東武亀戸線

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東武鉄道
TS 亀戸線
Tobu8570f.jpg
亀戸水神駅を発車する8000系
基本情報
日本国旗.png日本
所在地東京都墨田区江東区
起点曳舟駅
終点亀戸駅
駅数5駅
路線記号TS
開業1904年(明治37年)4月5日
所有者東武鉄道
運営者東武鉄道
車両基地南栗橋車両管区春日部支所
使用車両8000系
路線諸元
路線距離3.4 km
軌間1,067 mm
線路数複線(曳舟駅構内は単線)
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置東武形ATS
最高速度65 km/h

東武亀戸線(とうぶかめいどせん : Tobu Kameido Line)とは、東京都墨田区曳舟駅から江東区亀戸駅までを結ぶ東武鉄道の路線。

歴史[編集]

東京と埼玉群馬に路線敷設計画を持つ東武は東京側のターミナル駅の確保に頭を悩ませていた。当初は業平橋からから越中島付近までの路線敷設免許を申請したが、この計画は却下され北千住から久喜までを暫定的に開業させた。

その後、北千住 - 越中島間の免許を浅草経由で建設する本線と現在の曳舟付近から亀戸へと至る支線の免許を申請し、いずれも許可された。これをうけ、本線の北千住 - 吾妻橋(現・とうきょうスカイツリー駅)間が1902年に、亀戸線区間となる曳舟 - 亀戸間は1904年に開業した。開業と同時に両国橋駅まで総武鉄道(現 : 中央・総武緩行線)との相互直通運転を開始し、亀戸が東武の東京側のターミナル駅になるかと思われた。

ところが、1907年に施行された鉄道国有法では地方の主要都市同士を結ぶ幹線格の民営鉄道が国有化することとなり、総武鉄道も見事にその対象となってしまう。この結果ターミナルは吾妻橋へと戻り、直通運転も貨物のみに縮小の上のちに廃止されている。

戦後は伊勢崎線の旅客数の増大や日比谷線半蔵門線との直通運転開始による旅客流動の変化を経て現在に至る。

運行形態[編集]

全列車が曳舟 - 亀戸間を運行する列車であり、途中駅での折り返しや通過運転は行われていない。平日朝は3運用で7 - 8分間隔、それ以外の時間帯は2運用10分間隔で運行されている。全列車がホームセンサーを用いたワンマン運転を行っているが、地方のワンマン列車でよくみられるような運賃箱・整理券発行機等々は設置されておらず、改札業務は駅で行っている。

車両は大師線と共通の8000系が専属で運用に入っている。両路線で4泊5日の運用のローテションを組んでおり、亀戸線内で朝だけ運用した車両が昼頃に西新井駅まで回送されて大師線の運用に入る。

駅一覧[編集]

駅番号 駅名 駅間キロ 累計キロ 標準所要時分 接続路線 所在地
TS-04 曳舟駅 - 0.0 0 東武鉄道:TS 東武スカイツリーライン 墨田区
TS-41 小村井駅 1.4 1.4 3  
TS-42 東あずま駅 0.6 2.0 4  
TS-43 亀戸水神駅 0.7 2.7 6   江東区
TS-44 亀戸駅 0.7 3.4 8 東日本旅客鉄道JB  総武線(各駅停車)(JB 23)

廃駅[編集]

  • 北十間駅(亀戸水神 - 東あずま間、1945年5月20日休止、1946年12月5日廃止)
  • 天神駅(小村井 - 十間橋通間、1956年10月31日休止、1957年5月20日廃止)
  • 十間橋通駅(天神 - 虎橋通間、1945年5月20日休止、1958年10月22日廃止)
  • 虎橋通駅(十間橋通 - 曳舟間、1943年12月26日休止、1945年3月10日廃止)

脚注[編集]

外部リンク[編集]

東武鉄道の鉄道路線
営業路線
本線
TS 伊勢崎線東武スカイツリーライン浅草押上 - 東武動物公園 - 亀戸線 - 大師線
TI 伊勢崎線(東武動物公園 - 伊勢崎 - 佐野線 - 小泉線 - 桐生線
TN 日光線 - 宇都宮線 - 鬼怒川線
TD 野田線(東武アーバンパークライン)
東上線
TJ 東上本線 - 越生線
廃止路線
本線 矢板線 - 千住線 - 大利根砂利線 - 東武和泉砂利線 - 借宿線 - 柳原線 - 小倉川砂利線 - 大谷線 - 徳川河岸線 - 仙石河岸線 - 戸奈良線 - 大叶線 - 会沢線
東上線 啓志線 - 根古屋線
独立線区 熊谷線 - 伊香保軌道線 - 日光軌道線 - 日光鋼索鉄道線
未成路線
本線 西板線
東上線 高島平線
独立線区 渋川線
TS 東武亀戸線の駅一覧
曳舟 - 小村井 - 東あずま - 亀戸水神 - 亀戸