2ちゃんねる
2ちゃんねるとは、1999年5月30日に西村博之氏が立ち上げたインターネット掲示板群(電子掲示板群)である。略称は2ch(にちゃん)。なお2ちゃんねるの「2」は公式サイトでは全角で表記している。
概要[編集]
世界最大級の規模のインターネット掲示板群である。
スレ立て等に規制が掛かり過ぎて非常に使いにくくなってしまった。
多くのカテゴリーに分かれており、"ハッキングから晩御飯のおかずまで"様々な情報を集められる。
「痰壷」(たんつぼ)などの蔑称も存在する。このような蔑称を使用している者は主に「あめぞう」、「あやしいわーるど」などといった、2ちゃんねるの前に勢力を誇った掲示板群の住民の一部であり、それらのウェブサイトより利用者が多い2ちゃんねるに対する妬みも含まれていると見る向きもある。また、1ch.tvなどの利用者からも、上記のような呼称で呼ばれることがある。
運営[編集]
1999年5月30日より、開設者である西村博之(通称「ひろゆき」)が運営社を務めていたが、2009年1月2日にエフェンディ・アハメド・ハリス・メリカン[1]が社長を務めるシンガポールの「PACKET MONSTER INC.」(以下「パケット社」)に運営権が奪われ、ひろゆきは運営者から退くこととなった[2]。
2011年時点で、旧2ちゃんねるは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに所在を置く365 Main社が運営しているデータセンターに設けられたPacific Internet Exchangeの所有スペースに設置された約60台のサーバ群により運営されている。OSにはFreeBSDを用い[3]、数年にわたって改良が続けられてきた投稿を受け付ける掲示板システム群(各ユーザはこれらの入っているサーバにアクセスする)と、各種ロギングや投稿チェック、そして「実況」と呼ばれる最大で秒間数百以上にのぼる大量投稿の処理などの役割を与えられたバックエンドシステムによって構成されている。
2014年2月19日、旧2ちゃんねるの運営は、旧2ちゃんねるを運営するために必要な収入を獲得できなかったことを理由に、旧2ちゃんねるのサーバを運営するN.T.Technology(代表:ジム・ワトキンス))によって解任され、同日よりワトキンスが管理人に就任した[4]。
2017年10月1日、運営会社がLoki Technology, Inc.に変わり、名称を「5ちゃんねる」、ドメインを5ch.netに変更することが発表された[5]。
訴訟と賠償責務を抱える初代管理人[編集]
詳細は「西村博之」を参照
誹謗中傷や名誉毀損、第三者の個人情報、著作物の無断転載、薬物の密売情報などが書き込まれた際に削除依頼があっても、依頼者の望む対応が遅かったり、程度によって削除がされない場合がある。また独自の削除ガイドラインを守らない依頼者からの依頼は全く受け付けてもらえない[6]。現実の法律での不法行為だと明確でも、5ちゃんねるが勝手に設定したルールに振り回される申請者が多い。そのため、旧2ちゃんねるの管理人(当時)のひろゆきに対する訴訟があとを絶たない。ひろゆきは代理人弁護士を立てず主張もしないため、認諾(原告の主張を全て是認し、内容について一切反論しないと意思表示すること)したとみなされほとんどの裁判で敗訴している。さらに、最近は裁判に出席することさえしていないためその管理責任が問われている。インターネット・ホットラインセンターの2011年上半期の削除要請7528件中、無視されたものは3173件で、更にその9割以上(3000件程)を旧2ちゃんねるが占めたという。[7]
なお、ひろゆきは
- 「僕は沖縄から北海道まで訴えられているので、自腹で日本中を回るか、1件100万円以上払って弁護士をつけるかなんです。でも『(裁判を)やらない』という選択肢をとったら何も起きなかった。これが現状。勝とうが負けようが、払わなければ一緒なんですよ」
- 「もし僕に金を払わせたいなら、国会議員に言って、そういう法律を作ればいい」[8]
と主張している。なお、裁判に勝訴した原告がこの法的決定を用いた削除要請を行うことが少ないと言い、ひろゆきは困惑しているようである[9]。また、夕刊フジによると2007年1月12日、東京都の会社員男性(35)が東京地裁に対し「2ちゃんねるのドメイン(2ch.net)」を含むひろゆきの財産仮差し押さえの申請をした。[10]しかし2008年12月現在、本件に関する何かしらのアクションはないという。
