名鉄西尾線

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GN 西尾線
概要
系統西尾・蒲郡方面
起終点起点:新安城駅
終点:吉良吉田駅
駅数14駅
路線記号GN
ウェブサイト西尾線・蒲郡線
運営
西三軌道開業1911年10月30日 (1911-10-30)
碧海電気鉄道開業1926年7月1日 (1926-07-01)
最終延伸1942年12月28日 (1942-12-28)
廃止1943年12月16日 (1943-12-16)
(岡崎新駅 - 西尾口駅間)
所有者西三軌道

西尾鉄道+碧海電気鉄道(碧電)

愛知電気鉄道+碧電

名古屋鉄道+碧電

名古屋鉄道
路線諸元
路線総延長24.7 km (15.3 mi)
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
電化直流1,500 V,
架空電車線方式
運行速度最高100km/h[1]
外部リンク

西尾線(にしおせん)は、名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線。

特徴[編集]

愛知県安城市新安城駅西尾市吉良吉田駅を結んでおり、いずれも西三河地方の10万超都市の安城市と西尾市を通る。主要駅には新安城駅、南安城駅、西尾駅、吉良吉田駅などがある。名鉄名古屋本線名鉄蒲郡線と接続している。

桜井 - 南桜井間、西尾口 - 西尾間を除き、全線単線である。

乗降人員が多い駅は、新安城駅(約23,000人/日)、西尾駅(約10,000人)、南桜井駅(約5,600人)、南安城駅(約5,000人)、桜井駅(約4,700人)の順である。

歴史[編集]

詳細は「名鉄西尾線の歴史」を参照

西尾線は名鉄の線区で最も複雑な歴史を辿っている。ちなみに現在の西尾線は2代目で、今村(現・新安城)〜西尾口間は碧海線(へきかいせん)と呼ばれ、初代西尾線には、軽便鉄道を起源とする岡崎新〜西尾口間の路線もあった。

使用車両[編集]

  • 3000系列(3500系・3700系・3100系・3300系・3150系・9500系・9100系) - 急行・普通
  • 6000系列(6000系・6500系・6800系) - 急行・普通
  • 5000系 - 急行
過去
  • 1200系 - 特急

列車種別[編集]

  • 特急
    運行区間:吉良吉田→新安城→名古屋→須ケ口 (名古屋本線直通)
    本数: 1本/日(平日)
    西尾線内では主要な集落に停車するが、名古屋本線内は市中心駅クラスにしか停車せず、安城・西尾と名古屋を高速に結ぶ役割を担っている。現在は平日朝の吉良吉田発の、全車一般車の1本のみで少ない。
    過去には1時間ヘッドで運行され、蒲郡線への直通列車や平日朝に吉良吉田、西尾、南安城、新安城にしか停まらず、かつ知立も通過した名古屋方面の超速達特急が運行され、2023年3月17日までは西尾行一部指定席特急が夜間に設定されていた。
  • 急行
    運行区間: 鳴海・知立方面-新安城-吉良吉田 (日中は名古屋本線・津島線直通[注 1]
    本数: 2往復/時
    主要な集落を中心に停車するが、桜井-西尾間は停車駅が多く、矢作川下流のローカル輸送を担っている。西尾以南は各駅停車。朝夜には線内運行の急行がある。大半は神宮前から普通列車となり弥富着、もしくは佐屋発で名古屋まで普通列車として運用される。
    かつては一日1往復のみ、堀内公園と西尾口を除く全ての駅に停車する列車があった。
  • 普通
    運行区間: 新安城-西尾(-吉良吉田)
    本数: 2往復/時
    概ね集落毎に停車する。ほとんどが新安城-西尾の運行だが、早朝・深夜に、名古屋本線直通や吉良吉田発着となる列車もある。

駅一覧[編集]

駅番号 駅名 急行 特急 接続路線 所在地
NH17 新安城駅 NH 名鉄名古屋本線 安城市
GN01 北安城駅  
GN02 南安城駅  
GN03 碧海古井駅  
GN04 堀内公園駅  
GN05 桜井駅  
GN06 南桜井駅  
GN07 米津駅   西尾市
GN08 桜町前駅  
GN09 西尾口駅  
GN10 西尾駅  
GN11 福地駅  
GN12 上横須賀駅  
GN13 吉良吉田駅 GN 名鉄蒲郡線

廃駅[編集]

過去の接続路線[編集]

  • 南安城駅 : 名鉄安城支線 - 1961年7月30日廃止
  • 西尾口駅 : 名鉄(旧)西尾線 - 1943年休止、1959年11月25日廃止
  • 西尾駅:名鉄平坂支線 - 1960年3月27日廃止
  • 吉良吉田駅:名鉄三河線 - 2004年4月1日廃止

その他[編集]

  • 名古屋鉄道には名鉄尾西線(びさいせん)という名称の路線もあり、西尾線(にしおせん)と勘違いする慌て者もいるが、両者は明確に異なる路線である。なお直通先の尾西線で終点ということもあり、余計にややこしい。
  • 西尾線を主題とする全・西・あ計画という秀逸な個人サイトが存在する。

脚注[編集]

  1. 名鉄は2020年、安城市に直通を減らす考えが無いことを回答している[2]
  2. 自動改札機導入が必要な駅集中管理システム導入に伴う廃駅。2駅の他、碧海堀内駅(現・堀内公園駅)も整理対象となったが、安城市が改修費を負担することで駅存続が決まった。
出典
  1. 徳田耕一 『名古屋鉄道 今昔―不死鳥「パノラマカー」の功績』 交通新聞社〈交通新聞社新書〉、2017年8月、88頁。ISBN 978-4330819174
  2. 新安城駅改築への税負担について 安城市

外部リンク[編集]


名古屋鉄道(名鉄)の路線一覧
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