Y
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Y(ワイ)とは、アルファベットの25文字目。半母音字で、子音字・母音字どちらでもある。子音と母音両方を表す字として使われる。小文字はy。QWERTY配列で、英字上段の左から6文字目。アルファベット読みの発音の呼称は、英語のスペルでは「wy」「wye」、発音記号は「wai」。
Yのアルファベット読みである「ワイ」の発音の中には、『わ行』の子音(半母音)と「い段」を組み合わせた発音なので、『や行』の子音(半母音)がわかりにくいが、「ワイ」から「ワ」を取り除いたものである「イ=い段」の部分が「Y」の要素なのではという考えもある。
一般的には子音を表す字として見られることが多く実際に子音を表す字として使われることが多いが、母音を表すこともある(英語では「myth」など)。因みにYを母音字でないとみなす場合、英語の「myth」や「hymn」などの単語は母音字でない文字だけからなる単語となる。
意味[編集]
- ローマ字の「や行」。『や行』の子音の発音記号は「j(ヤ)」で、字形はアルファベットの小文字のj(ジェー)と同じである。「Y+母音」=「YA YI YU YE YO」→「や・い・ゆ・いぇ・よ」。や行は半母音であり、「い段」のかなに添えた母音の拗音で、「や」は「いあ」を早口で言った発音である「いぁ」の発音に近い。や行のい段(や行い)はあ行のい段(あ行い=『い』)と同じで、母音のみであり、や行はい段を除いで空欄とする場合が多い。ローマ字入力で「YI」と打つと、メーカーによっては「い」とは表示されず、何も出てこない時もある。や行のえ段(や行え)は、「いぇ」であり、「いぇ」は、ローマ字入力では、「YE」であるが、分割入力で「IXE」と打つ場合もある。Yのフォニックスは、「ヤ(j)」「アイ(ai)」「イー(iː)」「イ(i)」。ローマ字読み・ローマ字入力におけるYは、他に、開拗音にも使われる。
- 色相で、黄色(Yellow)を表す記号。
- 肯定(yes)の略。
- Yahoo!の略。
- Y字形のもの。「Y字路」の交差点。
- 地名
- FAU タイプに分類されるゼオライト。
- Yパラメータ、Y行列。二端子対回路(電気回路)における表現手法。
- 『ポケットモンスター Y』は、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズの1作品。
- ワイ - ゲームから派生した漫画『ポケットモンスターSPECIAL』に登場する架空の人物。
- Y (大澤誉志幸のアルバム) - 大澤誉志幸の14作目のアルバム。
ローマ字入力におけるY[編集]
YA | YI | YU | YE | YO |
---|---|---|---|---|
や | い[×] | ゆ | いぇ | よ |
歴史[編集]
ギリシャ文字の「Υ(ユプシロン)」を由来とする。ラテン文字には最初無かったが、ギリシャ語の「Υ」を書き表すために、後から付け加えられた。
各国語での読み方[編集]
西・仏・英語ではヤ行の音を表す子音として使われ、「I」と同等の母音として使われることもある。ドイツ語やポーランド語ではイとウの中間の様な母音を表し、ヤ行子音には「J」が使用される。
言語 | 字名 | 語中での読み方 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
Y | y | ya | yu | ||
古典ラテン語 | ユー | - | - | - | 外来語のみ |
教会ラテン語 | ユー | - | - | - | 外来語のみ |
イタリア語 | イグレカ | - | - | - | 外来語のみ |
スペイン語 | イグリエガ | イ | ヤ | ユ | |
フランス語 | イグレク | イ | ヤ | ユ | |
英語 | ワイ | アイ、イー | イェイ | ユー | |
ドイツ語 | ユプシロン | ユ | - | - | |
ポーランド語 | イグレク | ウ | - | - |
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