宮崎村 (福井県)
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宮崎村(みやざきむら)とは、かつて福井県丹生郡に存在した村である。現在は越前町に合併されて消滅している。
概要[編集]
福井県の中西部にあった村で、鯖江市の西、武生市の北に続く農村・山村である。明治22年(1889年)4月1日、町村制の施行により、蚊谷寺村・広野村・八田村・樫津村・舟場村・八田新保村・円満村・上野村・宇須尾村・野村・寺村・大谷村・蝉口村・江波村・小曽原村・熊谷村・古屋村の区域をもって宮崎村が発足する。この村は大部分が標高200メートルから600メートルの丹生山地の山々によって占められ、中北部の天王川の本流、支流沿いには盆地状の沖積低地が開け、河岸段丘が発達している。農産物の大半は米や野菜類が主であり、筍も特産として生産されている。
この村は陶土に恵まれ、奈良時代から平安時代にかけての須恵器の窯跡が多く発見されており、そのうちの一つである小曽原神明ヶ谷の山の傾斜を利用した須恵器窯跡は福井県の指定史跡となっている。越前焼は平安時代末期にこの村で起こったものと推測されている。現在、瀬戸焼・常滑焼・信楽焼・備前焼・丹波焼と並んで日本六古窯のひとつに数えられ、そのため村の見所として福井県陶芸館がある。他に相ノ木邸、野地区の蝉丸の墓なども見所である。
平成17年(2005年)2月1日、旧越前町・朝日町・織田町と合併し、改めて越前町が発足したことにより、宮崎村は廃止された。
宮崎村の主要施設[編集]
宮崎村の特産品[編集]
宮崎村の年中行事[編集]
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)時点の美浜町の人口は3999人[1]、平成29年(2000年)10月1日時点の人口は4032人である。
脚注[編集]
- ↑ 平成8年度版『全国市町村要覧』