V

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V(ブイ、ヴイ)とは、アルファベットの22文字目。子音字。小文字はv。QWERTY配列で、英字下段の左から4文字目、右から4文字目。アルファベット読みの発音の呼称は、英語のスペルでは「vui」、発音記号は「vʊi」。Vの字形は、大文字(V)・小文字(v)両方とも同じ形で、大きさだけ違う。

意味[編集]

Vのフォニックスで、稀に、例外として、Wと同じ「w(ウォ)=わ行」と読むものがあり、英単語は、vaccine(ワクチン)などがある。

ローマ字入力では「ヴ」及び「ヴァ行」に使われる。「V+母音」=「VA VI VU VE VO」→「ヴァ・ヴィ・ヴ・ヴェ・ヴォ」となる。「ヴ」は、「ウ」の濁音または「フ」の濁音である。

(注)「ヴ」にひらがなは存在しない。なぜなら、「ヴ」は日本語の発音には無く、もしひらがなにすると「ゔ」←外字・環境依存文字となり、日本語文字として扱うと「?(クエスチョンマーク)」の記号に変わり、文字が消えてしまうからである。CASIOのラベルライターでは、ひらがなモードに設定して子音字にVを入力すると、「ヴ」が「ぶ」に置換され、「V+母音」=「VA VI VU VE VO」→「ぶぁ.ぶぃ.ぶ.ぶぇ.ぶぉ」と出る。


Vから始まる略語[編集]

詳細は「V○○」を参照

ローマ字入力におけるV[編集]

VA VI VU VE VO
ヴぁ ヴぃ ヴぇ ヴぉ
VYA VYI VYU VYE VYO
ヴゃ ヴぃ ヴゅ ヴぇ ヴょ

歴史[編集]

ギリシャ文字の「Υ(ウプシロン)」を由来とする。

各国語での読み方[編集]

古代ラテン語では、UとVの区別が無くどちらもVと書かれていたので、ワ行の音と、母音の「ウ」を表していた。その後、ラテン語のワ行の音が後世ヴァ行の音に変化したため、現在も多くの言語でヴァ行の音を表すのに使用される。ただし、スペイン語ではバ行、ドイツ語ではファ行の音を表す他、ポーランド語ではVの文字自体を使用せず、代わりにWを使用する。

言語 字名 語中での読み方 備考
V va vi vu
古典ラテン語 ウー ウィ 母音の「ウ」としても用いる。
教会ラテン語 ウー ヴァ ヴィ
イタリア語 ヴァ ヴィ
スペイン語 ウベ
フランス語 ヴェ ヴァ ヴィ ヴュ
英語 ヴィー ヴェイ ヴァイ ヴュー
ドイツ語 ファウ ファ フィ ヴァ行音にはWを使用する。
ポーランド語 - - - - 使用しない。ヴァ行音にはWを使用する。
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