函館駅
函館駅 | |
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駅舎 | |
はこだて Hakodate | |
所在地 | 北海道函館市若松町 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道・駅詳細) 函館市企業局交通部(函館市電・駅詳細) |
函館駅(はこだてえき)とは、北海道函館市にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅。函館観光の玄関口でもある。
概要[編集]
渡島地方(道南)最大のターミナル駅。青函連絡船全盛期は当駅より道内各地へ長距離特急・急行が発着した道内最大のターミナル駅だったが、1980年10月の千歳空港駅開業後、その地位は札幌駅に移った。
青函連絡船時代は当駅構内に多数の貨物列車も発着していたが、旧函館桟橋は撤去され、駅舎建て替えの際にホームは頭端式へと改められた。このため機回し線は(8番のりばを除いて)無くなっている。
青函連絡船が運行されていた名残りで、青森駅同様に終端が海という構造になっている。そのため、札幌方面から当駅を通り本州方面に直通する列車は、当駅での方向転換を強いられていた。なお、(青函トンネルを通る)貨物列車は一駅北側の分岐駅である五稜郭駅に隣接する函館貨物駅にて方向転換と機関車の交換を行うため、当駅には入線しない。北海道新幹線開業前の本州との一部の寝台列車も同様に五稜郭駅での方向転換と機関車交換だった。
この函館駅と市街地の位置が災いし、札幌までの開通が決まっている北海道新幹線の駅は函館市街地に作られず[注 1]、北斗市の郊外にあった渡島大野駅を新函館北斗駅に改称して開業することとなった。
このため、両駅を結ぶアクセス列車「はこだてライナー」が設定されており、運転に際して、五稜郭 - 新函館北斗駅までの間が電化されている(函館 - 五稜郭間は青函特急を運行したため、すでに電化済)。
2016年3月25日までは、函館本線の他に五稜郭から分岐する江差線からの列車(本州直通の特急など)が乗り入れていたが、翌26日の北海道新幹線開業とともに江差線は経営分離。第三セクター道南いさりび鉄道に移管され、引き続き函館乗り入れを継続している。
特急「スーパー北斗」は当駅と札幌の道内連絡の役割が強くなっているが、北海道新幹線開業以前は新青森駅からの特急「スーパー白鳥」に接続する形だった。
JR北海道 函館駅[編集]
函館駅 | |
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はこだて Hakodate | |
(3.4km) 五稜郭 H74► | |
所在地 | 北海道函館市若松町12番13号 |
駅番号 | ○H75 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 (■道南いさりび鉄道線直通含む) |
キロ程 | 0.0km(函館起点) |
電報略号 | ハコ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 4面8線 |
乗車人員 -統計年度- | 2,761人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)12月10日 |
備考 | 直営駅(管理駅) みどりの窓口 話せる券売機設置駅 |
函館駅 | |
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はこだて Hakodate | |
◄青森 (113.0km) | |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 青函航路(青函連絡船) |
キロ程 | 113.0km(青森起点) |
開業年月日 | 1908年(明治41年)3月7日 |
廃止年月日 | 1988年(昭和63年)3月13日 |
備考 | 1988年(昭和63年)6月3日から9月19日まで暫定運航 |
函館市電[編集]
函館駅前停留所 | |
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はこだてえきまえ Hakodate Sta. | |
◄DY16 市役所前 (0.5km) (0.3km) 市役所前 DY18► | |
所在地 | 北海道函館市若松町12番13号 |
駅番号 | DY17 |
所属事業者 | 函館市電 |
所属路線 | ■2系統 ■5系統 |
キロ程 | 6.5km(湯の川起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1898年(明治31年)1月9日 |
発車メロディ[編集]
- 旅立ちの鐘 - JR北海道で唯一の発車メロディである。ちなみに、過去には旭川駅にも発車メロディが使われていた模様。
- 制作したのは当時の男性駅員。
その他[編集]
列車と違い夜行運行も行っている青森方面へのフェリーが発着する函館フェリーターミナルは函館駅の北西にある。鉄道線なら道南いさりび鉄道七重浜駅から徒歩15 - 20分の距離である。
脚注[編集]
注釈[編集]
外部リンク[編集]
- 駅の情報検索(時刻表・バリアフリー) 函館 - 北海道旅客鉄道
- 函館駅前(停留場情報) - 函館市企業局交通部
資料[編集]
- 函館市図書館所蔵 デジタルアーカイブ - 函館市中央図書館
- 函館停車場及待合所 ※2代目駅舎の正面(岸壁に対して内陸側に向く)。左奥は船車連絡待合所。
- 函館停車場 ※2代目駅舎の正面玄関が、新たに船車連絡待合所との間に設置されている。
- 函館停車場プラットホーム ※2代目駅舎時代の構内
- 函館連絡桟橋 ※木造時代の函館桟橋駅
- 函館岸壁にて飛鸞丸へ貨車積込の実況 ※1925年
- 北海全道の大玄関たる函館停車場の偉観 ※3代目駅舎の正面、昭和時代
- 完備セル函館新築停車場 ※3代目駅舎時代の構内
- アジア歴史資料センター - 国立公文書館
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