緑各停

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種別表示

緑各停(みどりかくてい)またはG各停(じーかくてい)は、東急大井町線で走っている列車種別の通称。

運転台に備え付けられた種別表示器にも「G各」と表示されるが、公式の旅客案内ではこの呼称は用いられず、「二子新地と高津に停まらない各駅停車」などと案内される。

概要[編集]

東急大井町線にある2つの各駅停車種別の1つであり、緑色[1]で表記されるために、こう呼ばれている。

なおこの種別の列車は大井町線のみで完結されており、終点である溝の口駅から先に行く列車は存在しない。

特徴[編集]

二子新地駅を通過する緑各停の電車

この種別の特徴といえば、各駅停車と名乗っているのに各駅に止まらないという事であろう。

上記にも書いてある通り、この種別の電車は、二子玉川溝の口間で内側線を運行するため、ホームの無い途中駅の二子新地駅高津駅を通過する。なのに各駅停車を名乗っているのである。

これを初めて見た人は恐らく「各駅停車とは何ぞや」と思ってしまうことであろう。

同じ複々線の南海電車は賢く「普通」「各停」で区別し、田園都市線同様に都心側で各停で同じく二子新地、高津を通過しているので「準急(区間準急)」とか「区間急行」の種別も使えると思うのですが…、そこまで「各駅停車」の名前が欲しいのですか東急電鉄さん

脚注[編集]

  1. 厳密には白地に緑

関連項目[編集]

  • 青各停 - 大井町線もう1つの各駅停車。こちらはしっかりと各駅に止まる。
  • 赤快速緑快速 - JR仙石線でかつて走っていた列車。停車駅の差異を色によって分類する点が類似している。これに倣ってか否かは不明だが仙石東北ラインにも似たような区別がある。
  • オレンジ快速、ブルー快速 - 1970年代後半の東海道本線 (名古屋地区)に走っていた列車。仙石線同様、色で停車駅を区別していた。快速停車駅がブルー側に統一されて一旦消滅したが、JR東海が新快速を新設して事実上分類が復活した。