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マイルチャンピオンシップ南部杯

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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マイルチャンピオンシップ南部杯
開催国 日本国旗.png日本
主催者 岩手県競馬組合
競馬場 盛岡競馬場
創設 1988年10月9日
2020年の情報
距離 ダート1600m
格付け JpnI
賞金 1着賞金4500万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上(指定交流)
出走資格も参照
負担重量 定量(3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
施行時期 毎年10月第2月曜日(体育の日

マイルチャンピオンシップ南部杯(マイルチャンピオンシップなんぶはい)は、岩手県競馬組合盛岡競馬場で施行する地方競馬重賞レースJpnI)である。農林水産大臣が賞を提供、またRoad to JBCに指定されているため、正式名称は「農林水産大臣賞典[1] Road to JBC マイルチャンピオンシップ南部杯」。通称:南部杯。また中央競馬でのマイルチャンピオンシップと区別するためマイルCS南部杯マイル南部杯MCS南部杯と表記される事がある。

レース名は江戸時代盛岡藩を治めていた南部氏に由来し45代当主・南部利昭の許可の下、名付けられた。表彰式には毎年南部家当主が出席し、正賞である南部杯を授与している。

南部杯、農林水産大臣賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、岩手県知事賞、岩手県馬主会会長賞、開催執務委員長賞。

歴史[編集]

  • 1988年 - 3歳(旧:4歳)以上の競走馬による北日本地区交流レース「北日本マイルチャンピオンシップ南部杯」として創設。水沢競馬場のダート1600mで施行。
  • 1995年
    • 中央・地方全国交流レースに指定。
    • 名称を「マイルチャンピオンシップ南部杯」に変更。
    • 開催日が体育の日に固定される(祝日改正法適用前で日曜日にあたった1999年を除く)。
  • 1996年 - 施行場を盛岡競馬場に変更。
  • 1997年 - ダート競走格付け委員会にGI(統一GI)に格付けされる。
  • 2002年 - Road to JBCに指定される。
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴い、統一グレード表記をJpnIに変更。
  • 2011年
    • 本年のみJRAが主催し、東京競馬場のダート1600mで「農林水産省賞典 マイルチャンピオンシップ南部杯」の名称で施行、売上の一部を支援金として岩手県競馬組合に拠出。このため、岩手県馬主会会長賞の寄贈を行わなかった。
    • 本年のみ、出走枠を地方競馬所属馬は5頭(うち岩手所属馬2頭まで)、フルゲート16頭までに変更。
  • 2012年 - 施行場を盛岡競馬場に戻す。

歴代優勝馬[編集]

