アラスカ州
アラスカ州(ALASKA)とは、アメリカ合衆国の北米大陸北西部を占めるアメリカ最大の州である。州面積は152万2595平方キロメートル。人口は73万1500人(2019年時点)。州都はジュノー。愛称は「最後のフロンティア」。略称はAK。州名は「偉大な土地」を意味する。
概要[編集]
インディアンやアラスカ・エキスモーなど多くの先住民が居住し、先住民人口比率は15.6パーセントと全米で最も高い。1741年にヴィトゥス・ベーリングが来航し、1799年以降はロシア領となる。ところが1867年にロシアはわずか720万ドルでアメリカに売却した。これはアラスカが当時は不毛の地として価値のない土地と見なされていたためであるが、それから数年後にゴールドラッシュをはじめ、石油や天然ガスといった地下資源が発見されてロシアが後悔したというエピソードは有名である。
1912年にアメリカの準州となり、1959年にアメリカ49番目の州に昇格する。タラバガニや鮭、鱈などの水産業は全米1位であり、林業や鉱物資源に恵まれ、国内有数の資源供給州となっている。1968年には原油と天然ガスが発見され、その埋蔵量は世界最大規模といわれており、州の財源の9割近くを賄っている。また、全米で最も死亡率が低い州でもある。
全域が寒冷地な為、人口は全米50州中48位、人口密度は0.5人/km2で最下位[1]。氷河や山に囲まれた州都ジュノーも船や飛行機でしかアクセス出来ず、陸の孤島となっている。
交通[編集]
アンカレジ空港がかつてはハブ空港として有名であった。日本からヨーロッパへ、ソ連上空を通らずに行き来するのは、アンカレジを経由するのが最短ルートであった。このルートが今後また盛んになるかは分からない。
スーウォード - アンカレジ - フェアバンクス間、752kmの鉄道路線がある。観光シーズンには毎日列車が通行されるが、オフシーズンはアンカレジ - フェアバンクス間に週1便が運行されるのみとなる。アラスカの旅客列車はこれが全て。
外部リンク[編集]
- アメリカ合衆国政府
- Energy & Environmental Data for Alaska
- USGS real-time, geographic, and other scientific resources of Alaska
- US Census Bureau
- Alaska State Facts
- アラスカ州政府
- Alaska State Databases – Annotated list of searchable databases produced by Alaska state agencies and compiled by the Government Documents Roundtable of the American Library Association.
- 情報
- Alaska Community Database System
- Alaska's Digital Archives
- Alaska, project area of the American Land Conservancy
- アラスカ州 地図
- Big, Beautiful Alaska – slideshow by ライフ (雑誌)