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東名急行バス
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東名急行バス(とうめいきゅうこうバス)とは、かつて存在したバス事業者である。
概要[編集]
東名高速道路を走行する高速バスの運行事業者として、先行する名神の日本高速自動車、日本急行バスに倣い、東名沿線の私鉄・バス事業者16社の合弁によって設立。 本社は東京急行電鉄と同居し、役員や整備管理者も渋谷〜長野間特急バスなどの実績がある東急から送り込まれた。
しかし、路線重複する国鉄バスの東名ハイウェイバスにない付加価値を見出せなかったこと、東海道新幹線の充実等による利用低迷、第1次オイルショックなどの影響で赤字が増大した。
資本面では東急の影響が強かったが、運営面ではリーダーシップは取れず、箱根方面は同時期に小田急直営で小田急箱根高速バスが運行され、さらに出資していた富士急・静鉄・遠鉄・名鉄が自社運行による東名高速バスの拡充に舵を切ったこともあり、1975年(昭和50年)3月末を以て全線廃止、10月には会社も解散した。所属していた乗務員は国鉄含む同業他社等へ移籍していった。
- 出資事業者
種別[編集]
特急、急行、快速の3種別があった。
主な系統[編集]
東京側のターミナルは渋谷駅[注 1]で、以下の各地を結んでいた。
名古屋側は名鉄バスセンターをターミナルとし、渋谷行の他に静岡県中西部発着の系統を運行していた。
なお、新松田駅、吉原本町駅、豊川稲荷駅、東岡崎駅といった東名のICに近いバス駅や民鉄駅への乗り入れは行わなかった。
車両[編集]
三菱自動車製のトイレなし高速車両を使用した。廃止後、一部車両は名鉄・静鉄などへ譲渡されて活躍した。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- 注
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表示 東名ハイウェイバス(東名高速線) |