地下鉄の初乗り料金の一覧

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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この記事では、世界各地の地下鉄の初乗り料金を日本円に換算し、安い順にまとめた。

なお海外の地下鉄の中には、日本のように距離制ではなく、ゾーン制や時間制の料金体系を採用しているところも存在する。その場合には、1ゾーン内完結の料金や制限時間の最も短い切符の料金など、最も安い運賃を算出し、掲載した。

また、外国通貨のレートは編集時(2023/05/16)のものである。

その他、ICカードの利用などの条件で特殊な割引を行っている事業者が多く存在するが、今回はそれを無視し、純粋な成人一名の普通運賃でランキング化する。

初乗り運賃
地下鉄名 初乗り運賃(現地通貨) 初乗り運賃(日本円) 備考
平壌地下鉄 5北朝鮮ウォン 5円 北朝鮮の首都平壌の地下鉄。全線5ウォン均一。なお、運賃計算は北朝鮮の公式レート(1ドル=130ウォン)による。
バクー地下鉄 0.2アゼルバイジャン・マナト 16円 アゼルバイジャンの首都、バクーの地下鉄。全線0.2マナト均一である。バクーカードと呼ばれるICカードも使用可能。
ブエノスアイレス地下鉄 30アルゼンチン・ペソ 18円 アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスの地下鉄。全線30ペソ均一である。使い捨ての紙の切符はすでに廃止されているため、SUBEと呼ばれるICカードにチャージして乗車する。
キーウ地下鉄 8ウクライナ・フリヴニャ 29円 ウクライナの首都、キーウの地下鉄。全線8フリヴニャ均一である。
ハルキウ地下鉄 8ウクライナ・フリヴニャ 29円 ウクライナ第二の都市、ハルキウの地下鉄。全線8フリヴニャ均一である。
イスタンブール地下鉄 5トルコリラ 34円 トルコ最大の都市、イスタンブールの地下鉄。1乗車につき5リラ均一である。この金額はトラムやバス、郊外鉄道のマルマライでも同じである。ICカードのイスタンブールカードを使用すると、1乗車が3.5リラにまで安くなるほか、異なる交通機関同士(地下鉄→バスなど)で乗り換え割引が適応される。
エレバン地下鉄 100アルメニア・ドラム 35円 アルメニアの首都、エレバンの地下鉄。全線100ドラム均一である。
広州地下鉄 2人民元 39円 中国広東省広州の地下鉄。距離制の運賃を採用している。4キロまでは2元である。
仏山地下鉄 2人民元 39円 中国・広東省仏山の地下鉄。距離制の運賃を採用している。4キロまでは2元である。
深セン地下鉄 2人民元 39円 中国・広東省深センの地下鉄。正確には深圳。距離制の運賃を採用している。4キロまでは2元である。
天津地下鉄 2人民元 39円 中国・天津直轄市の地下鉄。距離制の運賃を採用している。
成都地下鉄 2人民元 39円 中国・四川省成都の地下鉄。距離制の運賃を採用している。
南京地下鉄 2人民元 39円 中国・江蘇省南京の地下鉄。距離制の運賃を採用している。
武漢地下鉄 2人民元 39円 中国・湖北省武漢の地下鉄。距離制の運賃を採用している。
ミンスク地下鉄 0.74ベラルーシ・ルーブル 40円 ベラルーシの首都ミンスクの地下鉄。全線0.74ルーブル均一である。
北京地下鉄 3人民元 59円 中国の首都・北京の地下鉄。距離制運賃を採用しており、6キロまでは3元である。
上海地下鉄 3人民元 59円 中国最大の都市・上海の地下鉄。距離制運賃を採用しており、6キロまでは3元である。
モスクワ地下鉄 42ロシア・ルーブル 71円 ロシアの首都・モスクワの地下鉄。全線42ルーブル均一である。ICカードのトロイカカードも使用可能。
サンクトペテルブルク地下鉄 45ロシア・ルーブル 78円 ロシア第二の都市・サンクトペテルブルクの地下鉄。全線45ルーブル均一である。
香港MTR 5香港ドル 87円 香港の地下鉄。距離制運賃を採用しており、オクトパスカードと呼ばれるICカードも使用可能。
台北捷運 20ニュー台湾ドル 88円 台湾最大の都市台北の地下鉄。距離制運賃を採用しており、悠遊カードと呼ばれるICカードも使用可能。
高雄捷運 20ニュー台湾ドル 88円 台湾第二の都市高雄の地下鉄。距離制運賃を採用しており、5キロまでは20NT$。こちらでも悠遊カードを使用可能。
シンガポールMRT 0.95シンガポールドル 97円 シンガポールの地下鉄。乗車する駅数に応じて運賃が上がる仕組みになっている。
