T

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T(ティー)とは、アルファベットの20文字目。子音字。小文字はt。QWERTY配列で、英字上段の左から5文字目。アルファベット読みの発音の呼称は、英語のスペルでは「tee」、発音記号は「tiː」。

発音[編集]

  • フォニックスでのTの発音は「トゥ(t)」。「発音しないT」もある。ただし、「TION」のスペルでセットになった場合のTは、「ʃ(シュ)」「tʃ(チ)」になり、従って、「TION」のフォニックスは「ʃɑn(フォニックス読み:ショァン、日本語のカタカナ表記:ション)」「tʃɑn(フォニックス読み:チョァン、日本語のカタカナ表記:チョン)」となる。例:option,question,station,action,dictionary。他に「TI+母音」のスペルでセットになった場合のTも、「ʃ(シュ)」と発音するものもあり、initial,essential,partial,ambitious,Tertiaryがある。稀に、サイレントTもあり、debut(デビュー)がある。

ローマ字での発音・ローマ字入力では「た行」。ローマ字入力で、「T+母音」=「TA TI TU TE TO」→「た.ち.つ.て.と」となるが、「た行」が「た.ち.つ.て.と」だと、「ち」と「つ」が変則的な「た行」で、不完全な「た行」の調音なので、完全な「た行」の調音は、「た」と同じ調音で、「『発音記号:t(トゥ)』+母音」=「た.てぃ.とぅ.て.と」となる。

TI[編集]

TIは、フォニックスでは「タイ」「ティ」、母音をローマ字読みに従って書くと「ティ」、ローマ字入力では「ち」。「ち」は、ヘボン式では「CHI」である。もし、ヘボン式で、「ち=TI」にすると、「TI=てぃ」と読まれてしまうので要注意。「てぃ」は、ローマ字入力では「THI(注)」「TEXI」と打たなければならない。

TU[編集]

TUは、フォニックスでは「タ」「トゥ」「テュ」「テュー」「チュー(?)」、母音をローマ字読みに従って書くと「トゥ」、ローマ字入力では「つ」。「つ」は、ヘボン式では「TSU」である。もし、ヘボン式で、「つ=TU」にすると、「TU=とぅ」と読まれてしまうので要注意。「とぅ」は、ローマ字入力では「TWU」、「てゅ」は「THU(注)」「TEXYU」と打たなければならない。フォニックスでのTUは、「テュー」とも読むが、完全な「た行」の調音の「う段」は、「トゥ」のみで、「テュ」ではない。理由は、フォニックスでいう「テュ」は、慣用的に「チュ」と発音表記することも多い。例:「TUNING」のカタカナ表記は「チューニング」。「トゥ」と「テュ」は、発音が微妙に近い。フォニックスでTUを「テュー」と読む理由は、Tのアルファベット読みである「ティー」とUのアルファベット読みである「ユー」を組み合わせて「ティーユー」にして、「ティーユー」を早口で言うと「ティユ」→「テュ」の発音になるという解釈をすることもできる。「テュ」は舌が硬口蓋寄りになる。

ちゃ行[編集]

「ち」の拗音である「ちゃ行=ちゃ.ちゅ.ちぇ.ちょ」は、訓令式や日本式では、「TYA TYU TYE TYO」、ヘボン式では「CHA CHU CHE CHO」。もし、ヘボン式で、「ちゃ=TYA,ちゅ=TYU,ちぇ=TYE,ちょ=TYO」にすると、「TYA=てゃ,TYU=てゅ,TYE=てぃぇ,TYO=てょ」と読まれてしまうので要注意。ただし、促音による「ちゃ行」=「っ+ちゃ行」の子音字は、ヘボン式では「CCH」ではなく「TCH」であり、ローマ字入力ではオプションで「TCH」で打てるようにすべきである。もし、「っ+ちゃ行=CCH+母音」だと、CCは、フォニックスでは、CCの後ろにHが来ると、「CCH+母音=ク+ちゃ行」と読まれ、「CCH」=「クチ(ktʃ)」と発音されるので、促音にならないからである。

TH=てゃ行・てぃ行?[編集]

ただし、ローマ字入力で、「てぃ=THI」=「TH+母音」である理由については、問題がある。

「TH」の2文字子音は、ローマ字入力では、「『た行』の拗音」=「てゃ行・てぃ行」で、「TH+母音」=「THA=てゃ,THI=てぃ,THU=てゅ,THE=てぇ,THO=てょ」となり、

完全な『た行』の調音の一種であるが、英語のスペルで、フォニックスにおける「TH」の2文字子音は、「トゥ(t)=「完全な『た行』の調音」で発音されることは少なく、

「ス(θ)=さ行寄りのた行」「ズ(ð)=ざ行寄りのだ行」で発音されることが多い。英語での「TH」の発音で、フォニックスの原則と異なり、ローマ字入力の「TH」と同じく、「トゥ(t)=完全な『た行』の調音」で発音される「TH」は、Hは発音せず、「サイレントH」で、サイレントHがYの影響を受けたものか、Hは有気音の表現で、有気音の「TH」であり、フォニックスでのTの発音である「トゥ(t)」に有気音を含んだ発音か、文字通り、「た行(T)」と「は行(H)」の発音を同時にしたもので、フォニックスでのTの発音である「トゥ(t)」とほぼ同じである。

英語でのTHの発音が、Hが「サイレントH」で、ローマ字入力での発音と同じく、「トゥ(t)=「完全な『た行』の調音」で発音される「TH」は、THのフォニックスの例外であり、Beethoven, Thomas, Thai, ethanol, ruthenium, cathedral, catholic, Lithuania, Lesotho, Thimphu, Thames, thompson, thais(タイスの瞑想曲), prithee, Anthony, Athens, Theremin, lithium, thulium, Ethiopiaなどとラテン語、オランダ語、アラム語、タイ語などの外来語が多い。themeは、英語ではフォニックス通り「ティーム」と読むが、日本では同義のドイツ語Themaが広まったため、ドイツ語流に「テーマ」と読む。

この内容から考えると、ローマ字入力で「てゃ行・てぃ行(『た行』の拗音)」=「てゃ.てぃ.てゅ.てぇ.てょ」は、一括入力である「TH+母音」は無くすべきであり、分割入力である「てゃ=TEXYA,てぃ=TEXI,てゅ=TEXYU,てぇ=TEXE,てょ=TEXYO」のみの方が無難である。

意味[編集]

ローマ字入力におけるT[編集]

TA TI TU TE TO
TYA TYI TYU TYE TYO
ちゃ ちぃ ちゅ ちぇ ちょ
TSA TSI TSU TSE TSO
つぁ つぃ つぇ つぉ
THA THI THU THE THO
てゃ てぃ てゅ てぇ てょ
TWU
とぅ

上記の内容を参照。

歴史[編集]

ギリシャ文字の「Τ(タウ)」を由来とする。

同じ由来を持つ文字[編集]

多くはタ行の音を表している。

各国語での読み方[編集]

多くの言語で、タ行の音を表す子音として使われる。

言語 字名 語中での読み方 備考
T ta ti tu
古典ラテン語 テー ティ トゥ
教会ラテン語 テー ティ トゥ
イタリア語 ティ ティ トゥ
スペイン語 ティ トゥ
フランス語 ティ テュ
英語 ティー テイ タイ テュー
ドイツ語 テー ティ トゥ
ポーランド語 - トゥ

外部リンク[編集]

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