※馬齢は、2000年以前も現行表記(国際基準)に揃えている。

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1988年10月9日 グレートサーペン 牡6 高崎 1:42.4 工藤勉 渡辺和泰 三原勝太郎
第2回 1989年10月8日 ダイコウガルダン 牡4 上山 1:42.4 水戸賢二 村山博 熊久保勅夫
第3回 1990年10月7日 グレートホープ 牡4 盛岡 1:40.0 菅原勲 小西重征 小野寺喜久男
第4回 1991年10月13日 タケデンファイター 牡5 新潟 1:40.8 大枝幹也 佐藤忠雄 赤川喜一郎
第5回 1992年10月11日 タケデンマンゲツ 牡6 宇都宮 1:42.0 平沢則雄 平石正己 熊久保勅夫
第6回 1993年11月23日 トウケイニセイ 牡6 盛岡 1:39.8 菅原勲 小西重征 小野寺喜久男
第7回 1994年9月25日 トウケイニセイ 牡7 盛岡 1:39.5 菅原勲 小西重征 小野寺喜久男
第8回 1995年10月10日 ライブリマウント 牡4 JRA 1:40.6 石橋守 柴田不二男 加藤哲郎 他2名
第9回 1996年10月10日 ホクトベガ 牝6 JRA 1:38.3 的場均 中野隆良 金森森商事(株)
第10回 1997年10月10日 タイキシャーロック 牡5 JRA 1:36.2 横山典弘 土田稔 (有)大樹ファーム
第11回 1998年10月10日 メイセイオペラ 牡4 水沢 1:35.1 菅原勲 佐々木修一 (有)明正商事
第12回 1999年10月11日 ニホンピロジュピタ 牡4 JRA 1:38.4 武豊 目野哲也 小林百太郎
第13回 2000年10月9日 ゴールドティアラ 牝4 JRA 1:38.3 後藤浩輝 松田国英 吉田和子
第14回 2001年10月8日 アグネスデジタル 牡4 JRA 1:37.7 四位洋文 白井寿昭 渡辺孝男
第15回 2002年10月14日 トーホウエンペラー 牡6 水沢 1:38.7 菅原勲 千葉四美 (有)東豊物産
第16回 2003年10月13日 アドマイヤドン 牡4 JRA 1:35.4 安藤勝己 松田博資 近藤利一
第17回 2004年10月11日 ユートピア 牡4 JRA 1:35.9 横山典弘 橋口弘次郎 金子真人
第18回 2005年10月10日 ユートピア 牡5 JRA 1:36.7 安藤勝己 橋口弘次郎 金子真人ホールディングス(株)
第19回 2006年10月9日 ブルーコンコルド 牡6 JRA 1:36.6 幸英明 服部利之 (株)荻伏レーシング・クラブ
第20回 2007年10月8日 ブルーコンコルド 牡7 JRA 1:36.8 幸英明 服部利之 (株)ブルーマネジメント
第21回 2008年10月13日 ブルーコンコルド 牡8 JRA 1:37.3 幸英明 服部利之 (株)ブルーマネジメント
第22回 2009年10月12日 エスポワールシチー 牡4 JRA 1:35.4 佐藤哲三 安達昭夫 (株)友駿ホースクラブ
第23回 2010年10月11日 オーロマイスター 牡5 JRA 1:34.8 吉田豊 大久保洋吉 (有)サンデーレーシング
第24回 2011年10月10日 トランセンド 牡5 JRA 1:34.8 藤田伸二 安田隆行 前田幸治
第25回 2012年10月8日 エスポワールシチー 牡7 JRA 1:35.9 佐藤哲三 安達昭夫 (株)友駿ホースクラブ
第26回 2013年10月14日 エスポワールシチー 牡8 JRA 1:35.1 後藤浩輝 安達昭夫 (株)友駿ホースクラブ
第27回 2014年10月13日 ベストウォーリア 牡4 JRA 1:35.9 戸崎圭太 石坂正 馬場幸夫
第28回 2015年10月12日 ベストウォーリア 牡5 JRA 1:36.8 福永祐一 石坂正 馬場幸夫
第29回 2016年10月10日 コパノリッキー 牡6 JRA 1:33.5 田辺裕信 村山明 小林祥晃
第30回 2017年10月9日 コパノリッキー 牡7 JRA 1:34.9 田辺裕信 村山明 小林祥晃
第31回 2018年10月8日 ルヴァンスレーヴ 牡3 JRA 1:35.3 M.デムーロ 萩原清 (株)G1レーシング
第32回 2019年10月14日 サンライズノヴァ 牡5 JRA 1:34.2 吉原寛人 音無秀孝 松岡隆雄
第33回 2020年10月12日 アルクトス 牡5 JRA 1:32.7 田辺裕信 栗田徹 山口功一郎
第34回 2021年10月11日 アルクトス 牡6 JRA 1:35.3 田辺裕信 栗田徹 山口功一郎
第35回 2022年10月10日 カフェファラオ 牡5 JRA 1:34.6 福永祐一 堀宣行 西川光一
第36回 2023年10月9日 レモンポップ 牡5 JRA 1:33.8 坂井瑠星 田中博康 ゴドルフィン
第37回 2024年10月14日 レモンポップ 牡6 JRA 1:35.9 坂井瑠星 田中博康 ゴドルフィン

脚注[編集]

  1. 日本中央競馬会(JRA)主催となった2011年度は「農林水産省賞典」と表記。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

GIフェブラリーステークス | ☆チャンピオンズカップ | 東京大賞典
JpnI 川崎記念 | 羽田盃 | かしわ記念 | 東京ダービー | さきたま杯 | 帝王賞 | ジャパンダートクラシック | マイルチャンピオンシップ南部杯 | JBCレディスクラシック | JBCスプリント | JBCクラシック | 全日本2歳優駿
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