ウィキコレクト

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ウィキコレクト
開設2009年3月17日
ウィキシステムMediaWiki
ホスティングサービスmyht
分野ウィキのウィキ
言語日本語
使用時刻日本標準時(JST)
登録任意
現状閉鎖
創設者hanakayu
所属Weekmedia project

ウィキコレクト(英:Wikicollect)は、マイサイト ユーザーズ 2.0 (myht) 上に設置されていたMediaWikiサイト。各種のウィキサイトを収集することを目的としていた。

概要[編集]

姉妹サイト「Weekpedia」とまとめて「ウィークメディアプロジェクト」と呼ばれていた。また、日記などはウィークペディアのほうにあり、実質ウィークペディアのほうがメインで、ウィキコレクトはサブプロジェクトだったといえる。ウィキコレクトの利用者は「ウィキコレクター」と呼ばれていた。

ロゴは当初はヒマワリ(MediaWikiのロゴをイメージ)と@WikiのロゴとPukiWikiのロゴをあわせたものだったが、その後MediaWikiのマークアップをイメージしたものに変更された。

歴史[編集]

共通項の多い姉妹サイトウィークペディア#歴史も参照されたい。

設立[編集]

2009年3月、サイト創設者(Hanakayu氏)がウィキペディアのパロディサイトを集めるサイト「Wikiparody」(http://wikiparody.myht.org/)としてサイトを設置する。創設者はGoogleのパロディを集めるサイトを管理していたり、またYahoo! JAPANウィキペディアのパロディサイトを自ら運営していたりと、パロディが好きであった…のかもしれない。
サイト開設までも実際には紆余曲折あり、創設者は最初、別ホストサイト(RentalWiki)を見つけてそこに作ろうとしたのだが、当時新規利用登録を受け付けていなく、たまたま通りがかったFievarsty氏の助言を受けてmyhtにサイトが設置された。なお、最初myhtにサイトを作ったとき、Hanakayu氏はMediaWikiサイトを作るつもりが間違えてXOOPSを作ってしまい、Fievarsty氏に指摘されるまで気が付かなかったという。
ちなみに、この初期時代に一度韓国語版が設立されたが、すぐにスパムの攻撃により荒廃し閉鎖したという(サイト名をウィキコレクトと改めたころには閉鎖)。

趣旨拡大[編集]

当初はパロディサイト収集サイトを目的として開設されたものの、対象のサイトはあまりなく、今後の発展のためにもウィキサイト全般の情報を集めるウィキとして2010年12月頃に方針を変更し、2011年4月頃にはサイト名も「Wikicollect」に改名した。メインページで「ウィキのウィキ」と自己紹介をしていた。
これに伴い、2011年6月頃にはURLを変更しようとするも、操作ミスにより全データが消失してしまう。7月4日にあたらめてウィキを開設し、全サイトのデータをキャッシュから必死に漁り、ある程度復元する。
また、12月4日にはロゴを変更した。

安定期[編集]

ウィキの方針が確定し、安定成長時代を迎えていたが、一方で、創設者Hanakayuは多忙等を理由にウィークペディアとともにウィキ離れをしていた。
これにより、2012年6月9日頃から始まった2011型スパムの猛威に対して、ウィキ側では創設者がウィキ離れをしており抜本的な対処ができず、サイトの存亡の危機を迎える。このまま運営に閉鎖されるのではと懸念されたが(実際に同時期にはBVEWikiが閉鎖された実績があった)、幸いに創設者が2013年2月25日に復帰。本サイト及びウィークペディアのサイト変更権をFievarstyへ付与し、Fievarstyの手により拡張機能導入の処理などが成され、スパムは沈静化。
また、この時代よりウィキサイトそのもののみならず、ウィキサイトに関する事柄も記事として取り扱われるようになったほか、2013年7月より「ウィキ用語」名前空間を作り、ウィキ用語を収集する辞書のような「ウィキディクショナリー」というウィクショナリーと紛らわしいプロジェクトも進行していた。
2014年12月12日には、ロゴを変更。

閉鎖[編集]

2015年11月8日には、運営権がHanakayu氏からAzeha(Fievarsty)氏およびIde Akira氏へ移管され、新体制が発足。
しかしかながら、姉妹プロジェクト「Weekpedia」同様、またmyhtのサーバー問題など複数の問題などにより、運営継続が困難出ることは明白であるため、惜しまれつつもウィークペディアと同様に2015年末に編集サービスを休止。しばらくして閲覧不可になった。

後継サイト[編集]

本家ウィキコレクトが閉鎖してまもなく、類似サイトが乱立した。
ウィークメディアの一般利用者として活動していたみろこん(当時の名義はWiiU)が、無許可のもとmyhtに「ウィキコレクト」を名乗るサイトを設置した(現在のウィキアマースである)。
当時WiiU氏と並びウソペディアの運営をしていた、Takumi3はこれに疑問を持ち、ウィキに夢中!を創設したがすぐ閉鎖した。
その後も、WikilistKasopediaMWペディアWikisiteWikiWikicovery など後継となりうる類似サイトは様々設置されたが、2023年現在、ウィキコレクトほどの情報の網羅性をもつウィキは存在しない。

特徴[編集]

メイン・サブ関係[編集]

実質、姉妹サイトウィークペディアのサブプロジェクトのような扱いで、日記や両サイトにまたがる議論などはウィークペディア側で行われていた。利用者もそのほとんどがウィークペディアとウィキコレクトを往来していた。

カテゴリ構造[編集]

ウィキ収集に特化しているだけあって、カテゴリ構造は特殊で、利用者やページ数による規模・ウィキ設置年などから記事を参照できる特徴があった。

宣伝[編集]

記事には、ウィキサイト創設者による宣伝色の強いものも受け入れられていた。

データ[編集]

測定日[出典] 記事数 登録利用者数
2015年11月27日[1] 689 1376
2015年11月12日[2] 689 1377
2015年2月27日[3] 557
2015年2月18日 500
2014年9月3日[4] 411 1335
2012年12月5日[5] 167
2012年6月18日[6] 155 43
2012年4月5日 100
2012年1月8日[7] 65
2011年12月30日[8] 54

脚注[編集]

関連項目[編集]

姉妹サイト(ウィークメディアプロジェクト)
後継・類似サイト

外部リンク[編集]