特別警報
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特別警報(とくべつけいほう)とは、日本の警報の中でもっとも重大なものを指す。警報の発表基準を遥かに上回る大雨や大津波などが想定され、重大な災害が起こる恐れが著しく高まった場合に気象庁が発表し、最大級の警戒を呼びかける警報のことである。集中豪雨や台風で数十年に1度の規模の降水量になるなどと予想された時に発表されることが多い。
平成25年(2013年)8月30日から運用を開始した。発表時は身の危険が差し迫っていて、すでに災害が発生していてもおかしくない状況であるため、直ちに身を守る行動が必要である。多くの場合、気象や噴火の特別警報が発表された地域では、避難指示が発表される。そもそも、本来警報がでたら避難しないといけないんだけどね。
区分[編集]
以下の区分がある。
特別警報 | 小区分 | 内容 | 発表事例 |
---|---|---|---|
気象 | 大雨 | 台風や集中豪雨による数十年に一度程度の降雨量となる大雨、もしくは数十年に一度程度の強度の台風または温帯低気圧による大雨 | 平成30年7月豪雨・平成28年台風第18号 |
暴風 | 数十年に一度程度の強度の台風または温帯低気圧による暴風 | 平成28年台風第18号 | |
大雪 | 数十年に一度程度の降雪量となる大雪 | なし | |
暴風雪 | 数十年に一度程度の強度の温帯低気圧による雪を伴う暴風 | なし | |
波浪 | 数十年に一度程度の強度の台風または温帯低気圧による波浪 | 平成28年台風第18号 | |
高潮 | 数十年に一度程度の強度の台風または温帯低気圧による高潮 | 平成28年台風第18号 |
以下は以前から存在していたものを特別警報と位置づけた。
特別警報 | 内容 | 発表事例 |
---|---|---|
地震 | 震度6弱以上予測の緊急地震速報(警報) | 熊本地震 |
津波 | 大津波警報 | なし |
噴火 | 噴火警戒レベル4以上 | 口永良部島 |
過去の発表事例[編集]
- 2013年9月16日 大雨(降雨量)、京都府・福井県・滋賀県
- 2014年7月7日 暴風、波浪、高潮、大雨(台風) 沖縄本島・宮古島地方
- 同年7月9日 大雨(降雨量) 沖縄本島地方
- 同年8月9日 大雨(降雨量) 三重県
- 同年9月11日 大雨(降雨量) 北海道石狩・空知・胆振・後志
- 同年11月22日 地震 長野県
- 2015年5月29日 噴火 口永良部島
- 同年8月15日 噴火 桜島
- 同年9月10日 大雨(降雨量) 宮城県・茨城県・栃木県
- 2016年4月14日 地震 熊本県
- 同年4月16日 地震 熊本県 (2回あり)
- 同年6月16日 地震 北海道
- 同年10月3日 暴風、波浪、高潮、大雨(台風) 沖縄本島地方
- 同年10月21日 地震 鳥取県・岡山県
- 2017年7月5日 大雨(降雨量) 島根県
- 2017年7月5日 大雨(降雨量) 福岡県・大分県
- 2018年6月18日 地震 京都府・大阪府
- 同年7月6日 大雨(降雨量) 福岡県・佐賀県・長崎県・広島県・岡山県・岐阜県・愛媛県・鳥取県・高知県・京都府・兵庫県
- 同年8月15日 噴火 口永良部島