紫外線
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紫外線(しがいせん)は、波長並びに周波数が可視光線とX線の間の電磁波である。
概要[編集]
波長は10ナノメートルから360ナノメートルまで、周波数は800テラヘルツから30ペタヘルツまでである。非常に温度の高い物体から放射され、太陽光線にも含まれている。
生物への影響[編集]
ミツバチやモンシロチョウは紫外線が見えるが、赤は見えない。紫外線は人間を含め生物の体にとって有害であり、大気圏にあるオゾン層が太陽光に含まれる紫外線を吸収し、人体に害の少ない量にまで軽減しているが、このオゾン層がフロンなどによって破壊されることによって地表に届く紫外線の量が増加し、皮膚がんが増加することが懸念されている。
用途[編集]
ブラックライトを用いた誘蛾灯に使用される。また、物質に化学変化を起こさせやすく、細菌やウイルスにとっても有害であるため殺菌・消毒にも利用されるが、やり方を間違えると効果が出ないことがあるため、素人が独断で紫外線殺菌装置を導入するのは推奨されない。
その他[編集]
波長によってUVA、UVB、UVCとさらに分けられる。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
力武常次、都築嘉弘『チャート式シリーズ新物理ⅠB・Ⅱ』数研出版株式会社新制第11刷1998年4月1日発行