北九州市

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
きたきゅうしゅうし
北九州市
日本国旗.png日本
地方九州地方
所属福岡県
人口950,646 人
面積491.95 km2
人口密度1,932 人/km2
公式サイトwww.city.kitakyushu.lg.jp
備考政令指定都市

北九州市(きたきゅうしゅうし)は、福岡県の北東部に位置するで、政令指定都市である。7つの行政区がある。

概要[編集]

1963年(昭和38年)2月10日北九州工業地域の一角を占める門司市小倉市戸畑市若松市八幡市の5市が合併して発足、同年4月1日日本で7番目、九州地方で初、非県庁所在地としても初となる政令指定都市に昇格し、旧5市がそのまま行政区となった。1974年(昭和49年)4月1日、小倉区と八幡区の2区が分区し、7区体制となる。発足当初は人口100万人を優に超え、九州における人口最多都市であった。

八幡製鉄所などもあり、鉄鋼、化学、水産などの製造業が盛んな工業都市であるが、1972年(昭和47年)4月1日に福岡県の県庁所在地である福岡市が北九州市より9年遅れで政令指定都市に昇格した頃から産業構造の変化で、人口は減少の一途をたどり、福岡市に人口首位の座を譲り(それでも現在のところ九州での人口では不動の第二位の地位は確保している)、現在は95万程度となっている。人口減少傾向にあるとは言え、地方都市として圧倒的に有利な立場にある県庁所在地以外でこれほどの人口を抱えている都市は希有な存在であり、首都圏の川崎市に次ぐ全国第2位であり、地方圏では第1位である。むしろ県庁所在地ではないという不利を抱えながらこれほどの繁栄を築いたのは正当に評価されるべきである。実際現在の地方都市における政令指定都市は一部の例外を除き県庁所在地である。

小倉城平尾台門司港レトロ関門橋若戸大橋などの観光名所がある。

治安[編集]

小倉北区にこの市では最大規模の警察署がある。ヤからはじまる職業の人お察しください)が多く、福岡が修羅の国と呼ばれる所以である。ただ、最近は市民が参加するパトロールが増えている。

地理[編集]

北九州市は門司区小倉北区小倉南区戸畑区若松区八幡東区八幡西区の7つの行政区で構成される。

教育[編集]

大学[編集]

短期大学[編集]

高等専門学校[編集]

気候[編集]

北九州市の気候は微妙な感じであり、「瀬戸内」「日本海側」「太平洋側」の気候を併せ持つ。

  • 8月に雨が少ない。瀬戸内の気候である。
  • 地形的には日本海側気候であろう。
  • でも高温多湿。太平洋側の気候である。

北九州市ではこれといった地震が起きていない[注 1]が、それはまだ動いていない断層が2つ(小倉東断層福智山断層)もあるからである。南海トラフ地震では、震源域から遠いため、直撃はないだろう。津波は瀬戸内海側であるかもしれない。

梅雨明け直前の豪雨も多い。平成30年7月豪雨で市内道路が冠水したこともある。当時、避難指示が「土砂災害警戒区域+一部の河川周辺」という広範囲に出された。

日本海側だが皿倉山を除き雪が珍しい。積もればすごいことである[注 2]

メディア[編集]

  • 非県庁所在地では珍しく全国紙の毎日朝日の西部本社がある。特に毎日新聞の北九州市での浸透度は高い。
  • 非県庁所在地では珍しく県域FM局のCROSS FMの本社や演奏所がある。もっとも、これは八幡区にかつてあったテレビ西日本の本社移転後に奪還誘致を目指したテレビ東京系列の新局日経の意向で福岡市に本社を置いた見返りである。
  • 1960年代前半のアナログテレビ草創期に、VHF中継局のKRY下関中継局が北九州市の響灘一帯に電波を撒き散らしており、テレビ西日本がフジテレビ系列に乗り換える遠因ともなった。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 1923年以降、北九州市を震源とする有感地震は2回しか起きていない。
  2. もっとも強い寒気が吹き込めば福岡県一帯が雪景色となる。
出典

外部リンク[編集]


福岡県長崎県佐賀県熊本県宮崎県大分県鹿児島県沖縄県