ユーロライナー
ナビゲーションに移動
検索に移動
ユーロライナーとは、日本国有鉄道が波動用の12系客車から改造したジョイフルトレインである。
概要[編集]
個室席を主体として両端に密閉構造の展望車、編成中央にカフェラウンジ設備を持つ車両を連結した7両編成の客車ジョイフルトレインで、名古屋鉄道管理局向けに1985年に制作された。展望車は便洗面所スペース部分の車端部を切断して展望室の構体を接合し、車掌室が連結面側になるように方向転換。個室車は元の車体を放棄して寝台車に準ずる断面の車体を新造して接合。カフェラウンジ車は窓を固定化して便洗面所を撤去した。
全車両がグリーン車で7両編成を組む。ただし輸送需要に応じて編成を分解する事や14系の塗装を本車両に合わせたユーロピアを増結して運行されることもあった。
老朽化と客車ジョイフルトレインの需要減少により2005年に廃車となった。
専用機関車[編集]
本列車に塗装を合わせた専用機関車が用意され、登場時にはEF64 66とDD51 592の2両が専用色に塗り替えられた。
JR発足後はEF65 105・106・112の3両、DD51 791・1037、EF64 35が指定機に抜擢され、主に東海道本線ではEF65、中央西線ではEF64、非電化区間ではDD51が牽引を担った。なお飯田線ではEF58が牽引する事が多かった。
JR東海の鉄道車両 |