらない程度であった。2012年にはMediaWiki横断系のスパム(アカウント作成系スパム)が現れたため、アビューズフィルターと言う編集のワナを仕掛けていた。2014年初頭頃には閉鎖された。
涙目ニュース速報公認Wiki
ν速wikiの復活を目指す者たちによって創設されたサイト。詳しくはここを参照。
2013年10月頃にトップページにおいてになってしまったと書かれており、一時は閉鎖したと思われていたが、同年12月初旬ごろに復活した。しかし、結局2014年頃にリンク切れになってしまった。
Ezopedia
北海道に関することを執筆するウィキ。御三家という独自の権限制度を設けている。2016年11月、アクセス不可確認。
ウィキコレクト
もとはウィキペディアのパロディサイトを集める「ウィキパロディ」として創設されたサイト。しかしそのようなサイトは実際に少ないため、サイトの発展上問題からウィキサイトを集めるサイトに方針を変更した(その際、サイト名も「ウィキコレクト」に改めた)。用途が限られているのが難点ではあるものの、少し活気が出てきており期待された。テンプレートを使用して記載されている情報が多く、各Wikiのページ数リストをカテゴリでまとめたものなど、海外のウィキ収集サイトのWikiIndexから導入されたシステムも一部あった。また、2014年には、有志によってウィキサイトの利用者の間で使われる用語集「ウィキディクショナリー」(ウィクショナリーではない)が開始された。しかし、ウィキコレクトおよびウィキディクショナリーは2015年末には閉鎖され、アクセス不可となった。
なお、閉鎖後もウィキコレクトの常連ユーザーだったWiiUが別途サイトを作って運営しているが、更新頻度は著しく低く実質機能していない。
コピペディア
ライセンスが謎のサイト。ユアペディアの姉妹サイト。2chからのコピペは前管理人・ひろゆきは咎めていなかったが、新管理人・Jim氏が転載を禁止した為著作権上の問題ができてしまった。サーバーが何度も重くなるため、アクセス不能な状態が起きたりしていた。現在はアクセス不可。
NZKWiki
2021年10月に開設された鉄道界隈系のWiki。ここエンペディアみたいに百科事典もどきのサイト。個人情報流出が起きるなど無法地帯。管理者6名のうち3名はエンペディアン。 荒らしやブロック破りが横行し過半数の利用者がブロックされた利用者かもしれない。エンペディアからの転載が多い。サイトが謎の団体に乗っ取られ、2022年1月以降、閲覧不可となっている。

ユーモア系[編集]

クレイジーペディア
方針の定まらなかった悪い例。結果的にアンサイクロペディアの二番煎じであり、個人サイトの域を出なかったが、閉鎖に伴い一部の質の高い記事と利用者を行方知れずにしたのが惜しまれる。
ユーモアペディア
2023年に開設されたばかりの、百科事典と八百科事典の両方の特徴を持つサイト。

その他[編集]

MediaWikiの機能を試すためだったり、百科事典以外の体裁で記載されているサイト。Chakuwikiもここに分類される。

Uramiki
グチを書くためのウィキ。チャクウィキと同じ箇条書き形式の体裁をとっていた。
Undictionary
アンサイクロペディアのアンディクショナリーの方針を元に、実用に耐えうるように独立させたようなサイト。一時期は数名の利用者が活動していたが、その後は廃墟状態にあった。2015年現在はアクセスブロックがかかっており、アクセスできない。
Ourwiki
チャクウィキに対抗し作られた噂や主観を書くサイト。ウソペディア等の、一部の過疎ペディアから流入していたが、プログラマリオ氏の失踪の結果、閉鎖することとなった。
荒らしウィキ
ストレス発散を目的に設立された、ひたすら荒らすことができるサイト。創設者は本物の元荒らしである。

統計[編集]

