JR石北本線
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石北本線 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 北海道 |
種類 | 普通鉄道(在来線・地方交通線) |
起点 | 新旭川駅 |
終点 | 網走駅 |
駅数 | 一般駅:2駅 旅客駅:30駅 貨物駅:0駅 信号場:6か所 |
電報略号 | セホホセ セホセ(石北線時代) アハホセ(網走本線時代) |
路線記号 | ○A 路線記号については当該記事も参照 |
開業 | 1912年10月5日(網走本線) 1912年11月18日(湧別軽便線) 1922年11月4日(石北線) |
全通 | 1932年10月1日 |
民営化 | 1987年4月1日 |
所有者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
運営者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) (全線 第一種鉄道事業者) 日本貨物鉄道(JR貨物) (新旭川 - 北見間 第二種鉄道事業者) |
車両基地 | 旭川運転所 |
使用車両 | 使用車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 234.0 km |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
線路数 | 全線単線 |
電化区間 | 全線非電化 |
閉塞方式 | 自動閉塞式(特殊) |
保安装置 | ATS-SN |
最高速度 | 95 km/h |
石北本線(せきほくほんせん)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線(地方交通線)である。
概要[編集]
北海道中央部から道東へ走る鉄道路線である[1]。オホーツクの拠点都市と、旭川、札幌圏をつなぐ幹線交通ネットワークである[2]。
主な沿線には女満別湖、朝日ヶ丘公園、美幌峠、生田原温泉、丸瀬布森林公園などがある。
歴史[編集]
- 1912年10月 - 網走線(のち網走本線)として野付牛(現・北見)- 網走間開業
- 1912年11月 - 湧別軽便線として野付牛 - 留辺蘂間開業
- 1915年 - 湧別軽便線が遠軽まで延長
- 1922年 - 石北線(のち石北西線)として新旭川 - 愛別間開業
- 1927年 - 石北東線として遠軽 - 丸瀬布間開業
- 1929年 - 石北西線が中越まで延伸
- 1932年 - 中越 - 白滝間開通で石北東・西線が繋がり、新旭川 - 遠軽 - 野付牛間を石北線とする。
- 1961年4月 - 石北線と網走本線の北見 - 網走間を石北本線とする。
駅一覧[編集]
便宜上、新旭川側の全列車が乗り入れる宗谷本線旭川駅 - 新旭川駅間も合わせて記載する。
- 駅名 … ◇:貨物取扱駅(定期貨物列車の発着なし)
- 累計営業キロは、新旭川駅からのもの。
- 停車駅
- 普通列車は全ての旅客駅に停車。ただし、一部の列車は▽の駅を通過する。
- 特快=特別快速「きたみ」…●:全列車停車、▼:下り列車のみ停車、|:全列車通過
- 快速「なよろ」…列車記事または宗谷本線を参照
- 特急…「オホーツク (列車)」参照
- 線路 … ∥:複線区間、∨:ここより下は単線、◇・◆・∧・|:単線区間(◇・◆:列車交換可能、◆:スイッチバック駅、∧:路線終点)
- 全駅北海道内に所在
路線名 | 駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 特快 | 接続路線・備考 | 線路 | 所在地 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
駅間 | 累計 | |||||||||
宗谷本線 | A 28 | 旭川駅 | - | 3.7 | ● | 北海道旅客鉄道:■函館本線・■富良野線 | ∥ | 上川管内 | 旭川市 | |
A 29 | 旭川四条駅 | 1.8 | 1.9 | ▼ | ∥ | |||||
A 30 | 新旭川駅◇ | 1.9 | 0.0 | ▼ | 北海道旅客鉄道:宗谷本線(名寄方面) | ∨ | ||||
石北本線 | ||||||||||
A 31 | 南永山駅 | 2.5 | 2.5 | ▼ | | | |||||
A 32 | 東旭川駅 | 2.7 | 5.2 | ▼ | ◇ | |||||
A 34 | 桜岡駅 | 5.0 | 10.2 | ▼ | ◇ | |||||
A 35 | 当麻駅 | 3.7 | 13.9 | ● | ◇ | 上川郡 | 当麻町 | |||
A 37 | 伊香牛駅 | 5.6 | 19.5 | | | ◇ | |||||
A 38 | 愛別駅 | 6.4 | 25.9 | | | ◇ | 愛別町 | ||||
A 39 | 中愛別駅 | 6.1 | 32.0 | | | ◇ | |||||
A 40 | 愛山駅▽ | 4.0 | 36.0 | | | | | |||||
A 41 | 安足間駅 | 2.0 | 38.0 | | | ◇ | |||||
A 43 | 上川駅 | 6.9 | 44.9 | ● | ◇ | 上川町 | ||||
中越信号場 | - | 57.2 | | | ◇ | ||||||
上越信号場 | - | 64.9 | | | ◇ | ||||||
奥白滝信号場 | - | 73.9 | | | ◇ | オホーツク管内 | 紋別郡 遠軽町 | ||||
A 45 | 白滝駅 | 37.3 | 82.2 | ● | ◇ | |||||