これまでには、2006年8月に同男性が、東京地裁に情報開示を求める申し立てをしたにも関わらず、ひろゆきが出廷しなかったこと[10]や、その件で同年9月に下った仮処分命令を、ひろゆきが放置していたことから、一日あたり5万円の延滞金を要求し、それが100日以上分に膨れ上がった、[10]という経緯がある。加えて16日にはひろゆきに対する破産宣告の第三者申し立ても行なった[11]。このように繰り返し警告を受けていても、ひろゆき本人が十分な対策を行っていないため、同じトラブルが繰り返されている。
ドメインは、2009年1月以降は第三者法人の所有となったことから、差し押さえはきわめて困難とされていた。しかし、旧2ちゃんねる内の書き込みを書籍化したものの印税が第三者法人ではなくひろゆきに支払われていることから、両者は実質的に同一視できるという司法判断により、2010年1月に印税を差し押さえることで初めて損害賠償金が回収された。[12][13][14]
スレッドフロート型掲示板[編集]
5ちゃんねる (5ch.net) はスレッドフロート型掲示板の一種であるが、その元になったあめぞう以外にもスレッドフロート型掲示板が存在する。下記に主なものを列挙する。なお、5ちゃんねると直接関係がない掲示板群も含まれる。
- 1 - 30ちゃんねる
- 当初1ちゃんねる - 30ちゃんねるまでの「ちゃんねる」を称した親戚の掲示板が存在しており、それらの一覧のコピペも旧2ちゃんねる内で出回っていた。31以降の数字を用いた「ちゃんねる」を称するサイトもあるが、これらは名前だけで2ちゃんねるとは全く関係ない。1ちゃんねる - 30ちゃんねるは、時とともに荒らし、アクセス数の低下による閉鎖や合併が相次ぎ、2009年時点では、1、3、5、6、7、8、10、15、18、25が残るのみとなっていた。
- 2014年5月現在、1、3、6、7、8、10、25ちゃんねるが残っている。このうち掲示板群として機能しているのは3ちゃんねるのみである。
- 2ch.sc
詳細は「2ちゃんねる (2ch.sc)」を参照
- 2ちゃんねるは「2ch.net」であるが類似掲示板群が存在する。2014年2月19日、N.T.Technologyは「2ch.net」の一部の運営人を解任を発表しジム・ワトキンスが新管理人となった[15]。2014年4月3日、ワトキンスが「2ch.net」の新管理人になったことについて西村博之が「違法な乗っ取り行為である」とコメントした。西村のコメントに対し、ワトキンスは「2ch.net」のドメインは「Racequeen,Inc」が所有し、現在の運営体制にも違法性は無いとした上で、場合によっては西村に対する法的対応も検討するとコメントを発表した[16]。また西村が2009年5月『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』という本を出し2chを手放したと言っていた為、2ちゃんねらーたちは西村は嘘つきとバッシングをした。この騒動の後、元管理人の西村は2ちゃんねるに似せた「2ch.sc」を新たに作り公開したが、中身は「2ch.net」をコピーしたミラー掲示板となっている。「2ch.net」は「2ちゃんねるとまとめサイト」がデマを流したりし第三者に迷惑を掛けることから全ての板の書き込み内容が転載禁止であり、一部の板の名前欄は「@転載禁止」となっているが、コピーの「2ch.sc」では「@\(^o^)/」と転載禁止という文字を「\(^o^)/」に自動変換させて無断で転載を許可させており大きな問題となっている。
- したらば
- ひろゆきの友人であった、けんすう(古川健介)が設立時に社長に就任[17]。
- megabbs
- 当時ひきこもりであった弐ch編者が設立[18]。2008年に閉鎖。
- @chs
- したらばと同様の無料レンタル掲示板。有限会社アットフリークスが運営。スレッドが取り込めるので避難所としても利用できる。
- よもやまBBS
- したらばと同様の無料レンタル掲示板。スレッドが取り込めるので避難所としても利用できる。
利用年齢層[編集]
