緊急地震速報
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緊急地震速報(きんきゅうじしんそくほう)とは、地震のP波を検知し、その大きさから最大震度が5弱以上になると予報された際に、震度4以上の揺れが予想される地域に発表される情報である。
概要[編集]
あくまで地震が発生してから発表される情報であり、地震予知とは異なる。緊急地震速報が発表された場合、強い揺れが来るまでの猶予時間は長くても60秒ほどしかないので、机の下に隠れる、物が倒れて来ない場所に移動するなど、急いで安全を確保する。また、震源が近い場合は緊急地震速報が強い揺れに間に合わない場合があり、大地震の直後で余震が頻発している場合などは見逃しも有りうるので、緊急地震速報で逃げられることを前提にしない地震対策も重要になる。 震源から伝わる地震波には、秒速およそ7キロの初期微動(P波)と、秒速およそ4キロの主要動(S波)がある。強い揺れで被害をもたらすのはS波で、気象庁は早く伝わるP波を観測して震源や地震の規模を推定し、S波到達前にスマートフォンの防災関連アプリやテレビなどを通じて危険が迫っていることを速報する。長周期地震動は推定した地震の規模や震源からの距離、地盤の状況などによる揺れやすさを考慮した計算式を当てはめて予測する。
恐怖の緊急地震速報?[編集]
しかしながら、世間においては「緊急地震速報=恐怖」というイメージが徹底的に浸透しており、「緊急地震速報 こ」あたりでもう1位に「怖い」が出てくる。
原因としては以下のような理由であるとされている[1]。
- 怖いメロディーの条件にピッタリ
- 一般的に怖いメロディーとされるメロディーの作り方というのは以下の4つだと言われている。
- 早いテンポ
- 短いフレーズの繰り返し
- キーが短い間隔で変化する
- 悲しい雰囲気(短調/マイナーキー)
- そもそも緊急地震速報は早く情報を伝える必要があるためテンポが早くなり、短いメロディーとなったため繰り返され、
キーやテンポについては特に分からないが、このような条件にドンピシャで当たってしまった緊急地震速報は、恐怖楽曲へ変貌したのであった。 - 緊急地震速報=災害
- そもそも緊急地震速報が流れる状況というのは災害がもうすぐ発生する状況であるため、この音が流れると災害が起こる事への恐怖感をUPさせているとされている。
- 緊急性を感じさせるが、不安感は与えないはずで制作された緊急地震速報だが、地震の不安感が間接的に緊急地震速報の怖さとなった可能性がある。
余談だが、イタズラで公共の場にてこの音を流すことは迷惑防止条例により罰せられる場合がある。