羽賀研二

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちが羽賀研二の項目をおカタく解説しています。

羽賀 研二(はが けんじ、1961年7月21日 - )は、日本の元タレント、元俳優声優。本名、當眞 美喜男(とうま みきお、新聞報道では「当真」「當真」とも表記される)。旧芸名は羽賀 健二。身長183cm、体重68kg血液型はB型。東京シックスプロダクション(フロム・ファーストプロダクショングループ)に所属していた。「誠意大将軍」「世紀末のスキャンダル男」などとも言われた。

経歴[編集]

芸能人になるまで[編集]

1961年、返還前の沖縄県コザ市(現・沖縄市)でアメリカ兵の子供として生まれる。そのため、母親とともに肩身の狭い思いをした幼少時を過ごした。生活は貧困で、羽賀は家計を助けるために小学生の頃から新聞配達アルバイトをしていたが、周りからは「貧乏神」と馬鹿にされたりした。また学校においても貧乏に加えて、ハーフであるということを理由にして執拗ないじめを受けたという。羽賀はハーフで赤毛、そして貧乏であったことから、いじめを受けたとされるが、この経験が後年の金銭に対する執着につながったのではないかと見られている。

羽賀はこの少年時代の悔しさからいつか周りを見返したいと考えたとされ、高校卒業後に上京し、ハーフでその端正な顔立ちを武器にして芸能界入りを果たした。デビューは1981年のミュージカル「ザ・ファンタスティックス」であった。

羽賀は1982年10月に初代「いいとも青年隊」に起用されたのを皮切りにして、タレントとしての活動を本格的に開始。知名度が上がるに連れて、知人の中小企業の社長の宴席に顔を出して自ら盛り上げ役となり、場を沸かせたりした。その見返りに社長ら出席者から莫大なチップをもらったりするなど、男芸者のような行為に励んで稼いでいたという。

そのため、若いにも関わらずベンツを乗り回したりして、周囲からその収入に疑問を持たれたりもしていたという。ただし当時はタレントとしても俳優としても仕事が結構あったのは事実である。

梅宮アンナとの交際と破局[編集]

羽賀が梅宮アンナと知り合ったのは、アンナの父親・梅宮辰夫の番組内においてである。1994年からアンナと長期にわたって交際を開始した。この両者の交際は週刊誌ワイドショーで大いに取り上げられる。しかしこの頃から羽賀には女性問題や借金問題も取り沙汰されるようになり、そのため梅宮辰夫はこの交際に反対する。しかし両者の交際はなおも続き、1995年3月には羽賀とアンナのペアヌード写真集が発売されて話題になった。だが、1999年に羽賀の借金が原因でアンナとは破局した。後にアンナが週刊誌のインタビューで交際中に起きたトラブルの話を語っているが、それによると「羽賀は交際当初は借金があることを否定していた。しかしアンナが問い詰めるとすぐに借金の事実を認め、さらにアンナにも返済の協力を求めてきた。羽賀の要求にアンナは断り切れず、自身の収入の多くを羽賀の借金返済につぎ込んだが、羽賀はアンナの誠意に味を占めて辰夫の資産にも目を付け、時には辰夫に対して脅迫めいた発言もした。ペアヌード写真集に関しても、羽賀が借金を返すのが目的でした」と語っている。

後に羽賀が逮捕された際に、梅宮辰夫は「あいつ(羽賀)は稀代のワルだね」と語っている。またアンナも梅宮辰夫の名義で羽賀に金を貸したが、破局後に返済を迫ると「お前が勝手に渡した金。返す義理はない」と言う始末だったとされ、アンナが法的手段による返済に迫ろうとすると羽賀は一部をまずは返済すると約束したが、明らかに舐めているとしか思えない金額を振り込んできたため、父子で羽賀に抗議し、それ以降、辰夫の携帯電話に誰とも知れぬ人物から脅迫電話がかかってくるようになったという。

宝石販売業と俳優として[編集]

梅宮アンナとの破局後、億単位の借金が残された羽賀は、宝石販売業に着手して独力での借金返済を試みた。自身の知名度の高さと熱心な営業が功を奏し、全国を回って顧客を多くつかんで数年をかけて3億円近い借金を返済した。この借金返済によりダークなイメージが一気に払拭され、メディアへの露出や芸能活動を2004年頃から再び本格化してゆく。2006年には自分の身の回りの世話をしていた元テレビ制作会社社員の女性と結婚した。ケツメイシのPVやテレビドラマにも出演して、再起を果たしたかに思われた。