2ちゃんねるでは利用年齢層の高い人物が立てているのか、「懐古スレッド」や「ゆとり叩きスレッド」が見られることもある。しかし、2009年時点のグーグルが提供しているサービスの分析結果によると、男女比は68:32、年齢層は35〜44歳が34%、25〜34歳が17%、45〜54歳17%、0〜17歳が14%となっており、若者もそれなりにはいる模様[19]。
まとめサイト・転載禁止[編集]
2012年、旧2ちゃんねるを転載し商用利用する成功報酬型広告ブログ(以下「アフィリエイトブログ」)などのまとめサイトが問題視[20]}され、転載を禁止するニュース速報 (嫌儲)板の創設、一部のまとめサイトに対して転載禁止を通告するなどの対応が取られた[21][22]。
2014年3月、旧2ちゃんねらーたちによる投票により複数の板が転載禁止になり、その後ジム・ワトキンスにより旧2ちゃんねるの全ての板の書き込み内容が転載禁止となった[23]。
2017年11月、運営会社が変わり5ちゃんねるになってからまとめルールが変更された。無断使用をすると著作権侵害になる(まとめサイトは引用ではなく転載なので許可が必要)として、DMCA侵害として申し立てるとともに、民事・刑事による法的対応もとると変更された[24]。
これらのまとめサイトはインターネット社会にも悪影響を及ぼしていた。旧2ちゃんねるに書き込まれる情報には間違った情報も多く存在しているが、2ちゃんねる系まとめサイトは情報の真偽を確認せず転載し、間違った情報を広めてしまうことがあり、それによる抗議もある[25]。その上、デマなどの間違った情報を流しても記事の削除だけに留めて謝罪をしないことがある。またスレッドの文脈を無視した編集がされる場合があり、時には本来のスレッドには存在しなかった書き込みを捏造する場合もある。これについて当時の旧2ちゃんねる管理人ひろゆきは「第3者に迷惑をかけ謝罪しない人物に2chの著作物を使われることは、不利益が大きいため、2chの著作物の利用を禁止します」「本人及び関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止します」と悪質なまとめサイトに対して名指しで転載禁止の警告文を載せた。そして「発言の捏造、転載元が明記されていない著作物の利用に関しても、なんらかの措置をとる可能性があります」とも警告をした[26]。
問題点[編集]
特定の国家や団体・集団に対する批判方法を巡る論議[編集]
一部の「板」や「スレッド」において、中華人民共和国(中国)、大韓民国(韓国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の“特定アジア”(特亜)と称される三ヶ国およびその国民に対して、時には、差別的用語を使用するなど相互の批判の応酬があまりにも激しいとの指摘があり(過去に韓国のネット掲示板ユーザー達による2ちゃんねるに対するサーバー攻撃が実際に行われ、2ちゃんねる側の多くのサーバーがダウンしたり過去ログが全て消滅するなどの被害を受けた)、これらの批判は開設当初は目立った動きではなく、むしろ避けられたためハングル板などに隔離されていたが、時代と共に2ちゃんねる内だけでなく社会的にもその内容がかなり一般化していった。また、ウィキペディアに対しても、事実に反する内容を是正するため、あるいは、報告するためと称するスレッドやまとめウィキ[27]が存在している。
その他、同和利権などを理由にした同和、創価学会・公明党や新興宗教への批判、学歴による差別(特にブランド大学至上主義、「高卒や中卒=まともな人間でない」というレッテル張り)、精神障害者や知的障害者に対する差別的投稿(『キチガイ』や『池沼』などの差別用語の連発)を含む書き込みがなされることがある。ただし同和関係に関しては人権問題板以外ではタブー視されている(あからさまに同和地区を書くと削除されるため、人権問題板に於いてすら大量の削除跡が残り、伏せ字や当て字で書くことが一般的)。これは前身のあめぞうの閉鎖原因の一つに、同和問題があったためと考えられている。荒らしや気に入らない意見を書き込む人を障害者呼ばわりする者もいる。地理お国自慢板で見られるような地域対立感情(特に関西地方などへの罵倒、東京至上主義、県や都市同士での罵倒)も各板で噴出しており、ことあるごとによその地方住民たちを侮辱している。また、一般ユーザが作成するレスやスレッドばかりでなく管理人が直接作成する板の中にも「地下アイドル(AKB48)」というような差別表現を含み、特定個人・団体を誹謗・中傷する名称の板が存在する。
