越前町
国 | 日本 |
地方 | 北陸地方・中部地方 |
所属 | 福井県丹生郡 |
人口 | 20871 人 |
面積 | 153.15 km2 |
人口密度 | 136 人/km2 |
公式サイト | www |
備考 | 昭和30年(1955年)3月誕生。平成17年(2005年)2月1日に朝日町・織田町・宮崎村と合併。 |
越前町(えちぜんちょう)とは、福井県丹生郡に存在する町である。福井県の中西部に位置する町である。
概要[編集]
この町の西部は日本海に面している。昭和30年(1955年)3月、四ヶ浦町・城崎村が合体して越前町が誕生する。この町は丹生山地に属する標高300メートルから600メートルの山々が広く分布し、平坦地は乏しい。山裾は直接海まで迫り、越前岬をはじめ、呼鳥門や鳥糞岩といった海食崖や奇岩、奇礁が至る所に展開している。
この町の主要な産業は漁業と観光である。漁業は干飯崎・厨・大樟・梅浦・玉川など漁港が多く、これらを基地にして鰤、鯛、鰈、海栗などに近海漁業も行なわれ、特に冬の蟹漁期は非常に活況である。
この地では農業も行なわれており、農産物は米、野菜、雑穀類が主であり、福井県花である「越前水仙」の特産もある。観光として、海岸部一帯は越前加賀国定公園の指定区域に含まれ、見所としては玉川観音や越前岬などがある。
平成17年(2005年)2月1日、朝日町・織田町・宮崎村と合併し、改めて越前町が発足した。
歴史[編集]
この町の歴史は大変古く、2000年前に大和民族が居住していたことが確認され、敦賀港の対韓貿易の往来が盛んだった頃、交易船が漂着したという記録もある。また、南北朝時代には島津忠綱、そして越前の守護大名である足利義満の管領となったことで有名な斯波義将が厨城山に築城したことや織田氏の発祥地としても知られる。
江戸時代は製塩業で栄え、当地は天領、福井藩領、越前大野藩領に分属され、徳川吉宗も若年期に一時葛野を領有した。
地理[編集]
越前町の主要施設[編集]
越前町の特産品[編集]
越前町の年中行事[編集]
- 水仙まつり(1月中旬 - 2月中旬。越前町・越廼村・河野村)
- 春まつり(3月下旬 - 5月初旬。町内各所)
- 越前夏まつり(7月20日。厨アクティブハウス越前グランド)
- 秋まつり(10月上旬 - 11月初旬。町内各所)
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)時点の清水町の人口は7108人、面積は35.05平方キロである[1]。これは合併前の人口と面積であり、当時の朝日町(9580人)、織田町(5319人)、宮崎村(3999人)である。これらを合わせると2万6006人である。合併後の平成29年(2017年)10月1日の人口は2万871人である。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ 平成8年度版『全国市町村要覧』