日本テレビネットワーク協議会
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日本テレビネットワーク協議会(にほんテレビネットワークきょうぎかい、Nippon Television Network System、略称:NNS)は、日本の民間放送テレビ29社で構成される番組供給ネットワーク組織である。
概要[編集]
日本テレビ放送網(日テレ)をキー局とするニュース系列(ニュースネットワーク)であるNippon News Network(略称:NNN)に加盟する民放テレビ局に、ニュース・報道以外の放送番組を供給する組織である。
NNN加盟局の内、宮崎県のテレビ宮崎(UMK)は加盟していない。また、供給番組は一部同時ネットとなっていない。
歴史[編集]
TBSテレビをキー局とするJNNに次いで1966年4月に発足し、日本のテレビネットワークでは歴史の古い組織である日本テレビをキー局とするニュースネットワーク「NNN」加盟局へニュース以外の一般番組を供給するネットワークとして1972年(昭和47年)6月14日に発足。これは中京広域圏での系列局を中京テレビ放送に一本化した時期(1973年4月)とほぼ同じである。
加盟局[編集]
放送対象エリア | 放送局名 | リモコンキーID | 備考 |
---|---|---|---|
北海道 | 札幌テレビ放送(STV) | 5 | 基幹局 |
青森県 | 青森放送(RAB) | 1 | [注釈 1] |
岩手県 | テレビ岩手(TVI) | 4 | |
宮城県 | 宮城テレビ放送(ミヤギテレビ / MMT) | 4 | 基幹局 |
秋田県 | 秋田放送(ABS) | 4 | |
山形県 | 山形放送(YBC) | 4 | [注釈 2] |
福島県 | 福島中央テレビ(FCT) | 4 | |
関東広域圏 | 日本テレビ放送網(NTV / 日テレ) | 4 | キー局 |
山梨県 | 山梨放送(YBS) | 4 | |
長野県 | テレビ信州(TSB) | 4 | [注釈 3] |
新潟県 | テレビ新潟放送網(TeNY) | 4 | |
静岡県 | 静岡第一テレビ(SDT / Daiichi-TV) | 4 | |
富山県 | 北日本放送(KNB) | 1 | |
石川県 | テレビ金沢(KTK) | 4 | |
福井県 | 福井放送(FBC) | 7 | ANNとのクロスネット局 |
中京広域圏 | 中京テレビ放送(CTV) | 4 | 基幹局[注釈 4] |
近畿広域圏 | 讀賣テレビ放送(読売テレビ / ytv) | 10 | 準キー局 |
鳥取県 島根県 |
日本海テレビジョン放送(NKT) | 1 | |
広島県 | 広島テレビ放送(HTV / 広テレ) | 4 | 基幹局[注釈 5] |
山口県 | 山口放送(KRY) | 4 | [注釈 6] |
徳島県 | 四国放送(JRT) | 1 | |
香川県 岡山県 |
西日本放送(RNC) | 4 | |
愛媛県 | 南海放送(RNB) | 4 | |
高知県 | 高知放送(RKC) | 4 | |
福岡県 | 福岡放送(FBS) | 5 | 基幹局 |
長崎県 | 長崎国際テレビ(NIB) | 4 | |
熊本県 | 熊本県民テレビ(kkt!) | 4 | |
大分県 | テレビ大分(TOS) | 4 | FNNとのクロスネット局 |
鹿児島県 | 鹿児島讀賣テレビ(KYT) | 4 |
かつての加盟局[編集]
放送対象エリア | 放送局名 | 現在の系列 | 退会理由 |
---|---|---|---|
新潟県 | 新潟総合テレビ(NST) | FNN・FNS | 元クロスネット局。テレビ新潟放送網の開局に伴うもの |
中京広域圏 | 名古屋テレビ放送(NBN / メ〜テレ) | ANN | 旧社名:名古屋放送(名古屋テレビ)。中京テレビ放送へのネットワーク一本化によるクロスネット解消に伴うもの |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ放送(KTS) | FNN・FNS | 元クロスネット局。鹿児島讀賣テレビの開局に伴うもの |
放送対象エリア | 放送局名 | 現在の系列 | 退会理由 |
---|---|---|---|
宮城県 | 仙台放送(OX) | FNN・FNS | NNS発足前にNNNに加盟した元クロスネット局。ミヤギテレビの開局に伴うもの |
静岡県 | 静岡県民放送(SKT) | ANN | NNNのみ加盟の元クロスネット局。静岡第一テレビの開局に伴うもの。現・静岡あさひテレビ |
熊本県 | テレビ熊本(TKU) | FNN・FNS | NNNにオブザーバー加盟の元クロスネット局。くまもと県民テレビの開局に伴うもの |
長崎県 | テレビ長崎(KTN) | FNN・FNS | NNNのみ加盟の元クロスネット局。長崎国際テレビの開局内定[注釈 7]に伴うもの |
その他[編集]
- 過去には首都圏独立U局の、テレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビ放送、群馬テレビがオブザーバー加盟し、平成改元前後の音曲自粛期間は日本テレビとサイマルで番組放送していた。
- 過去には、ネットワークセールス番組でCM全てまで含めた同時ネットを義務付ける「マストバイ局」という分類があった[注釈 8][1][2][3]。一方、遅れネットや地元CMへの差し替えが認められた系列局もあり、「非マストバイ局」と通称された[4][5]。
脚注[編集]
- 注釈
- ↑ 一時ANNとのクロスネット
- ↑ 一時ANNとのクロスネット
- ↑ 開局時はANNとのクロスネット
- ↑ 開局時はANNとのクロスネットで、基幹局化はクロスネット解消後。
- ↑ 開局時はFNNとのクロスネットで、基幹局化はクロスネット解消後。
- ↑ 福岡放送開局や広テレのクロスネット解消まで基幹局扱いされたことがあった。
- ↑ NIB開局半年前にNNNを離脱
- ↑ 元々、「マストバイ(Must buy)」という言葉は、広告代理店が系列局の番組購入契約に対して使用していた言葉で、日本テレビ系列以外では系列局を区分する用語として使用されなかった(日テレ系以外ではネットワークセールス番組は、CMも同時ネットするのが通常だったため)。
- 出典
- ↑ 会社概要 沿革青森放送 1991年 日本テレビ系列マストバイ局となる(この年青森朝日放送開局)。
- ↑ 特集 テレビ60年 地域と民放 その2 山形放送 ジャーナリズム&メディア 第8号 日本大学法学部新聞学研究会 - P.71に「マストバイ」の文言がある。
- ↑ 特集 テレビ60年 地域と民放 その3 高知放送 ジャーナリズム&メディア 第9号 日本大学法学部新聞学研究会 - P.8に「マストバイ」の文言がある。
- ↑ 日テレマストバイ・非マストバイって? | VBCテレビブログ放送 2013/09/02
- ↑ 1984年11月22日(木曜日)の日本海テレビジョン放送のラテ欄 うさぎいぬの読むテレビ 2021/11/21