関ケ原町
せきがはらちょう
国 | 日本 |
地方 | 中部地方 |
所属 | 岐阜県不破郡 |
人口 | 7,054 人 |
面積 | 49.28 km2 |
人口密度 | 143 人/km2 |
公式サイト | www |
関ケ原町(せきがはらちょう)は、岐阜県西濃地方の不破郡にある町。自治体名称の正式表記には小書きの「関ヶ原」ではなく「関ケ原」を採用している[1]。古代には壬申の乱や慶長5年9月15日(1600年10月21日)に関ヶ原の戦いがあった場所として知られる町である。
概要[編集]
この場所は、古代には天智天皇の崩御後にその実弟である大海人皇子(後の天武天皇)と息子の大友皇子(弘文天皇)が皇位をめぐって争った壬申の乱が行なわれた場所である。壬申の乱の後、関ヶ原に不破関が設けられた。
慶長5年(1600年)9月15日に徳川家康と石田三成との間で天下分け目の関ヶ原の戦いが行なわれたのも当地である。
地理[編集]
岐阜県の西はずれに位置し、滋賀県に隣接し、北に伊吹山脈、南に鈴鹿山脈が控えて極めて狭隘な地形を形作っているため、昔から東西交通の要衝であり、それはすなわち軍事上の重要拠点でもあった。だからこそ壬申の乱や関ヶ原合戦という2大合戦も行われたと言える。
現在でもここが交通の要衝であることに変わりはなく、京浜経済圏・中京経済圏と阪神経済圏を結んで東海道本線、東海道新幹線、名神高速道路、国道21号線なども関ヶ原町を通過しているなど、極めて重要な拠点となっている。その一方、太平洋側気候と日本海側気候の境目でもあり、冬季に新幹線を中心に交通障害を発生させる多量の降雪に悩まされる。
沿革[編集]
昭和29年(1954年)1月に旧関ケ原町に今須村、玉村、岩手村の一部が合体して現在の関ケ原町が生まれている。
交通[編集]
鉄道[編集]
年中行事[編集]
関ヶ原古戦場[編集]
岐阜県などが関ケ原観光の拠点施設として2019年度中の「関ケ原古戦場ビジターセンター(仮称)」完成を目指している。高さ20メートルにある5階はガラス張りの展望室にし、東群・両軍の布陣を一望できるようにする予定。2016年3月19日には「世界古戦場サミット(World Battelefilds Summit)」を開催した[2][3]。
岐阜県は、関ケ原をゲティズバーグ(米国)、ワーテルロー(ベルギー)と並ぶ世界三大古戦場として世界に情報発信をしようとしている[4]。 ゲティスバーグ国立軍事公園とは姉妹都市協定が2016年9月5日に締結されている [5]。また、ワーテルロー市は既に長久手市と姉妹都市の関係に1992年10月からなっているが[6]、2017年秋に関ヶ原町とも「姉妹古戦場協定」を結ぶことになった[7]。
脚注[編集]
- ↑ “ホーム”. 関ケ原町. ホーム. 関ケ原町. 2021年1月25日確認。
- ↑ “「世界三大古戦場」集いました 関ケ原でサミット”. 朝日新聞DIGITAL (2016年3月22日). 2017年3月9日確認。
- ↑ “世界古戦場サミット”. 岐阜県 (2016年3月22日). 2017年3月9日確認。
- ↑ “外観デザイン案判明 県建設計画「関ケ原ビジターセンター」”. 中日新聞 (2016年12月31日). 2017年1月3日確認。
- ↑ “アメリカ・ゲティスバーグで関ケ原町が姉妹都市協定及び姉妹古戦場協定を締結”. 岐阜県 (2016年9月5日). 2017年3月9日確認。
- ↑ “第十八回 所変われば品変わる”. 在ベルギー日本国大使館 (2015年6月29日). 2017年1月3日確認。
- ↑ “関ケ原がベルギー・ワーテルローと姉妹協定へ”. 中日新聞 (2017年3月9日). 2017年3月9日確認。