L
L(エル)とは、アルファベットの12文字目。小文字はl。子音字。L(エル)の小文字(l)は、縦棒1本で、大文字のI(アイ)や数字の1(いち)と紛らわしい。QWERTY配列で、英字中段の右から1文字目。アルファベット読みの発音の呼称は、英語のスペルでは「el」「ell」、発音記号は「el」。
意味[編集]
- 左(Left)を表す記号。
- リットル(Liter)の略号。
- 色の明るさ(Lightness)の頭文字。
- 低い(Low)の頭文字。
- L判。
- 軽い(Light)の頭文字。
- 長い(Long)の頭文字。
- L字形のもの。
- サイズで、Large(大きい)の頭文字。
- L 舞鶴線の路線記号。
ローマ字入力におけるL[編集]
LA | LI | LU | LE | LO |
---|---|---|---|---|
ぁ[ら] | ぃ[り] | ぅ[る] | ぇ[れ] | ぉ[ろ] |
LYA | LYI | LYU | LYE | LYO |
ゃ[りゃ] | ×[りぃ] | ゅ[りゅ] | ×[りぇ] | ょ[りょ] |
ローマ字入力におけるLは、ローマ字入力の『ら行』のオプションの子音字。ローマ字入力で、子音字に「L」を入力すると、一般的には、「L+母音」=「LA LI LU LE LO」→子音が消え、小文字の「ぁ.ぃ.ぅ.ぇ.ぉ」が出てくるのが標準である。ローマ字入力におけるLが小文字入力である理由は、「LA=ぁ(小文字のあ)」は、母音の「あ(A)」の前にフォニックスでの「ダークL」または「サイレントL」が半分入った感じで、音量を下げた「あ」に近い発音であるか、あるいはおそらく、Lが「Lowercase=『小文字』の英語」の頭文字か、「Little=『小さい』の英語」の頭文字から来ているからであり、「LA=ぁ(小文字のあ)」は、「Lowercase[Little]・A(あ)」の略で、Lはローマ字表記に不要な文字である。
WindowsのMicrosoft IMEには、ローマ字入力のオプションを追加できるように、「ローマ字設定・ユーザー定義」という、ローマ字入力のカスタマイズが付いているので、「ローマ字設定」で「LA」を「ぁ→ら」に変更できる。Lで『ら行』の入力の全体は、「LA=ら,LI=り,LU=る,LE=れ,LO=ろ,LYA=りゃ,LYI=りぃ,LYU=りゅ,LYE=りぇ,LYO=りょ」となる。CASIOの製品では、ローマ字入力の『ら行』の子音字はLでも入力できる。ローマ字入力の『ら行』の子音字が、LとR両方できれば、とても便利である。ローマ字入力の「ら行」の子音字をLとするのは、変則的なローマ字綴りによるローマ字入力である。
歴史[編集]
ギリシャ文字の「Λ(ラムダ)」を由来とする。
各国語での読み方[編集]
多くの言語で、歯茎側音(ラ行に近い音)を表す子音として使われる。
言語 | 字名 | 語中での読み方 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
L | la | li | lu | ||
古典ラテン語 | エル | ラ | リ | ル | |
教会ラテン語 | エル | ラ | リ | ル | |
イタリア語 | エッレ | ラ | リ | ル | |
スペイン語 | エレ | ラ | リ | ル | |
フランス語 | エル | ラ | リ | リュ | |
英語 | エル | レイ | ライ | ルー | |
ドイツ語 | エル | ラ | リ | ル | |
ポーランド語 | エル | ラ | リ | ル |
英語[編集]
フォニックスにおけるLの発音は「ライトL」「ダークL」「サイレントL」がある。基本はライトLで、ライトLは「ル(l)」で、舌を上の歯茎に付けて発音する『ら行』で、「歯茎側面接近音」と呼ばれ、日本語の『ら行』やRに比べるとやや硬く鋭く、フォニックスでのDの発音ある「ドゥ(d)」の発音(完全な『だ行』の調音の子音=ダ.ディ.ドゥ.デ.ド)がちょっと混ざり、実音は「ル」に「ドゥ」がちょっと混ざった発音で、『ら行』の子音・調音がちょっと欠けていて=わずかに弱く、日本語の『ら行』の発音時に舌の位置がLだとちょっと発音しにくい。ダークLは「ウ(あ行)」と「ル(ら行)」の中間の発音で、『ら行』の子音・調音が弱い。Lの前に母音がくっ付いた場合、Lの子音は発音せず、母音を長音にする役割を持ち、「サイレントL」になることもある。
- 「サイレントL」で、母音を長音にする役割を持つ英単語…almond,talk,folk,walk,walking,salmon,half,yolk,palm,chalk,colonel(第1音節)などがある。
- 母音の後ろに、「発音するL=ル(l)」で表すものである「ら行」の子音が来た場合、母音の後ろに、Lが1つ付くものと、Lが2つ付くもの=「LL」というLのダブル子音が続くものがある。従って、Lのアルファベット読みの発音の呼称の英語のスペルは「el」「ell」の2種類である。ローマ字入力では、Lは、ローマ字入力の「ら行」のオプションの子音字なので、ローマ字入力におけるLを「ら行」とした場合、子音が「LL」の場合、「LL+母音」=「っ+ら行」=促音による「ら行」になり、第1音節のLの子音は発音せず、「サイレントL」で、休符になるので要注意。
外部リンク[編集]
- アルファベットのLの意味といえば、ローマ字入力の『ら行』のオプションの子音字ですよね。
- /l/ の正しい発音の仕方
- どうしてキーボードでLAと打つと<ら>でなく<ぁ>ででるのですか?
- ラ行のローマ字表記は「R」ではなく「L」の方がよいのでは?
- ローマ字入力でla,li,lu,le、loと入力すると「ら、り、る、れ、ろ」ではなく、「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」
- 「R」と「L」の音 ネイティブスピーカー
- 日本語のら行は60%のLと30%のRと10%のDでできている(らしい)
- L には3つの発音がある!??
- ローマ字表記・ローマ字入力の『ら行』の子音字がRのみである理由
- [1]
- [2]
- [3]
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