逮捕と転落[編集]

2007年6月30日、羽賀は営業でやって来ていた香川県高松市高松空港において、大阪府警の警察官に恐喝の容疑で任意同行を求められ、その後逮捕された。容疑は元プロボクサー渡辺二郎暴力団組員らと共謀して知人の男性を恐喝した疑いであった。羽賀は知人の男性を脅して約4億円の賠償請求権を放棄させたとされる。羽賀は被害者の男性と和解しているとして容疑を全面的に否認したが、7月10日には羽賀と被害者双方の知人である俳優の吉川銀二が恐喝容疑で逮捕され、7月13日には羽賀の自宅が家宅捜索される。7月21日に羽賀は起訴された。

羽賀の所属事務所は当初、羽賀の容疑を否認し、さらに芸能事務所としては「弁護士を介して示談が成立しているのに、なぜ恐喝になるのか。これは不当逮捕だ」と異例の警察批判まで行なって羽賀を擁護した。しかし羽賀が起訴されると、その2日後に事務所は羽賀の解雇を発表した。

その後、裁判となり、1審は無罪判決だったが、2011年6月控訴審判決では懲役6年が言い渡される。最高裁上告したが、2013年3月28日付で最高裁が上告棄却を決定したことにより、懲役6年の実刑判決が確定し、沖縄刑務所に服役した。2016年10月27日未公開株詐欺事件をめぐる株購入代金の返還を求める民事裁判で、大阪地方裁判所は羽賀に対し、被害者が請求した被害全額に相当する約4億円の支払いを命じた。 保釈中は、沖縄県内の飲食店でアルバイトをしていた。2020年には差し押さえ回避のための偽装譲渡容疑の別件で懲役1年6月の刑を受けた。
2021年末に刑期が満了。2023年7月には期限付でホストデビューすることになった。

出演[編集]

バラエティ番組[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

  • 夏服のイヴ(1984年) - 西丸秀和 役
  • 生徒諸君!(1984年) - 飛島峻 役
  • それから(1985年) - 門野(書生) 役
  • Let's豪徳寺!(1987年)
  • BE FREE!(1986年) - 笹錦洸 役
  • フリーター(1987年)
  • 大失恋。(1995年)
  • 一生、遊んで暮らしたい(1998年) - スカウトマン 役
  • 巌流島 -GANRYUJIMA-(2003年) - 佐々木家侍 役

ビデオ[編集]

  • ブラックプリンセス 地獄の天使
  • 爆裂!M・コネクション ザ・ファイナル・シューティング
  • 爆裂!M・コネクション ミラージュを追え!
  • どチンピラ
  • 暴走儀式 STREET KIDS
  • 恋の仕事人 シャラバ★ヤ★ランコ
  • チンピラ・ドリーム チャラで死ねるか!
  • 鍵師カチリ
  • シルバー
  • 銀鮫 銀座金融伝説
  • 横浜バンスキング
  • 満たされない人妻(おんな)/昼下がりの秘密
  • サギ師一平シリーズ
  • 日本極道史 さらば仁義1.2
  • 梁山泊 外伝 真剣勝負
  • 実録・名古屋やくざ戦争 統一への道1.2.3
  • 岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 番長足球

吹き替え[編集]

舞台[編集]

CM[編集]

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

  • 街角ロンリー・レイン/傷つけて愛(1982年1月1日)
  • 朝陽のセイリング(1982年)
  • シェルブールの雨傘/ローラ
  • とび色の瞳/ミスティー
  • 美女に降参/雨のブルックリン(1984年)
  • 哀愁ワンウェイ/ソーロングサマー
  • ネバーエンディングストーリーのテーマ/風のハイウェイ(1984年)
  • 恋の滝のぼり(1986年5月20日)
    • 野沢直子とのデュエット曲で、Kenji & Naoko 名義。
  • サルビア/ガラスの雪(1996年3月21日)
  • 真夜中に泣かないで/STILL I LOVE YOU(1996年8月21日)
  • 東京・恋物語/花(2004年11月11日)

アルバム[編集]

  • 硬派美学(1984年)
  • はてしない物語(1985年)※ミニ・アルバム

ベスト・アルバム[編集]

  • BIG ARTIST BEST COLLECTION 羽賀健二(2004年4月1日)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. レギュラー前は1985年6月16日放送分にゲスト出演。
  2. 1994年の「700回記念大会」にはOBチームメンバーとしてマッハ文朱とペアで出演した。

出典[編集]

  1. 広告紹介”. アサミ美容外科名古屋院. 2018年8月28日確認。