台北市
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台北市(タイペイし)とは、台湾北部、淡水河下流域に開けている台湾の政治・文化の中心地である。台北とは「台湾の北部」を意味する。人口は2020年の時点で255万人[1]。中華民国の首都である。
概要[編集]
清の時代である1708年に集落が形成されたのが起源である。1875年、清により台北府が設置され、1894年に台湾省の省都となる。同年の日清戦争で清が日本に敗れ、1895年の下関条約で台湾が日本に割譲され、日本の統治下になると台湾総督府が置かれて1920年には市に昇格した(この時代は「たいほく」と呼ばれていた)。1945年に日本が太平洋戦争に敗れると中華民国の支配下となり、その中華民国が中国共産党との争いに敗れると1949年に中国国民党政府の拠点となった。1967年、行政院の直轄市に昇格し、これを機に都市再開発が進められてゆく。1978年、高雄市までの南北高速公路が全通し、1997年には地下鉄が開通するなど、交通の拠点としても近代化が進められてゆく。1992年には国際美術展の台北ビエンナーレの開催地が創設されている。
国宝級の美術品63万点を収蔵する世界最大級の故宮博物院をはじめ、孔子廟、中正紀念堂、竜山寺、南海学園の名所旧跡のほか、郊外には新北投温泉や陽明山などの行楽地も多い。
気候[編集]
外部リンク[編集]
- 台北市政府公式サイト
- 台北市観光ガイド - 台湾交通部観光局(日本語)