特急 (列車種別)

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特急(とっきゅう)とは日本鉄道高速バスにおいて、急行より少ない駅に停車する列車の種別である。このページでは、運賃(乗車券)のみで乗れる特急について記載する。

概要[編集]

『乗車券のみで乗れる特急』は、東京メトロ西武鉄道小田急電鉄近鉄以外の大手私鉄に存在[1]する速達列車である。準大手私鉄山陽電気鉄道や郊外私鉄の北総鉄道地方私鉄一畑電車や一部路線バス(高速バス)でも運行されている。

近鉄にもかつて乗車券のみで乗れる特急が近鉄奈良線にあったが、のちに快速急行の種別に変更している。

各社別の位置づけ[編集]

国鉄・JR[編集]

国鉄では、1960年代前半の阪和線に乗車券のみで利用できる「特急電車」が存在したが、後に新快速の名称に変更した。

JRグループでは、旅客営業規則に、急行列車の一部としての特急列車や特別急行券の制度があるが、JR北海道新夕張新得間、JR東日本青森〜新青森間やJR九州の宮崎〜宮崎空港間、早岐〜佐世保間では、乗車券のみで特急列車の自由席に乗車できる特例がある。

東武鉄道[編集]

東上線で運行されている。東上線以外だと、特急料金を徴収する東武鬼怒川線および直通運転を行う野岩鉄道会津鉄道で「リバティ」の鬼怒川温泉駅以北の区間は座席指定をしない限り乗車券のみで乗車できる。

京急[編集]

快特(快速特急)の下位種別で存在している。以前までは朝夕のみであったが、2022年ダイヤ改正で日中の半分以上が特急になった。

京王電鉄[編集]

詳細は「特急 (京王)」を参照

名鉄[編集]

全車一般車特急」も参照

かつての高速に相当。日中の河和線が中心だが、深夜には名古屋本線で438レなどが運転される。

南海[編集]

南海本線のみで設定。かつては指定席の無い特急(自由席特急)もあったが、現在は運賃だけで乗れる自由席連結の列車のみ。

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山陽[編集]

戦後すぐ、兵庫・長田・明石・飾磨・姫路にしか停車しない高速列車として設定されたが、停車駅が年々増えていき、事実上急行を吸収する形となった。急行は運休となったが、2022年現在も復活前提で急行は休止扱いである。
平成初期は15分間隔で運行していたが、尼崎や大阪に直通する直通特急に移行し、現在は東二見以西の区間運転のみが特急を名乗っている。

派生種別[編集]

日本国外[編集]

欧州で、オーストリアは、全ての特急列車(高速鉄道含む)を普通列車と同じ運賃で利用でき、日本における「運賃だけで乗れる特急」の位置付けとなっている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 東武鉄道は東上線のみ、南海電気鉄道では南海本線のみに存在。また京成電鉄名鉄河和線系統で全車両運賃だけで乗れる特急が存在する。