電子レンジ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

電子レンジとは、「21センチ波を浴びせることで、液体を加熱する調理器具」をいう。英語圏では、「マイクロウェーブ・レンジ」と呼称される。

概要[編集]

は 21センチ波を透過するゆえに加熱されないので、冷凍食品は自然解凍させてから(あるいは、水を足してから)電子レンジにかけたほうが効率はよい。逆に、それを利用して、砂糖などを添加し、「中心部は凍っていないが、それを包む皮の部分は凍結している」という状態にしておいて電子レンジ調理を行ない、「外側は冷たいのに中は熱々」といったこともできる。
「陶器などは作れないだろう」と思われがちだが、21センチ波を吸収する素材で作られた容器である「マイクロウェーブ・キルン」というものがあるため、陶器や七宝焼にも用いられるという。

種類[編集]

オープン機能のついた「電子オーブン」と、ややこしい機能のついていない普通の電子レンジの二種類があり、その「普通の電子レンジ」のなかにもコンビニなどで使われる業務用電子レンジと一般家庭用電子レンジの二種類がある。
業務用電子レンジの取柄としては「とにかく頑丈で、最大出力が大きい」点である。プロの料理人が使うものとコンビニ用では性格が違い、コンビニ用の中古の電子レンジなどは狙い目である。

使用法[編集]

以下は一般家庭用電子レンジについて述べる。 冷蔵された食品の加温と冷凍された食品の加温は、いちおう別に考えねばならない。室温または「冷蔵」の場合は加熱にムラがあっても大した違いはないが、「冷蔵」はそのムラが大きく出ることがある。「500Wで一分四十秒(百秒)で適温だったら、最大出力の3000Wだったら何秒でいけるか?」とか考えだすと結構ややこしい。重量計と電卓を持ってきて計算してもズレがある。
それでも「いつものワット数でいつもの時間」というのがだいたいわかるのだが、それまでの時間と手間が惜しい。料理のプロと素人では、レンジでチンするだけでも腕の差は出るという話である。
なお、塩気のきつい部分は加熱されやすい。これらを勘案して実験ノートでもつけてレポートにまとめたら、夏休みの自由研究くらいな感じにはすぐなる。

比喩[編集]

鉄道ファンは、JR東日本E235系電車のことを電子レンジと呼んでいる。見た目が電子レンジのようであることによる比喩表現である。

関連項目[編集]