古代

古代（こだい）とは、時代区分の一つにおいて、その地域に人が住み始めてから（世界全体を考える場合は人類の誕生から）封建主義が確立するまでの時代を指す。中世の前の時代である。古代のうち、文字記録のない時代（日本では弥生時代以前）は先史時代として区別する場合もある。古代の終期には決まったものはない。日本史においては、1167年の平氏政権の成立を以て古代の終焉とする説が主流であるが、近年ではそれより前に古代の終焉を置く説がある。西洋史の場合、概ね「ギリシア・ローマ時代」が古代であると考えられており、ギリシアにおける文明の成立を古代の始まりとし、西ローマ帝国の滅亡を以て古代の終わりとするのが一般的である。