近日点(きんじつてん)は、太陽の周りを公転する天体が、太陽に最も近づく点のこと。公転速度はここで最も速くなる。遠日点と違い、離心率1以上の天体にも存在する。
(近日点距離)=(平均公転半径)-(軌道長半径×離心率)
なお、この公式は離心率が1未満の場合にのみ成り立つ。
地球の近日点は、約1億4710万kmで、1月初めに通過する。しかし、太陽に近づくことによる太陽の光量の増加より、地軸が太陽と反対側に傾くことによる日照量の増加の方が大きいので、北半球ではこのころは冬となる。