東海道昼特急

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

東海道昼特急(とうかいどうひるとっきゅう)とは、ジェイアールバス関東及び西日本ジェイアールバスが運行する東京都愛知県京都府大阪府を結ぶ昼行高速バスである。2023年現在、デラックス版のグラン昼特急、廉価版の青春昼特急の2種類が運行されている。

概要[編集]

現在は、グラン昼特急と青春昼特急の2本立てとなっている。

2021年10月のダイヤ改正で、新東名高速道路経由に改められ、初の双方向利用可能な停車地として愛知県の道の駅もっくる新城に停車するようになった[注 1]。さらに関東側で東名綾瀬を停車地に追加した。

歴史[編集]

昼間は車庫で待機している夜行バスドリーム号の車両を用いて東京~大阪間を昼間に走る高速バスとして2001年に運行を開始。乗務員も運用サイクルが改まった。
2006年にはデラックス版のプレミアム昼特急、2008年には廉価版の青春昼特急、2014年にはデラックス版の改良型であるグラン昼特急が運行を開始。一定の人気を誇っているが、プレミアム昼特急については使用車両の老朽化などにより2017年4月に廃止、ノーマル版の昼特急も使用車両の老朽化で2020年7月の運行を最後に廃止された。

運行開始当初は東名高速道路名神高速道路経由で運行され、東名高速上の東名向ヶ丘東名江田東名大和東名厚木[注 2]東名御殿場東名富士東名静岡東名浜松北[注 3]、名神高速上の京都深草、千里ニュータウンに停車していた。しかし、先述の2021年10月のダイヤ改正で、富士・静岡・浜松北の3停留所は停車しなくなった。
名神側は2009年(平成21年)に新名神高速道路経由となり、滋賀県内の土山BSに停車していたが、2019年(令和元年)に、千里ニュータウンと共に停車廃止となり、滋賀県内の停車地は無くなった。

停車バス停[編集]

▼…京都・大阪行は乗車のみ、東京行は降車のみの扱い
▲…東京行は乗車のみ、大阪行は降車のみの扱い
※…東京行の降車のみの扱い
●…上下ともに乗降双方を取扱
//…通過・非経由
種別

青春
停車停留所名 停留所所在地


東京駅[注 4] 東京都 千代田区
バスタ新宿(新宿駅) 渋谷区
池尻大橋 世田谷区
東名向ヶ丘 神奈川県 川崎市 宮前区
東名江田 横浜市 青葉区
東名大和 大和市
東名綾瀬 綾瀬市
東名御殿場 静岡県 御殿場市
新城(道の駅もっくる新城) 愛知県 新城市
京都深草 京都府 京都市 伏見区 //
京都駅烏丸口 京都市 下京区 // //
大阪駅JR高速バスターミナル 大阪府 大阪市 北区 //

途中、足柄サービスエリア道の駅もっくる新城甲南パーキングエリアで休憩を行う。
このうち新城では休憩と同時に客扱い、ジェイアールバス関東と西日本ジェイアールバスの乗務員交代も行う。

使用車両[編集]

グラン昼特急、青春昼特急共に、2階建て車のスカニア・InterCity DDを使用する。前者は2階席が3列独立シートのクレイドルシート、1階席が4列シートの合造車。後者は1階・2階共に4列シートである。

なお繁忙期に設定される続行便ではプレミアムドリーム号仕様のエアロキングや、ハイデッカー車のグランドリーム仕様車、青春エコドリーム号仕様のエアロキング及び4列ハイデッカー車が入ることがある。また交通集中に伴う渋滞が予想されるお盆・年末年始などの時期にはグラン昼特急便がInterCity DDからハイデッカー及び2階建て3列シート車で代走になる場合がある。

関連項目[編集]

[編集]

  1. 乗務員の詰所も浜松市北区(現・浜名区)三ヶ日町から新城市に移転。
  2. 2022年8月停車終了。
  3. 静岡県以東は下り乗車・上り降車、関西側は下り降車・上り乗車のみの扱い。
  4. 乗車は八重洲南口、降車は日本橋口