電波

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電波(でんぱ)とは、赤外線より波長が長く、波長がおおむね0.1ミリメートル以上、周波数にして3テラヘルツ以下の電磁波の総称である。

概要[編集]

波長の上限、周波数の下限は存在しないと言ってもよい。電波はその波長によって、短いほうからサブミリ波ミリ波、マイクロ波、極超短波、超短波、短波、中波、長波、超長波極超長波と分かれる。

電波は主に放送や通信に利用されるが、波長が短いほど大量のデータを送れ、例えば、テレビに用いられる極超短波では大量の情報が送れる反面、電波が遠方や山岳など陰となる部分には届きにくくなり、中継局が必要になる。逆に波長が長くなると電波が遠方や陰になる部分でも回折現象で届きやすくなる一方で送れるデータの量が少なくなる。ラジオが良い例である。

このため、電波は波長ごとに細かく利用割り当てが決まっていて、目的に応じて、適切な波長の電波が利用されている。日本では、電波利用は総務省の管轄で、地方支分部局として総合通信局が置かれている。

チャンネル[編集]

電波は波長ごとに細かく利用割り当てがされるが、テレビでの使用はさらに決められた周波数の間隔(周波数帯)で区切られ、チャンネルと呼ばれる。アナログテレビ放送では、利用が割り当てられたチャンネルの数字をそのまま使用したが、地上波デジタルテレビ放送はエリア内で選局が容易になるようにリモコンキーIDが各放送局に割り当てられ、実際に利用が割り当てられた周波数帯は物理チャンネルと呼ばれる。物理チャンネルはリモコンキーIDと異なる数字である。

沿革[編集]

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用途[編集]

その他[編集]

日本の放送法では、地上波の民間放送局が親局送信所から放送可能なエリアが放送対象地域によって定められており、総務省の監督事項となっている。しかし、放送法自体が、周波数帯や大量通信手段の開拓が乏しかった1950年代の制定で、前記の放送対象地域が電波が最大限の送信特性を発揮できるエリアとは必ずしもなっておらず、地上波デジタルテレビ放送の開始にあたっては、三重県伊賀山口県長崎県のように隣県からの電波の漏れ(スピルオーバー)の抑制が人為的に行われて、アナログテレビ放送より視聴可能な隣接地域の放送局のエリアが狭くなっている。また地上波デジタルテレビでは、親局送信所は1局について1箇所に限定され、新たな県庁所在地一極集中の火種となっている。

関連項目[編集]

← 波長が短い(周波数が高い) 波長が長い(周波数が低い) →
γ線X線紫外線可視光線 ・  ・  ・ シアン ・  ・  ・  ・ )~ 赤外線電波
関連 周波数