これに対し、差別や偏見を臭わせる書き込みは、2ちゃんねる以外のYahoo!掲示板などにも見られるほか、掲示板以外の場でも差別、偏見は存在する。差別や偏見は社会現象として表れるものであり、そうした書き込みが2ちゃんねるで見られるのは社会現象の反映でしかなく、2ちゃんねるだけを差別、偏見の場と主張するのはおかしいのではないかとの主張がある(しかしYahoo!掲示板など、一部の匿名性の高い掲示板で、時にモラルを欠いた書き込みがなされる傾向がある理由は、2ちゃんねるが元凶であるという指摘もある)。また、2ちゃんねるの利用者は1000万人以上存在し、様々な思想を持った人間もそれだけ存在することから、その中から一部の極端な例だけを取り上げて差別、偏見、罵倒の温床と批判すること自体が、2ちゃんねるを差別と偏見の目で見ているのではないかと主張する意見もある。
少年・児童に対する教育上の問題[編集]
2ちゃんねるは、18歳未満の閲覧が望ましくないとされている「エロ(性愛)」・「グロ(奇怪)」・「バイオレンス(暴力)」サイトではないが、全ての掲示板で「アダルトサイト」かと見まがうような、「出会い系サイト」などの広告を多数掲載している。これらは18歳未満の少年・児童が2ちゃんねるを閲覧する際や、あるいは検索サイトの検索結果にも引っ掛かってしまい、必然的に目に入ってしまうため、彼らに過剰な性的分野への興味を抱かせる恐れがあることや、情報の真偽や価値を見抜く力をまだ十分に持たない場合(これは少年・児童だけに限らないが)には大きな悪影響を受けてしまう危険性があること、出会い系サイトを媒介して事件性を持つ少年被害が散見される現状をかんがみると何らかの規制が必要ではないかとの意見がある。
実際に、Yahoo!きっずなどの一部の検索エンジンのような子供向けサイトではフィルタリングされており、フィルタリングソフトでは「掲示板」カテゴリに入っている。ゆえに実際には児童らは自由に2ちゃんねるを閲覧できる環境がほとんどであるといえる。西鉄バスジャック事件の犯人が「ネオむぎ茶」のハンドルネームを使って多数の投稿を行っていたことや、中学生時代から2ちゃんねるに入れ込み諏訪地方連続放火事件を起こした「くまぇり」と自称する容疑者など、折に触れて2ちゃんねると少年・児童の人格形成との関連性が取り沙汰されている。また、誹謗中傷だけでなく不謹慎、卑猥な書き込みも見られる。
2007年2月にWebフィルタリング業者ネットスターが発表した調査によると、「小・中学生の2ちゃんねる利用率は12.2%」[28]という結果が出ており、すでに小・中学生の1割以上が「2ちゃんねらー」であるとする統計がある。上記のアダルト広告による悪影響への危惧はもちろん、一部の「板」において見られるような殺伐とした雰囲気を身に付ける危険が強いほか、他者への誹謗中傷をいとわなくなったり、ネットいじめや荒らし行為を通じて排他的・破壊的行動を行うことに快感を覚えるようになる危険性があるなど、成長期にある彼らの人格・精神の形成上、非常に好ましくないとする意見もある。
書き込み削除の問題[編集]
訴訟と賠償責務を抱える初代管理人でも書いてあるが、誹謗中傷、違法な書き込みなどは削除依頼を出したとしてもなかなか削除されないのが現状である[29]。
警察からの違法薬物の売買する書き込みの削除依頼であっても削除人は警察に対し独裁者的な態度で2ちゃんねるのルールを押し付け、すぐに削除しようとしないため警察も手を焼いている。
無断転載の問題[編集]
2ちゃんねるはメディアと契約しているわけではなくほとんどがメディアの記事を全文を無断転載している問題がある。メディアの記事は基本的には無断転載禁止となっているのだが、それらを無視している状態である。またスレタイ速報という言葉が生まれたようにスレを立てる際にメディアの記事のタイトルを変え、誤解しやすいようなタイトルにして誤解させたりする問題も起きている。
掲示板の種類[編集]
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その他[編集]
