大垣市
概要[編集]
岐阜市に次いで県内第2位の約15.5万人(2023年現在)の人口を擁している。
ライバルは県庁所在地の岐阜市である。大垣共立銀行(大垣市に本店)は、十六銀行(岐阜市に本店)から岐阜県の指定金融機関の座を奪っており、着実にライバルの座を脅かしている。しかし、大垣市・岐阜市とも魅力に欠ける市であったため、平成の大合併による市域拡張は東中濃諸市や飛騨の高山市と違って大失敗に終わっている。
平安時代からの交通の要衝であり、江戸時代は城下町および美濃路の宿場町であるが、明治以前は自噴水に悩まされた低湿地でもあり、五街道の中山道は大垣を避け、河渡、美江寺、赤坂を経由する北廻りルートだった。明治の東海道本線建設にあたっては、穂積、大垣経由となり、静岡県の富士市同様、潤沢な工業用水が確保できたため工業が発達。経済力を背景に前述の大垣共立銀行の他、大垣発祥の西濃運輸も全国展開を果たしている。
平成の大合併[編集]
平成の大合併で関ヶ原町、垂井町、養老町、墨俣町、安八町、上石津町、池田町、輪之内町、神戸町との合併をもくろんだが失敗に終わり、墨俣町と上石津町だけとの合併に終わる。2町とも大垣市とは接していないため、全国でも珍しい二重飛地になっており、まるで中華人民共和国にあるような「墨俣町地域自治区」、「上石津町地域自治区」といった呼ばれ方をしている。
仮に合併が成立していたら、市の名前だけで一面トップを飾るような事になったのは予想に難くない。『関ヶ原、地名から消える!!』は相当なインパクトがあったと思われる。現状でも墨俣の一夜城は大垣市墨俣町地域自治区になってしまった。
大合併計画に参加表明していた他の町のうち、養老町・墨俣町・垂井町の各市町も壬申の乱・関ヶ原合戦で日本史のキープレイスだったため、どんな名前をつけても日本中の歴史学者・民俗学者・歴史ヲタ・歴女からバッシングを受けたと思われる。
大垣を舞台とする作品[編集]
- 聲の形 - アニメ版
観光地[編集]
- 大垣城
- 墨俣一夜城
- 館内は大垣市墨俣歴史資料館になっている。
- 奥の細道むすびの地
- 周囲は、『奥の細道の風景地』として奥の細道むすびの地記念館、飛騨・美濃さくら三十三選の地、等があり観光地として整備されている。
大型商業施設の多さ[編集]
大垣駅と直結しているアクアウォーク大垣をはじめ、イオンタウン大垣WEST、イオンモール大垣、アル・プラザ鶴見の4つの大型ショッピングモールがこの人口15.5万人の大垣市にひしめいている。大型ショッピングセンターに客を吸い取られ商店街の衰退、シャッター通り化が見られる(この文を書いた人物が直接大垣市に赴き確かめたので、間違いない。)。おそらく日本一人口当たり大型ショッピングモールの数が多い都市。このような大型ショッピングモールの密度の高さ、出店計画には批判の声もあるようである。
脚注[編集]
関連項目[編集]
- 大垣書店 - 日本全国に展開する本屋。名前から大垣市に関係があるのかと誰もが思うだろうが、実は大垣市に大垣書店は存在しない。