  • 計測日時:2024年11月5日 1:00頃
  • 前回計測日時:2024年10月5日 2:00頃(は前回比)
凡例
  • BC:ビューロクラット、CU:チェックユーザー(利用者調査者)、過疎値 / 判定:下記参照
過疎値
  • 統計の「開設以降の編集回数の総計」から一日平均更新件数を測定し、前回計測日からの増加量を基にサイトの更新頻度を数値化したもの(小数点以下四捨五入)。判定は過疎値50以下を過疎、0を廃墟とする。
  • (計測日の値-前回計測日の値)÷経過日数=一日平均更新件数(過疎値)
サイト名 記事数 利用者数 管理者 BC CU 過疎値 判定 (統計)
エンペディア 107,800 ▲1,457 4,662 ▲45 15 2 2 456 [1]
ユアペディア 30,305 ▲23 10,379 11 1 2 12 過疎 [2]
Tanukipedia 15,173 ▲163 1,182 ▲28 5 1 0 58 [3]
ウィキデュッカ 424 921 2 1 - 0 廃墟 [4]
宇宙wiki 8,970 ▲6 4,038 ▲8 9 1 - 94 [5]
ヴィキペディア 2,137 ▲11 93 ▲4 3 2 - 4 過疎 [6]
ウソペディア 1,778 ▲2 1,877 ▲14 6 ▲1 4 ▲1 0 5 過疎 [7]
知木ペディア 439 ▲77 644 ▲24 7 6 0 19 過疎 [8]
ホワイトサイド日本語版 295 ▼1 274 ▲9 7 ▲1 1 0 8 過疎 [9]
Scratch Wiki 1,248 ▲31 402 ▲7 15 6 - 16 過疎 [10]
ポケモンWiki 41,399 ▲233 5,257 ▲19 9 3 4 167 [11]
エケペディア 3,014 ▲5 3,242 ▲10 6 1 3 41 過疎 [12]
アナザーペディア 63 173 ▲4 6 1 0 0 廃墟 [13]
ユーモアペディア 145 権限エラー 「このページの閲覧」を行う権限がありません。 [14]
Unpedia 283 382 ▲5 5 3 0 0 廃墟 [15]
空想科学Wiki 133 319 ▲9 2 1 0 0 廃墟 [16]
マイペディア 3,312 ▲450 245 ▲20 9 ▲2 3 0 78 [17]
ウィキトラベル 6,164 ▲21 10,636 ▲2 25 14 14 30 過疎 [18]
Illogicopedia 12,362 ▲7 2,301 ▲8 23 5 2 8 過疎 [19]
ウィキペディア 1,435,914 ▲3,713 2,253,206 ▲9,036 40 ▼1 5 4 11916 [20]
ウィクショナリー 408,769 ▲4,263 113,802 ▲1,035 4 1 0 370 [21]
ウィキブックス 16,333 ▲102 84,721 ▲271 4 2 0 42 過疎 [22]
ウィキニュース 3,940 ▲6 27,765 ▲76 3 0 0 8 過疎 [23]
ウィキクォート 1,095 ▼3 21,650 ▲58 2 1 0 3 過疎 [24]
ウィキソース 15,229 ▲125 41,947 ▲154 4 1 0 38 過疎 [25]
ウィキバーシティ 196 18,432 ▲50 3 0 0 6 過疎 [26]
ウィキボヤージュ 1,353 ▲5 4,225 ▲58 2 0 0 25 過疎 [27]
アンサイクロペディア 23,296 ▲118 25,679 ▲227 11 6 2 250 [28]
Chakuwiki(2020/12/14) 17,306 17,111 39 12 6 74 [29]
Chakuwiki.org 16,591 ▲17 2,432 ▲30 2 1 0 125 [30]
Chakuwiki.miraheze.org 20,689 ▲39 1,796 ▲13 11 4 0 114 [31]
過疎値の推移

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 例として、エンペディアのオレリ氏やウソペディアのみろこん(WiiU→ピカゴロウ)氏など。
  2. ウソペディアではこれについて「要は自称先進国のようなもの」と評している。(参考:ウソペディア内の「エンペディア」の記事
  3. ただし、内容が浅い記事が少なからずある。エンペディアの記事の傾向は「質より量」であるといえるだろう。そのため、右翼派がスーパースプリント、左翼派がステイヤーカップを建設した。
  4. それも過疎ウィキと見られる。韓国語が分かる方は情報募集。
  5. 詳しく説明すると、メインページは閲覧できるが、その他のページは実質閲覧不可。

出典[編集]

関連項目[編集]


白銀のミヤコ様.png エンペディア大賞 - 2位
この記事は「Rest:第0回エンペディア大賞
「王道記事部門」にて2位を獲得しました。