北大阪急行 100円
阪神神戸高速線 130円 私営だが立派な地下鉄。
桃園捷運 30ニュー台湾ドル 132円 台北郊外の桃園国際空港台北駅を結ぶ地下鉄。乗車する駅数に応じて運賃が上がる仕組みになっている。
ソウルメトロ 1350ウォン 137円 韓国の首都ソウルの地下鉄。運賃は距離制で、10キロまでは1350ウォンとなっている。2023年中に300ウォンほど値上げする予定。
仁川地下鉄 1350ウォン 137円 韓国のソウル郊外・仁川市内で運行されている地下鉄。運賃は距離制で、10キロまでは1350ウォンとなっている。
ブダペスト地下鉄 350ハンガリー・フォリント 140円 ハンガリーの首都・ブダペストの地下鉄。全線350フォリント均一である。歴史は非常に古く、1号線は地下鉄路線としては唯一世界遺産に登録されている。
釜山地下鉄 1400ウォン 142円 韓国第二の都市・釜山の地下鉄。運賃は距離制で、10キロまでは1400ウォンとなっている。
ワルシャワ地下鉄 4.4ポーランド・ズウォティ 144円 ポーランドの首都、ワルシャワの地下鉄。運賃は時間制で、乗車時間の最も短い75分間券は4.4ズウォティで販売されている。
東京メトロ 170円
都営地下鉄 180円
大阪メトロ 180円 市営時代は200円で、大阪の地下鉄1駅分は歩く人が多かった。
北総鉄道 190円 日本地下鉄協会より地下鉄と扱われる。2022年10月までは210円であった。
横浜高速鉄道 190円 日本地下鉄協会より地下鉄と扱われる。
広島高速交通 190円 アストラムラインのこと。日本地下鉄協会より地下鉄と扱われる。
札幌市営地下鉄 210円
仙台市営地下鉄 210円
埼玉高速鉄道 210円 日本地下鉄協会より地下鉄と扱われる。通称「ダ埼玉高額鉄道」
東葉高速鉄道 210円 日本地下鉄協会より地下鉄と扱われる。ただし、終点まで乗ると630円なので「東葉高額鉄道」というあだ名がある
横浜市営地下鉄 210円
名古屋市営地下鉄 210円
神戸市営地下鉄 210円
福岡市営地下鉄 210円
京都市営地下鉄 220円 京都市の財政赤字もあり早いと24年度に250円に値上げされる。
マドリード地下鉄 1.5ユーロ 222円 スペインの首都マドリードの地下鉄。5駅までは1.5ユーロである。
パリメトロ 1.9ユーロ 281円 フランスの首都パリの地下鉄。運賃はゾーン制で、ゾーン内で完結する乗車の運賃は1.9ユーロとなっている。
リヨンメトロ 1.9ユーロ 281円 フランス第二の都市リヨンの地下鉄。全線1.9ユーロ均一である。リヨンは斜面が多い地形であるため、A、C、D線はゴムタイヤを、B線はなんとラックレールを装備して急勾配に対応している。
BART 2.15ドル 293円 アメリカサンフランシスコ周辺地域で運行されている地下鉄。運賃は距離制。使い捨ての切符は廃止されており、クリッパーカードと呼ばれるICカードにチャージして乗車する。
グラスゴー地下鉄 1.75ポンド 297円 イギリススコットランドグラスゴーで運行されている地下鉄。運賃は1.75ポンド均一である。
バルセロナ地下鉄 2.2ユーロ 325円 スペイン・バルセロナの地下鉄。空港連絡線以外は2.2ユーロ均一である。
ベルリン地下鉄 2.2ユーロ 325円 ドイツの首都・ベルリンの地下鉄。運賃は時間制で、最も短い二時間券は3.2ユーロ。しかし、3駅間限定券があり、2.2ユーロと安い。信用乗車方式なので切符を買わずに乗車できるが、万一検札が来ると面倒なので、よい子はちゃんと切符を買おうね!
ウィーン地下鉄 2.4ユーロ 355円 オーストリアの首都・ウィーンの地下鉄。ここの運賃形態は特殊である。最も安い1回券(2.4ユーロ)でも、同一方向の移動であって、途中下車しない限り、時間無制限で地下鉄・トラム・バスを利用できる。
ニューヨーク地下鉄 3ドル 410円 アメリカ・ニューヨークの地下鉄。普通運賃は、全線均一で3ドルである。メトロカードなどのICカードを使用すると、もう少し割引される。
ロンドン地下鉄 6.7ポンド 1135円 チューブの愛称で知られる、イギリスの首都ロンドンの地下鉄。その普通運賃は、全線均一で6.7ポンド。日本円に直せば1135円であり、ついに1000円の大台に乗ってしまった。ブエノスアイレス地下鉄の実に63倍の運賃である。ICカード・オイスターカードを利用すれば、初乗り運賃は2.8ポンド(474円)まで割引されるので、迷わずそちらを利用しよう。