I

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I(アイ)とは、アルファベットの9文字目。母音字。小文字はi。

QWERTY配列で、英字上段の右から3文字目。アルファベット読みの発音の呼称は、英語のスペルでは「ie」「i」、発音記号は「ai」。アルファベットの大文字のI(アイ)は、縦棒1本と、上下に短い横棒=セリフが付いている。文字体によっては、縦棒1本のみもあるが、もし、これだとアルファベットのLの小文字(l)や数字の1(いち)と紛らわしくなるので、アルファベットの大文字のI(アイ)は、縦棒1本と、上下に短い横棒(セリフ)を付けたものであれば、字形を曖昧さ無く回避できる。

意味[編集]

  • ローマ字での発音は「い段」の母音。
  • フォニックスで、Iの発音は「イ(i)」「アイ(ai)」に対応する。
    • 「サイレントI」もある。「サイレントI」の英単語は、cruiser,cruise,parliament,juice,fruit,adagio,mountain,curtain,medicine,rail,mailなどがある。
    • フォニックスの例外(または範囲外)で、Iの音価が「イー(iː)」である英単語は、olive,broccoli,taxi,marigold,motif,sopranino,andantino,khaki,vivo,fettuccine,Belize,Madrid,Grenadinesなどがあり、フランス語、イタリア語、スペイン語などに由来している。
    • 「イ(i)」はイとエの中間に近く、カタカナで音訳した時に「エ」で綴られるものがあり、digital(第1音節)(デジタル),Latin(ラテン), liver(レバー),satin(サテン)がある。
  • フランス語では「イ(i)」の発音になるのが基本だが、in, imの綴りでは「アン(ɛ̃)」になり、例としてグラタン(gratin)、Chopin(ショパン)がある。
  • ローマ数字の1。
  • 大文字のIを2つ組み合わせて「II」と書くと、2のローマ数字になる。
  • 元素番号第53番「ヨウ素(Iodine)」の記号。

歴史[編集]

ギリシャ文字の「Ι(イオタ)」を由来とする。

各国語での読み方[編集]

殆どの言語で「イ」の音を表すが、英語の場合、語末、あるいは子音字1個+母音字が後に続く時に「アイ」と読む。

言語 字名 語中での読み方 備考
I i
古典ラテン語 イー
教会ラテン語 イー
イタリア語
スペイン語
フランス語
英語 アイ アイ、イ 後者のイは、イとエの中間音に近い
ドイツ語 イー 閉音節では[1]イとエの中間音になる。
ポーランド語

脚注[編集]

  1. 後に子音が来て、その次に母音が続かない場合

関連ページ[編集]

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