伊藤元太 (子役)
伊藤 元太(いとう げんた、1998年〈平成10年〉1月5日[1] - 2016年〈平成28年〉8月31日[2][3][4])は、日本の子役[4][5][6]。15代目てれび戦士。愛称は、元ちゃん、げん[7]。
略歴[編集]
子役時代[編集]
NHK東京児童劇団に在籍し、NHKの番組に出演、中でもNHK Eテレ『天才てれびくんMAX』てれび戦士(出演期間2008年〈平成20年〉度 - 2010年〈平成22年〉度)で出演し人気子役となる[9][5][10][11]。
2011年、『天才てれびくん』を卒業後はNHK東京児童劇団を卒団。芸能活動を離れる[12]。
中学・高校時代[編集]
中学では卓球部に所属している[7]。
その後、栄東高等学校に進学。
2014年、かねてからの夢でもあった俳優として芸能活動再開のため[13]、第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募したが、結局、2次審査で落選。芸能活動再開はならなかった[14]。
2016年(平成28年)3月、栄東高等学校を卒業後[15][16]、2016年(平成28年)4月、一般入試で早稲田大学商学部に入学した[2][3][4]。早稲田大学商学部の他にも一般入試で立教大学法学部政治学科、センター利用で立教大学経済学部経済学科と中央大学商学部経営学科、一次入試で防衛大学校一般人社にも合格していた[16]。
事故死[編集]
2016年(平成28年)8月31日、早稲田大学商学部1年生の時に東京都青梅市大柳町の多摩川釜の淵公園にてタレント仲間の友人3人と川遊び中に水難事故死した。18歳没[2][17][3][4][18][19][11]。18時頃に中洲から泳いで岸に戻ろうとして流され、すぐに警察などによって捜査活動が行われたが、増水のため水中での捜査が困難となり、調布橋の上からサーチライトで川面を照らし捜査したところ、6日後の9月6日早朝に現場から6㎞ほど下った東京都羽村市の小作取水堰で発見された[17][20]。溺死とみられる[19]。事故当時、8月30日に接近した台風10号による雨の影響で増水し、流れも早かったという[19][20]。その死は、しばらく伏せられていたが、2017年(平成29年)1月5日に伊藤の誕生日に両親の意向もあり、天てれサーカス部公式サイトにて公表された[19][11][2][3][4][18][12]。2016年(平成18年)9月には芸能事務所からのスカウトを受けて俳優として芸能界デビューを控えていた矢先の出来事だった[12][21][18][4][22][2]。
人物[編集]
年下の面倒を見たり[8]、友達思いの元気な子であり[5][22]、みんなを幸せにする笑顔の持ち主でもあったという[7]。
出演[編集]
バラエティ[編集]
- 天才てれびくんMAX(2008年 - 2011年、NHK Eテレ)てれび戦士・伊藤元太 役
脚注[編集]
- ↑ a b c 『天才てれびくんMAX てれび戦士フォトブック in 夏イベ2010』 学研パブリシング〈Gakken Mook〉、2010年10月26日、40頁。ISBN 978-4-05-606120-8。
- ↑ a b c d e “「天才てれびくん」出演の伊藤元太さん、昨年8月水難事故で死去”. サンケイスポーツ (産経新聞社). (2017年1月6日) 2019年5月5日閲覧。
- ↑ a b c d “元てれび戦士伊藤元太さん訃報に、仲間ら悲しみの声”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2017年1月5日) 2019年5月5日閲覧。
- ↑ a b c d e f “Eテレ出演の元子役 昨年水難事故で死去”. 福島民報 (福島民報社): p. 28. (2017年1月6日)
- ↑ a b c “「天才てれびくんMAX」伊藤元太さん、昨年8月に亡くなっていた…誕生日に公表”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2017年1月5日) 2019年5月5日閲覧。
- ↑ 世界史専門塾 ゆげ塾 ゆげひろのぶ2017年8月17日のツイート
- ↑ a b c d 『天才てれびくんMAX てれび戦士フォトブック in 夏イベ2010』 学研パブリシング〈Gakken Mook〉、2010年10月26日、41頁。ISBN 978-4-05-606120-8。
- ↑ a b 『天才てれびくんMAX てれび戦士フォトブック in 夏イベ2010』 学研パブリシング〈Gakken Mook〉、2010年10月26日、87頁。ISBN 978-4-05-606120-8。
- ↑ “伊藤元太さん、18歳で死去 天才てれびくんで活躍 両親「どうか笑顔思い出して」”. ハフィントンポスト日本版 (ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン). (2017年1月5日) 2020年3月9日閲覧。
- ↑ Narinari.com編集部 (2017年1月5日). “元てれび戦士・伊藤元太さんの水難事故死を公表”. ナリナリドットコム (Narinari.com) 2019年5月5日閲覧。
- ↑ a b c “ご両親からのお手紙”. サーカス部 (2017年1月5日). 2019年5月5日確認。
- ↑ a b c “「天才てれびくん」元てれび戦士・伊藤元太さん18歳で事故死していた”. シネマトゥデイ (シネマトゥデイ). (2017年1月5日) 2019年5月5日閲覧。
- ↑ 伊藤元太2014年6月17日7時44分のツイート- Twitter
- ↑ 伊藤元太2014年6月17日7時39分のツイート- Twitter
- ↑ 伊藤元太2016年3月9日のツイート
- ↑ a b “2016年度入試実績”. 世界史専門塾(予備校)|ゆげ塾. 合格実績・体験記. 2021年6月13日確認。
- ↑ a b “伊藤元太の思い出と報告”. 世界史専門塾(予備校)|ゆげ塾. 合格実績・体験記 (2020年8月27日). 2021年6月13日確認。
- ↑ a b c “「天才てれびくん」出演の伊藤元太さんが昨年8月に事故で亡くなっていた“19歳”誕生日に両親が公表”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2017年1月5日). オリジナルの2017年9月15日時点によるアーカイブ。 2019年7月31日閲覧。
- ↑ a b c d “お知らせ”. サーカス部 (2017年1月5日). 2019年7月31日確認。
- ↑ a b “「てれび戦士」伊藤元太さん、台風で増水した川に流され事故死していた!”. アサ芸プラス. 徳間書店 (2017年1月11日). 2021年8月18日確認。
- ↑ “情報プレゼンター とくダネ!|2017/01/06(金)08:00放送|フジテレビ”. TVでた蔵. 富士ソフト. 2019年5月5日確認。
- ↑ a b “元「てれび戦士」伊藤元太さん死去…18歳 昨年8月に川で溺れ”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2017年1月6日) 2020年3月9日閲覧。
参考文献[編集]
- 『天才てれびくんMAX てれび戦士フォトブック in 夏イベ2010』 学研パブリシング〈Gakken Mook〉、2010年10月26日。ISBN 978-4-05-606120-8。