- 2003年6月27日には、2ちゃんねるのサーバ会社に複数の男が侵入し、脅迫により2ちゃんねるの閉鎖を要求した。社員の安全を考えたサーバ会社はレンタルサーバ板を休止したが、当時の2ちゃんねる管理人、西村博之の判断ですぐに再開された。
- 一部ウイルス対策ソフトの誤作動を起こすコードがそのまま書かれることがあるが、短時間でリロードを繰り返して読む傾向が強いスレッドなどでは頻繁にチェックが入り対応へのわずらわしさからスレッドが過疎化することがある。進展してほしくない話題などのスレッドに貼ることによりスレッドの進行を鈍らせたり検索サイトへの登録がされないようにしたりするなどの手段が存在する。
- 2ちゃんねるの被害を受ける危険性があるのは何も部外者だけでなく、当の2ちゃんねらーも個人攻撃の標的にされる可能性がある。2ちゃんねるでは固定ハンドルに対する「叩き(集団による中傷)」が横行しており、標的にされた利用者は酷い場合は数年にもわたって中傷され続けることがある。
- 上述された問題点から、2ちゃんねるやそれと同様のシステムによって運営されているウェブサイトの存在に反対しているブロガーがネット上で活動しているが、それらのブログは度々、2ちゃんねらーから嫌がらせを受けている。
- 固定ハンドル叩きはスレッドや板本来の趣旨から逸れていってしまうことが多く、結果的に荒らすことが可能になるため、2ちゃんねる開設当初からユーザーより問題視されていた。この対策のため運営側は比較的初期から(旧)キャップ制度を設けて固定ハンドルを他人が騙ることを防止させた。また逆に固定ハンドルを名乗ったり目立つ書き込みを名無しで行い、一方では他人を装った名無しで自作自演により前者を構うことによってスレッドを荒らすことも横行していた。この防止のためにID制度が導入された(板の設定による)。これでもスレッド荒らしのために固定ハンドルを名乗ったり、固定ハンドルを叩くことが横行しているため、運営側は固定ハンドルに対する中傷を書き込むことを目的とした最悪板を設け、固定ハンドルを叩くのを最悪板以外では禁止した。
- さらにiモードの普及と携帯電話への対応によって携帯電話とコンピュータとの2つのIDを持つことが平易になったため、この2つの区別が出来るようIDの末尾に携帯電話からの書き込みには「O(オー)」、コンピュータの書き込みには「0(ゼロ)」が付くようになった(ただし板の設定によって付かない場合がある。公式2ちゃんねるビューアー「p2」を介して書き込むと、末尾はPになる)。このため携帯電話とコンピュータを両方使った自作自演がしばしば指摘されるが、実際のところどれだけそのようなことをしている者がいるかは不明である。
- トップページの壷の画像は、イベントや各種出来事に連動して変わることがある。例えば、新潟県中越地震発生時は、被災者救援のために使い捨てカイロを差し出したモナー(マスコットキャラクター)を大きく表示し、壷は小さくなっていた。過去には鳥羽僧正の『鳥獣人物戯画』などが使われた[30]。auの携帯電話「PENCK」のフォント無断使用疑惑が浮上していた時期には、同商品を皮肉った画像を表示したこともある(KDDI側は、後日フォント無断使用を認めて謝罪した)。2005年9月に発生したのまネコ問題以降は、FLASHで表示されている壺をマウスのカーソルで触れると、モナーが壺を守るかのように出てきていた。しかし、個人情報を公表されたユーザー(後述)が2ch(正確には当時の2ちゃんねる管理人であった西村)を訴えたことによる閉鎖騒動が起こっていた時、壺には「この壺を損壊し、または無効にしたものには刑法第96条により処罰されます。賠償金滞納差押物件 赤羽地方裁判所」と書いた赤い紙が張ってあった。しかし、赤羽地方裁判所は実在しない。現在、赤紙は撤去されている。
- 2ちゃんねるに書き込みを行うウイルスがあり、一時は掲示板の機能が麻痺するほど流行することもある。このウイルスの対策のため同人板など一部の掲示板では名無しで書き込むことが出来ない。
脚注[編集]
- ↑ 『読売新聞』朝刊 2012年3月27日発行
- ↑ “『2ちゃんねる』捜査に国家賠償請求訴訟 未来検索ブラジルの訴状・コメント全文掲載”. ガジェット通信 (東京産業新聞社). (2013年2月20日) 2014年4月28日閲覧。
