日本にしかない言葉の一覧
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このページでは、他の言語では表すことが難しかったり、回りくどい表現になったり、概念として表せない日本語を列挙する。
あ行[編集]
- 阿吽の呼吸 : 日本人特有ともいえる雰囲気の測り方。
- イタイイタイ病
- 梅干:いちおう、英語では「メボス」という単語はある。
- エイエイオー : 語源は日本の武士集団の掛け声(勝鬨)で、英語に同様のフレーズはない。
- お疲れ様です : 労いの意味を含んだ挨拶。英語にこの表現は無い[1]。中国語では「辛苦了(ご苦労をおかけしました)」になるが、文字通り苦労をかけた意味になってしまい、日本のような軽いニュアンスでは使われない[2]。
- おかえりなさい(おかえりなさいませ) : 英語に同様のフレーズはない。「Welcome back」「Welcome home」は長旅から帰ってきた人を出迎えるときの台詞であり、日常的なあいさつでは用いない。
か行[編集]
- 柿ピー
- 隠れキリシタン
- 肩こり : 俗に「夏目漱石が生んだ言葉」「日本にしかない言葉」と紹介されることがある(が、正確性は疑問である)。
- カツカレー : cutletとcurryを組み合わせた和製英語。カツをカレーに乗せるのは日本発祥。
- カラオケ:英語でも「karaoke」となる。
- 過労死 : オックスフォード英語辞典にも「karoshi」として掲載されている。
- カンチョー
- 岩盤浴
- ぎなた読み
- キュン死に
- 競艇 : ボート競争自体は、イタリア語にレガッタという言葉もある。
- くっころ
- 悔しい : 近しい意味の言葉がなくはないが、完璧に意味が一致するものはない。
- 軽自動車 : スマート・フォーツーやタタ・ナノなど、軽自動車規格の輸入車はあるが、海外ではただの小型自動車として扱われる。
- けん玉
- 恋の予感 : BBCでも「翻訳不可能」として取り上げられている(外部リンク)。
- 交番 : 交代で番所(番屋)に詰めるので「交替番所」の略であり、江戸時代から一般的な制度である。警察制度の成立以降、日本で普及したため、日本の犯罪率の低さから制度と共に「Koban」の言葉も国外に輸出された。
- コマツナ
- 子持ち昆布
- 木漏れ日
- 転び公妨
さ行[編集]
- 残心 : 相撲道や茶道に必要とされる心遣い。
- 三文字作画
- 新幹線:英語で対応する単語は「bullet train(弾丸列車)」にあたる。フランス語ではTGV(高速列車)およびLGV(高速路線)。車内の自動放送では英中韓すべて「シンカンセン」と流れる。
- 寿司:英語でも「sushi」と訳される。
- 切ない : 近しい意味の言葉がなくはないが、完璧に意味が一致するものはない。
- サーティワンアイスクリーム:創業地の米国などでは創業者に因んだ「Baskin-Robbins」のチェーン名称が用いられ、日本だけのチェーン名称である。
た行[編集]
- 第三セクター:日本以外にない法人カテゴリー形態。
- 単枠指定
- 津波 : 大陸国家やイギリスを含む海外各国では、「高潮」との混用が問題になったため、「Tsunami」が世界語になった。が、実はイタリア語に maremoto という単語があるらしい。
- 佃煮
- 積ん読
- トランジスターグラマー
な行[編集]
は行[編集]
ま行[編集]
や行[編集]
ら行[編集]
わ行[編集]
参考文献[編集]
- エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳『翻訳できない世界のことば』(創元社、2016)
- 「木漏れ日」「ボケっと」「わびさび」「積ん読」が挙げられている。
脚注[編集]
- ↑ デビッド・パーカー『英語と仲直りできる本: ネイティブ講師が教える英語上手の秘訣』「お疲れ様です」の項、アルク出版、2003年。
- ↑ 中国語で「お疲れ様」仕事などで使いやすい表現集. 中国語スクリプト. 2019年5月6日閲覧.