有機物
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有機物とは、本義としては「生体内では合成できているのに、試験管内で人為的に合成できない化学物質」をいう。有機化合物の用語もある。
定義が難解だけど、直感で考えたらわかりやすいもの。
直感で考えると[編集]
燃えやすいもの。あるいは燃えて炭になるもの。
この定義は認められていない。なぜなら、マグネシウムという無機物も燃焼するし、水素も爆発性があるから。
近世以降の定義[編集]
例[編集]
- アンモニア - 炭素を一個も持っていないが、いちおう「人類が最初に合成に成功した有機物」とされる。
- メタン - 炭素を一個しか持っていないが、いちおう炭化水素のくくりでいうと有機物。
- その他炭化水素 - エタン、プロパン、ブタン、ペンタン …… など。二重結合だのベンゼン環だのが絡んでくると、同じ炭化水素であっても組合せの数が増えてややこしいことになる。
- エチレン - 二重結合を持つ。「なんで炭素がふたつあるのに水素が四つしかねぇんだよ!」というので科学者を悩ませた。
- ヘキサン(ヘキセン) - いわゆる「亀の甲」構造を持つ炭化水素。「炭素六個に対して水素六個」であるため、ケクレが悩んだあげく夢に見て、「ベンゼン環」のいう発想に至った。
- ベンゼン - ベンゼン化合物のひとつで、ヘキセンに二つの基がくっついたものをいう。「オルソ」「メタ」「パラ」と、異性体が三種類ある。
- DHA・EPA - DHA の「DH」は「ドコサヘキサン」(炭素が 16 個)、EPAの「EP」は「エイコサペンタエン」(25個)の略称である。
- エタノール
- サリン
- テトラエチル鉛
- ジメチル水銀