- ↑ 日川佳三 (2009年2月23日). “実践してわかったWebアプリをIPv6に対応させる7つの鉄則”. ITPro. 2015年12月12日確認。
- ↑ “「2ちゃんねる」に何が起きたのか 運営費がひっ迫?”. ITmedia. (2014年2月19日) 2014年4月29日閲覧。
- ↑ Jim(@xerxeswatkins) (2017年10月1日). “2ちゃんねるの運営権をLOKI TECH INCに譲渡することになりましたことをご報告申し上げるとともに、Race Queen Inc.による運営を応援して下さった全ての皆様にこの場を借りて御礼を申し上げます。”. Twitter. 2017年10月1日確認。
- ↑ 2ちゃんねる内に設置された個々の掲示板ごとに、充分な数の削除対応者(削除人)が割り当てられていないことが原因の一端であるとされるが、技術的にもフォーマットをちゃんと満たさないと削除対象の特定など作業が遅延するなど支障が出るためでもある。
- ↑ 要請放置、2ちゃんねるは急増=削除されず、書き込み集中か-薬物売買も・警察当局 時事通信2012年3月31日
- ↑ 2ちゃんねる管理人、巨額賠償に独自見解 日刊スポーツ 2006年11月
- ↑ 重森泰平 「YouTubeはニコニコの露払い・ひろゆき氏に聞く」 NIKKEI NET、2007年8月27日。
- ↑ a b c ユーザーショック…2ちゃんねる、再来週にも強制執行(ZAKZAK)
- ↑ 2Ch管理人に破産申し立て…35歳被害者が手続き (ZAKZAK,2007.01.18)
- ↑ “「2ちゃんねる」に対する損害賠償金を回収!”. 新潟合同法律事務所 (2010年1月27日). 2010年2月19日確認。
- ↑ “2ちゃんねるから「賠償金」 回収成功は極めて珍しいケース”. J-CASTニュース (2010年2月18日). 2010年2月19日確認。
- ↑ 「2ちゃんねる」元管理人の報酬、賠償の一部に 読売新聞 2010年4月5日
- ↑ “「2ちゃんねる」に何が起きたのか 運営費がひっ迫?”. ITmedia (2014年2月19日). 2014年6月28日確認。
- ↑ “現2ch管理者、ひろゆき氏に反論”. ITmedia (2014年4月4日). 2014年6月28日確認。
- ↑ nanapi「けんすう」が語る、ユーザー投稿サイト運営でやってはいけないこと - TechCrunch
- ↑ 弐ch編者 「megabbs管理記録と匿名掲示板としての今後」 『2ちゃんねる中毒』 pp.192-195
- ↑ 2009/5/27 19:37、J-castニュース「「2ちゃんねらー」意外な実像 14%が年収1000万以上」
- ↑ 一部のまとめサイトは盛り上げるために対立煽りをしたり、レスを捏造したりしたとされる
- ↑ 「転載禁止」で岐路に立たされたまとめサイト 「はちま」「オレ的」「やらおん」は影響力3分の1に - ねとらぼ
- ↑ 2ちゃんねるがまとめサイト5つに対して名指しで転載禁止を命令 - GIGAZINE
- ↑ 2ch人気板「ニュー速VIP」「なんJ」 相次ぎ「転載禁止」に : J-CASTニュース
- ↑ 5ちゃんねる、まとめルール変更で「アフィブログ死亡」の声も…従わないとダメ?: 弁護士ドットコム
- ↑ “産地偽装”は「言われなき中傷」 2chまとめサイトなどにJAグループ熊本が強く抗議
- ↑ 「悪質」まとめサイトが大ピンチ 2ちゃんねるから「転載禁止」通告
- ↑ 英語板対応スレ@Wiki
- ↑ ネット使用小中学生の12%「2ちゃんねる」利用「ちょっと早過ぎ」2ちゃんねらーも戸惑う - J-CASTニュース (2007.2)
- ↑ 「2ちゃんねる、「削除要請」の9割超放置」 日テレNEWS24、2012年5月10日
- ↑ 2004年5月31日の京都新聞「「Winnyの衝撃(5) 匿名ネットと著作権 京都の文化財、デジタル化で標的に」記事中において、ファイル共有ソフトによる著作権侵害の例として高山寺(京都市右京区)の鳥獣戯画が例示されたことに対し、日本の著作権法上は、著作権の存続は著作者の死後50年を経過するまでであるとする規定を前提に、運営によって「ただいま、猛烈な勢いで著作権侵害中」「京都の人、寿命長すぎ!」と、痛烈な皮肉を込めてトップページに『鳥獣戯画』の画像が掲載された。