アントニオ・ヴィヴァルディ

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アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ(Antonio Lucio Vivaldi, 1678年3月4日~1741年7月28日)は、イタリアのベネチア出身のバロック音楽後期を代表する作曲家。カトリック教会の司祭や教師、音楽家に転じ、弦楽合奏の協奏曲、室内楽、オペラ、宗教音楽を作曲した。ヴァイオリニストで、独奏協奏曲様式の確立者。有名なのは、ヴァイオリン協奏曲『四季』の作曲者として広く知られている。四季の協奏曲は、「春、夏、秋、冬」という4つの題が付けられている。四季は、ヴィヴァルディの音楽が完璧に情景を描写している。ヴィヴァルディの作品番号は「RV」が用いられる。ヴィヴァルディは特に3楽章構成を持ち、主に第1楽章において全奏による繰り返しと独奏楽器による技巧的なエピソードが交替するリトルネッロ形式をもつ独奏協奏曲の形式を確立した。

ヴァイオリン協奏曲は、通奏低音からなっており、低音の弦楽器とハープシコードが奏でる伴奏声部のことである。

ミソ#ソ#ソ#ファ#ミシ・シラソ#ソ#ソ#ファ#ミシ

 - 四季~春 RV.269

生涯[編集]

1678年、イタリア生まれ。父はサン・マルコ大聖堂のオーケストラのヴァイオリニストであった。幼いころ、父からヴァイオリンの勉強を続けられた。15歳で神学校に入学し、25歳で司祭の資格を与えられ、ピエタ養育院でヴァイオリン教師となった。1723年、バイオリン協奏曲集《和声と創意の試み》の《四季》を作曲した。

作品一覧[編集]

  • ヴァイオリン協奏曲 『四季~春』 RV.269
  • ヴァイオリン協奏曲 『四季~夏』 RV.315
  • ヴァイオリン協奏曲 『四季~秋』 RV.293
  • ヴァイオリン協奏曲 『四季~冬』 RV.297
  • 弦楽のための協奏曲 RV.158
その他
  • シンフォニアハ長調 RV116? or RV719「ダリオの戴冠」