(A 47) | 下白滝信号場 | - | 92.7 | | | ◇ | |||||
A 48 | 丸瀬布駅 | 19.7 | 101.9 | ● | ◇ | |||||
A 49 | 瀬戸瀬駅 | 7.8 | 109.7 | | | ◇ | |||||
A 50 | 遠軽駅 | 11.1 | 120.8 | ● | ◆ | |||||
A 51 | 安国駅 | 8.0 | 128.8 | ● | ◇ | |||||
A 53 | 生田原駅 | 8.9 | 137.7 | ● | ◇ | |||||
(A 54) | 金華信号場 | - | 152.7 | | | ◇ | 北見市 | ||||
A 55 | 西留辺蘂駅 | 18.5 | 156.2 | | | | | |||||
A 56 | 留辺蘂駅 | 2.0 | 158.2 | ● | ◇ | |||||
A 57 | 相内駅 | 10.9 | 169.1 | ● | ◇ | |||||
A 58 | 東相内駅 | 4.6 | 173.7 | ● | ◇ | |||||
A 59 | 西北見駅 | 2.6 | 176.3 | ● | | | |||||
A 60 | 北見駅◇ | 4.7 | 181.0 | ● | ◇ | |||||
A 61 | 柏陽駅 | 2.7 | 183.7 | | | ||||||
A 62 | 愛し野駅 | 2.2 | 185.9 | | | ||||||
A 63 | 端野駅 | 1.4 | 187.3 | ◇ | ||||||
A 64 | 緋牛内駅 | 7.3 | 194.6 | ◇ | ||||||
A 65 | 美幌駅 | 11.5 | 206.1 | ◇ | 網走郡 | 美幌町 | ||||
A 66 | 西女満別駅▽ | 7.0 | 213.1 | | | 大空町 | |||||
A 67 | 女満別駅 | 5.0 | 218.1 | ◇ | ||||||
A 68 | 呼人駅 | 7.8 | 225.9 | ◇ | 網走市 | |||||
A 69 | 網走駅 | 8.1 | 234.0 | 北海道旅客鉄道:■釧網本線 | ∧ |
かつて旅客駅だった信号場[編集]
- 中越信号場:旧・中越駅。2001年(平成13年)7月1日旅客扱い廃止。
- 上越信号場:旧・上越駅。1975年(昭和50年)12月25日旅客扱い廃止。
- 奥白滝信号場:旧・奥白滝駅。2001年(平成13年)7月1日旅客扱い廃止。
- 下白滝信号場:旧・下白滝駅 (A 47) 。2016年(平成26年)3月26日旅客扱い廃止。
- 金華信号場:旧・金華駅 (A 54) 。2016年(平成26年)3月26日旅客扱い廃止。
廃駅・廃止信号場[編集]
括弧内は新旭川駅からの営業キロ。
- 北日ノ出駅 (A 33) :2021年(令和3年)3月13日廃止。東旭川駅 - 桜岡駅間 (7.3 km) 。
- 将軍山駅 (A 36) :2021年(令和3年)3月13日廃止。当麻駅 - 伊香牛駅間 (17.4 km) 。
- 東雲駅 (A 42) :2021年(令和3年)3月13日廃止。安足間駅 - 上川駅間 (40.4 km) 。
- 天幕駅:2001年(平成13年)7月1日廃止。上川駅 - 中越信号場間 (50.5 km) 。
- 上白滝駅 (A 44) :2016年(平成26年)3月26日廃止。奥白滝信号場 - 白滝駅間 (78.9 km) 。
- 旧白滝駅 (A 46) :2016年(平成26年)3月26日廃止。白滝駅 - 下白滝信号場間 (88.3 km) 。
- 伊奈牛駅:1990年(平成2年)9月1日廃止。丸瀬布駅 - 瀬戸瀬駅間 (104.8 km) 。
- 新栄野駅:2006年(平成18年)3月18日廃止。瀬戸瀬駅 - 遠軽駅間 (113.0 km) 。
- 生野駅 (A 52) :2021年(令和3年)3月13日廃止。安国駅 - 生田原駅間 (132.7 km) 。
- 常紋信号場:旧・常紋仮乗降場。1975年(昭和50年)7月1日旅客扱い廃止・信号場化、2017年(平成29年)3月4日廃止。生田原駅 - 金華信号場間 (148.0 km) 。
- 下相ノ内仮乗降場:1967年(昭和42年)10月1日廃止。留辺蘂駅 - 相ノ内駅間 (163.9 km) 。
- 美野仮乗降場:廃止時期不詳(1958年(昭和31年)以降)。
- 鳥ノ沢仮乗降場:1971年(昭和46年)7月1日廃止。緋牛内駅 - 美幌駅間 (201.7 km) 。
廃止区間[編集]
- 貨物支線(短絡線)
- 東旭川駅 - (貨)北旭川駅 (6.2 km)
- 貨物支線
- 網走駅 - (貨)浜網走駅 (1.3 km)
- 1984年(昭和59年)2月1日廃止。
過去の接続路線[編集]
- 遠軽駅:JR北海道名寄本線 - 1989年(平成元年)5月1日廃止。
- 北見駅:北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 - 2006年(平成18年)4月21日廃止。
- 美幌駅:国鉄相生線 - 1985年(昭和60年)4月1日廃止。
- 網走駅:国鉄湧網線 - 1987年(昭和62年)3月20日廃止。
運行形態[編集]
特急は札幌発着のオホーツクが1日2往復運転され、更に旭川発着の大雪も臨時便で1日2往復設定されている。
普通列車は散々で、旭川 - 上川間と北見 - 網走間では1 - 3時間に1本確保されているが、それ以外の区間では4 - 9時間近く普通列車の来ない時間帯があり、特に上川 - 白滝間には1日1往復しか普通列車がない。これとは別に旭川 - 北見間に特快きたみが1日1往復のみ設定されている。
特急と特快以外はすべて遠軽駅で系統分断される。